今日の難読漢字は
「分葱」
「水鶏」
「矮鶏」
「椪柑」
「山桜桃」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「分葱」
野菜の「葱(ネギ)」が入っているこの漢字、どこをどうみても「何かの葱」であることは「分かり」ますね。
もしや、「葱だと分かる」野菜だから「分葱」?
でも、「葱」がつく野菜といっても、「長ネギ」「玉ネギ」「深谷ネギ」くらいしか思いつきませんが、「分葱」っていったい何でしょうか。
ここは素直にヒントを見て、未知なるネギに迫ってみましょう!
「分葱」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 正式にはネギの種類ではないので、「〇〇ネギ」とは読みません。
ヒント➁ 「〇〇ぎ」の3文字です。
ヒント③ 脇の下から生える毛の名前に似ています・・・。
「分葱」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「わけぎ」です!
名前が「脇毛(わきげ)」に似ていますが、「わけぎ」ですwww
「わけぎ」は、玉ネギと同様、球根をつける多年草の一種であり、一般的に野菜として食されています。
熊本県の方では「一文字(ひともじ)」、大分県の方では「千本(ちもと)」とも呼ばれて親しまれています。
日本では、あまり家で並ぶような家庭料理には使われていませんが、有名なものと言えば、韓国料理のチヂミでしょう。
やはりネギ系の野菜は薬味として、料理の味を深くしてくれるスパイスとして重宝しますね!
2つ目の漢字は「水鶏」
シンプルに「水と鶏」と書く「水鶏」。
どこからどうみても、水辺や沼地などに生息している鳥という感じがしますね。
でも、あえて「水鳥」と表記しないところに何かヒントがあるのかもしれません。
意味やイメージは分かるのに、読めそうで読めないこの漢字、いったい何と読むのでしょうか?
「水鶏」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 沖縄のある島にしか生息しない鳥の名前にも入っています。
ヒント② 「〇〇〇」の3文字です。
ヒント③ 忍者が使う武器はクナイですが、これと名前が似ています!
「水鶏」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「クイナ」です!
沖縄にいる「ヤンバルクイナ」の名称でもおなじみ、「クイナ」とは鳥なのに飛べない鳥、または苦手な鳥の総称です。
字のごとく、湿原や沼地に生息している個体が多く、飛んで遠くに行けないため生息範囲は限られていることが多く、また、人間や動物から食用のため捕獲対象となることなどもあって、絶滅に瀕している個体も多いのが特徴です。
世界中にいる「水鶏」が、これからもずっと生き続けられる地球環境を維持したいものですね!
3つ目の漢字は「矮鶏」
「矮鶏」は「鶏」の字が入っていることから、鳥類であることは確かなようです。
でも、1文字目の「矮」は漢字検定1級の難読漢字で、これが読めないとさっぱり分かりませんね。
この「矮」という字は、音読みは「わい、あい」、訓読みは「ひくい、みじかい」と読みます。
1文字だけで「背が低い」という意味がありますので、「背の低い鶏」に正解の糸口がありそうですね!
「矮鶏」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これはニワトリ?
ヒント➁ 小学校の飼育小屋にいるイメージです。
ヒント③ 「〇〇ボ」の3文字です。
「矮鶏」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「チャボ」です!
小学校の飼育小屋で飼う動物の定番である「チャボ」。
私が小学生の頃には、「チャボ」と「ニワトリ」はどう違うのか?と疑問に思っていましたが、「チャボ」は「ニワトリの品種名」を表す名前なので、ずばりニワトリです。
また、一般的には足が短く、背丈も小さいことから「矮」の字が使われるようになったとか。
そんな「矮鶏」は、昔から鑑賞用として育てられてきた歴史があり、天然記念物にも指定されている動物です。
名前の由来は、室町時代前後の朱印船貿易や南蛮貿易で「チャンパ王国」との交流の中で輸入された鶏だったことから、「チャンパ→チャボ」となったそうです。
でも、まさか小学校の飼育小屋にいた「ニワトリのような鳥」が天然記念物だったなんて当時は思わずに、よく追いかけ回してました・・・。
4つ目の漢字は「椪柑」
「椪柑」の漢字は読めないけれど、明らかに2文字目は「柑橘系」や「蜜柑」の「柑」という漢字ですよね?
ということは、柑橘系の果物で「〇〇カン」と読めそうです。
こんなにストレートに予想が当たるかは分かりませんが、ヒントも見ながら確信に変えていきましょう!
「椪柑」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 予想通り、「〇〇カン」と読みます。
ヒント➁ 最初の2文字を使ったジュースも有名です。
ヒント③ 見た目は蜜柑の大きいやつです!
「椪柑」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ポンカン」です!
今回はそのまま予想が的中しましたね!
この「椪柑」の「ポン」は、原産地であるインドの「プーナ」のスペルが「Poona」であり、「ポン」と読めることから、「プーナで採れる蜜柑→ポンカン」と名づけられたそうです。
現在では、日本の各地でも栽培され、特に南の九州などの地域でたくさんの品種が栽培されるようになりました。
味は、蜜柑よりも大味という点は否めませんが、「椪柑」はカリウムや葉酸を多く含んでいる特徴があり、さらに果実を包む皮の部分には動脈硬化を防ぐ働きのあるビタミンPを含むなど、貴重な果物の一つでもあります。
今度、八百屋さんで見かけたら、ぜひご賞味あれ!
5つ目の漢字は「山桜桃」
「山に咲く桜と桃」。
言葉に出してみると綺麗な情景が浮かんではきますが、この3文字で何と読むかはピンときませんね・・・。
そもそも、桜と桃ってピンク色という共通点はありますが、言葉や意味におけるイメージはかけ離れていて、まさに難読漢字の問題といった感じがします。
漢字は簡単ですが、いったい何と読むのか一緒に考えていきましょう!
「山桜桃」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これはサクランボのような実をつける植物です。
ヒント➁ 桃というより「梅」です。
ヒント③ 「ゆ〇〇〇め」の5文字です。
「山桜桃」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ゆすらうめ」です!
「ゆすらうめ」って、皆さんご存じですか?
「ゆすらうめ」は、甘酸っぱい赤い小さな木の実をつける、可愛らしい樹木です。
樹の大きさは、大きくてもせいぜい1~2m程度の小さいもので、盆栽で育てるような大きさと思った方がイメージしやすいです。
名前に「桃」や「うめ」が入っていますが、それは木の実が「うっすら縦の割れ目が入っていていて、その形が似ているため」とも言われています。
実がなれば、そのまま生で食べても美味しい「山桜桃」。
でも、カラスなどの野鳥にも大人気ですので、実がなったらすぐに食べないとすぐになくなってしまいますのでご注意を!
まとめ
今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?
ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!