今回は「浅傷」「約める」「躙る」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「浅傷」
「浅傷」の読み方をご存じでしょうか?
「あさきず」や「せんしょう」は、どちらも間違いです。
浅も傷もよく見かける簡単な漢字なのに、熟語になると意外に難しいですね。
しかし、正解は決して難しい言葉ではありませんよ。
さて、あなたには読むことができますか?
「浅傷」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- 浅傷を負う
- 対義語は「深傷」
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「浅傷」の読み方!正解は!?
正解は「あさで」です!
ヒントで紹介した、対義語は「ふかで」と読みます。
「浅傷(あさで)」が浅い傷のことであるのに対して、「深傷(ふかで)」は深い傷のことですね。
一般的には、「浅手」「深手」と書くことの方が多いようです。
傷を負った場合に割と耳にする言葉ですが、「浅傷」と書くことは知らなかった方が多いのではないでしょうか。
軽い傷を意味する言葉としては他に「軽傷」「薄手」「かすり傷」などがあります。
2問目はこの漢字!「約める」
「約める」の読み方をご存じでしょうか?
「約束」の「やく」ですが、「やくめる」と読むのは間違いですよ。
一般にはあまり聞かない言葉なので、読めた方はすごいかも。
さて、あなたには読むことができますか?
「約める」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 意味は、縮めたり省略したりすること
- 「約めて言えば、こういうことです」のように使います
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「約める」の読み方!正解は!?
正解は「つづめる」です!
と、正解を聞いても、何のことかわからないという方も、多いのではないでしょうか?
「つづめる」とは、縮めると同じような意味です。
たとえば、着物の丈を縮めることを「着物の丈をつづめる」と言ったり、文章を省略することを「つづめて言う」といった風に使います。
また、お金を節約することを「出費をつづめる」という風に表現する場合もあるようです。
現代ではほとんど使われない言葉ですが、国語辞典にも掲載されているので、覚えておいてくださいね。
最後はこの漢字!「躙る」
「躙る」の読み方をご存じでしょうか?
「踊る」と少し似ていますが、「おどる」と読んでしまうと恥ずかしいかも…
しかし、この単語自体は一般的な言葉ですよ。
さて、あなたには読むことができますか?
「躙る」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です。
- 座った状態のままで、ひざを付いて進むことをいいます。
- 「躙り寄る」という言葉はよく耳にしますよ。
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「躙る」の読み方!正解は!?
正解は「にじる」です!
「にじる」という言い方はあまり使われませんが、「にじり寄る」「踏みにじる」といった表現はよく耳にしますね。
ヒントで紹介したように、座ったままで、ひざを付いて進むことを「にじる」と言います。
「にじる」には「踏みにじる」のように、「押し付けてこすりつける」という意味もあります。
「踏みにじる」は、人の名誉を傷つける行為としてもよく使われる言葉ですね。
また、「蹂躙(じゅうりん)」という熟語も「踏みにじる」ことを意味する言葉です。