在宅勤務が増えるにつれて、睡眠に悩みを抱える方も増えてきているようです。その原因の一つに、ON/OFFの切り替えがうまくいかないことが挙げられます。しかしこの悩み、もしかするとあるものを着ることで解消できるかもしれません。
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在宅勤務で寝不足に!?
このところ在宅勤務の方が増えています。とある会社が在宅勤務をしている1000人の男女を対象に行ったアンケートによると、40%ほどの方が睡眠に悩みを抱えていることがわかりました。
在宅勤務だと自分の好きなタイミングで寝ることができるので、むしろ睡眠の悩みは減りそうですが、なぜ悩みが増えているのでしょうか。
先ほどのアンケートによると、具体的な睡眠の悩みとして睡眠の途中で目が覚めてしまうことを挙げている方が最も多かったといいます。たとえ睡眠時間を十分に確保できたとしても、頻繁に目が覚めてしまうようなら質の良い睡眠ができているとは言えませんね。
ON/OFFの切り替えがうまくできないことが原因に
ではなぜ在宅勤務だと、睡眠の質が下がる傾向にあるのでしょうか。実はこれ、在宅勤務によりON/OFFの切り替えができていないことが原因の一つだとされています。家で仕事をすると、終わりなく仕事をしてしまうといった経験がある方もいるのではないでしょうか。
在宅勤務以降睡眠の質の低下を感じている方は、これまで以上にON/OFFの切り替えを意識することで、睡眠の悩みを解消できるかもしれません。このON/OFFの切り替えを助けてくれるアイテムが「パジャマ」です。
パジャマが質の良い睡眠を導くワケ
ではなぜパジャマが質の良い睡眠を導いてくれるのでしょうか?
眠りのスイッチを入れてくれる
皆さんは、「入眠儀式」という言葉をご存知でしょうか?これは子どもの寝かしつけにもよく取り入れられている手法です。
どういったものかというと、寝る前に必ず行うルーティーンを決めておき、そのルーティーンを行うことで自然に眠りのスイッチが入るように導く方法です。この入眠儀式は、子どもだけでなく大人にも有効です。
この眠りのスイッチに使えるものの一つが、パジャマなのです。洋服からパジャマに着替えることで自然と脳はリラックスモードとなり、眠くなるよう暗示をかけてくれます。また着替えるという行為により、仕事と日常のON/OFFの切り替えもしやすくなりそうですね。
すでにパジャマを着て寝ているけどあまり効果がないという方は、パジャマを着た後は仕事は一切しない、スマホも極力触らないようにするなど、もう少しON/OFFの切り替えを意識してみてくださいね。入眠儀式を増やしてみるのも有効かもしれません。
パジャマの機能性が睡眠に最適
ここまで読んで、「パジャマじゃなくて部屋着じゃダメなの?」と思った方もいるでしょう。もちろん仕事と日常の切り替えとして、仕事着から部屋着に着替えるのは有効でしょう。しかし寝る前にはやはりパジャマがおすすめです。
パジャマは質の良い睡眠を導くための、さまざまな機能を備えています。例えばパジャマは手首や足首が締め付けられていないため、余分な熱を外に逃がし、深部体温を効率よく下げることができます。
またゆったりとした作りなので、寝返りを妨げません。
さらにパジャマの生地は吸湿性の高いものが多く、寝汗をかいてもさらっと快適なことが多いでしょう。
反対に部屋着の多くはスエットやジャージ素材です。これらは生地が厚く熱がこもりやすかったり寝返りを打ちにくかったりするので、睡眠にはあまり向いていません。
良いパジャマの選び方
パジャマと一口にいっても、最近はさまざまな素材やデザインのパジャマが販売されており、そのすべてが睡眠に向いているかと言えばそういうわけでもありません。
パジャマを選ぶ際は、天然素材で肌触りがよく吸湿性の高いもの、ゆったりしていて袖口や襟ぐりが広いもの、といった点を意識して選びましょう。
パジャマを着て眠りのスイッチを入れよう
在宅勤務で眠りの質が落ちたと感じている方は、パジャマを眠りのスイッチに活用してみてくださいね。すでにパジャマを着て寝ているけど効果を感じられないという方は、もう少し意識的に、ON/OFFの切り替えをするようにしてみましょう。