難読漢字クイズです。
今回の問題は「鞠べる」!
「蹴鞠(けまり)」の「鞠」ですが、「まりべる」とは読みません。
目次
「鞠べる」の読み方のヒントは?
1.「鞠べる」は、送り仮名を含めて6文字の言葉になります。
2.容疑を詳しく調べて、真実を追求することです。
3.昭和のドラマなら、カツ丼が出てくるのかもしれません。
正解は…
正解は「とりしらべる」でした!
「取り調べる」と書くのが一般的ですね。
「鞠べる」と同じ意味で、「鞠訊(きくじん)」「鞠問(きくもん)」という言葉があります。
しっかり「鞠べて」から、罪を決定することを「鞠断(きくだん)」といいます。
「鞠」の読み方と意味
「鞠」の音読みは「キク」です。
訓読みは「鞠べる(とりしらべる)」の他に、「鞠(まり)」・「鞠う(やしなう)」・「鞠む(かがむ)」があります。
「鞠(まり)」は基本的に「毬(まり)」と同義で遊戯に使う球を指します。
「鞠う(やしなう)」を意味する言葉には、幼子を表す「鞠子(きくし)」、養育を表す「鞠育(きくいく)」などがあります。
「鞠む(かがむ)」を意味するのは、「鞠躬(きっきゅう・きくきゅう)」です。身をかがめる、慎む、かしこまる、一生懸命つとめに励むことを表します。
「鞠(まり)」の由来と歴史
「鞠」は、日本の伝統的な遊びや装飾品として古くから親しまれてきましたが、その由来と歴史についてご存知でしょうか?
「鞠」は、古代から遊びとして楽しまれ、また神事や儀式にも関わってきた重要な存在です。
その起源や変遷を探求することで、日本の伝統文化や風習の一端を知ることができます。
さまざまな時代背景に彩られた「鞠」の魅力に触れてみましょう。
日本の伝統的な遊びとしての起源をたどる
「鞠」は、日本の伝統的な遊びや装飾品として古くから親しまれてきましたが、その由来と歴史について詳しく見ていきましょう。
「鞠」の起源は古代にまで遡ります。
最も古い形態の「鞠」は、動物の皮や樹皮を球状にしたもので、この球体を蹴ったり、叩いたりすることで遊びました。
また、「鞠」は神聖なものとしても扱われ、神事や儀式においても使用されました。そのため、神社や寺院での重要な役割を果たすようになりました。
時代が進むにつれて、「鞠」の形状や材料も変化しました。
江戸時代には、布や紙で作られた鞠が広まり、遊びの幅も広がりました。特に、武士や貴族の間では「鞠投げ」という遊びが流行しました。この遊びでは、鞠を空中に投げ、手や足で受け止める技術や協力が求められました。
さらに、近代に入ると「鞠」は遊びの道具としてのみならず、装飾品としても重要な存在となりました。特に、茶道や芸能の世界では、「鞠」を美しいデザインや彩りで飾り、優雅さや風流を表現しました。
「鞠」の歴史をたどると、その起源や変遷には日本の伝統文化や風習の一端が垣間見えます。
古代から現代まで受け継がれてきた「鞠」は、遊びの楽しさや技術、神聖さ、美しさを兼ね備えた存在として、日本の文化に深く根付いています。
今日でも、「鞠」は伝統的な行事や祭り、特別な儀式などで使用されることがあります。
また、古典的な遊びとしての「鞠投げ」も現代においても楽しまれています。「鞠」の由来と歴史を知ることで、その伝統と文化の重要性を再認識し、日本の遊びとしての価値や意義を理解することができるでしょう。
「鞠」と日本語表現―多彩な意味や使い方について解説
「鞠」は、日本語の表現においても多彩な使い方がされていますが、その意味や使い方についてご存知でしょうか?
この記事では、「鞠」が持つ多様な意味や使い方を詳しく解説します。
「鞠」は、遊びや競技を指すだけでなく、団結や調和、優雅さなどの意味合いも含まれています。
また、「鞠」が使われることわざや慣用句も紹介します。さまざまな文脈で使用される「鞠」の表現の奥深さを探ってみましょう。
「鞠」が使われることわざや慣用句を紹介!
「鞠」は、遊びや競技を指すだけでなく、団結や調和、優雅さなどの意味合いも含まれています。
たとえば、「鞠を踏む」という表現は、慎重な行動や慎重な判断を意味します。
また、「鞠を持つ」という表現は、主導権や指導権を握ることを指すこともあります。
さらに、「鞠」は、神事や儀式においても使用されることがあります。
古くからの祭りや伝統行事では、鞠を使った神聖な儀式が行われてきました。これは、鞠が神聖な存在であり、人々の結束や信仰を象徴していることを表しています。
また、「鞠」は、ことわざや慣用句にも頻繁に登場します。
たとえば、「鞠蹴る」という表現は、困難な状況に果敢に立ち向かうことを意味し、「鞠打つ」という表現は、厳しく躾けることや指導することを指します。
これらの表現を通じて、「鞠」が持つ日本語の表現力と深い意味を感じることができます。
日本語の表現において、「鞠」は多様な意味や使い方を持つ言葉です。その表現の幅広さと深さは、日本の文化や風習、思考のあり方に根ざしています。
日本語の表現力を探求する上で、「鞠」という言葉を理解し、その使い方を身につけることは重要です。さまざまな文脈で使用される「鞠」の表現の豊かさと魅力に触れてみましょう。