今日の難読漢字は
「展べる」
「衆い」
「蕪」
「甘橙」
「飛白」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「展べる」
「展べる」の読み方をご存知でしょうか?
「展覧会」の「てん」なので「てんべる」?
では、もちろんありません。
さて、あなたには読むことができますか?
「展べる」の読み方のヒントはこちら
- 「展」を訓読みにすると?
- ひらがなで書くと、送りがなを含めて「〇べる」の3文字
- 並べる、つらねるといった意味
以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。
「展べる」の読み方!正解は!?
正解は「のべる」です!
「展」という字は「展示(てんじ)」や「出展(しゅってん)」のように、ほとんど音読みで使うので、訓読みは非常に難しいですね。
「展」には、並べる、つらねる、広げる、一般に見せる、現れるといった意味があります。
ヒントでも紹介したように「展(の)べる」は並べる、つらねるといった意味。
ただし「展げる」は「ひろげる」と読み、巻物をひろげるとか、新聞をひろげるといった意味で使います。
送りがなが替わると読み方や意味も替わってしまうため、注意が必要ですね。
2つ目の漢字は「衆い」
「衆い」の読み方をご存知でしょうか?
「大衆(たいしゅう)」の衆だから「しゅうい」?
では、もちろんありません。
あなたには何と読むかわかりますか?
「衆い」の読み方のヒントはこちら
ひらがなで書くと、送り仮名を含めて「〇〇い」の3文字です。
「大衆」「民衆」「衆知」「公衆」などの熟語から連想すると、その意味から読み方がわかるかも?
「衆い」の読み方!正解は!?
正解は「おおい」です!
ヒントで紹介したように「大衆」や「民衆」などの熟語の「衆」の字は、全て大勢の人といった意味を持ちますね。
「衆(おお)い」は、多くのものや、もろもろ、数が多いといった意味になります。
意外なことに「衆」の字は小学6年で習う漢字なので「おおい」という読み方もその時に習ったはずなのですが…
おそらく、多くの人が忘れてしまっているのではないでしょうか。
一般には「大衆」という熟語のように「しゅう」と読むことがほとんどなので、「おおい」という読み方を使うことは、ほぼありません。
「『衆い』って何て読むか分かる?小学校で習ったよ」と、クイズにして家族や友達に聞いてみてくださいね。
3つ目の漢字は「蕪」
「蕪」の読み方をご存知でしょうか?
草冠がついているので、植物でしょうか…
「なし」はもちろん、不正解です。
漢字検定準1級レベルの難読漢字。
さて、あなたには読めますか?
「蕪」の読み方のヒントはこちら
- 野菜の名前です
- ひらがなで書くと「〇〇」の2文字
- 関西地域では「〇〇〇」の3文字で呼ばれることも
以上の3つのヒントで考えてみてくださいね
「蕪」の読み方!正解は!?
正解は「かぶ」です!
ヒントで紹介したように、主に関西地域では、3文字で「かぶら」と読む場合もあります。
最近はスーパーへ行っても、野菜売り場の商品札に漢字が使われることが減りました。
身近な野菜でも、漢字で書かれると「何それ?」となることが多いですね。
かぶは冬~春の野菜で、俳句では冬の季語として使われるため、俳句を詠まれる方はすぐに正解が分かったかも知れません。
かぶはビタミンCやカリウム、食物繊維などの栄養が豊富な野菜です。
また、かぶの葉の方には、ビタミンB₂、β-カロテン、カルシウム、葉酸などが豊富に含まれるので、葉も捨てずに食べることをオススメします!
4つ目の漢字は「甘橙」
「甘橙」の読み方をご存知でしょうか?
「かんだいだい」はもちろん、間違いです。
ちなみに「あまだいだい」という読み方もありますが、今回はそれ以外で答えてくださいね。
さて、あなたにはわかりますか?
「甘橙」の読み方のヒントは?
- スーパーにも売っています
- 橙色のフルーツといえば…
以上2つのヒントで考えてみてください。
「甘橙」の読み方!正解は!?
正解は「オレンジ」です!
ヒントで、ほとんどの方がわかったかも知れませんね。
日本ではみかん類は「橙(だいだい)」と呼ばれることが多く、オレンジは橙(だいだい)の中でも特に甘いため「甘橙(あまだいだい)」と呼ばれました。
冒頭で書いた「あまだいだい」はオレンジの和名で、現代では「甘橙」と書いて「オレンジ」と読まれるようになったのです。
「だいだい」という言葉には「長年続く」という意味があるため、何年も実がなり続けるという意味をあらわしているようです。
そのため「甘代々」と書かれることもあります。
5つ目の漢字は「飛白」
「飛白」と書いて何と読むか知っていますか?
漢字の書体で「飛白」と書いて「ひはく」と読む書体がありますが、今回は「ひはく」以外の読み方を正解とします。
さて、あなたにはわかるでしょうか?
「飛白」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと、3文字で「〇〇〇」
- かすれたような模様のこと
- 「飛白の浴衣」などといいます
以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。
「飛白」の読み方!正解は!?
正解は「かすり」です!
「飛」も「白」も小学校で習う漢字ですが、組み合わせるとまさしく難読だといえるでしょう。
「飛白(かすり)」とは、和物の生地によく見かける、所々かすれたようになっている模様のことです。
ヒントにも書きましたが、浴衣によく使われていますね。
冒頭で書いたように「飛白(ひはく)」と呼ばれる、筆でかすれ書きにした書体があります。
着物などのかすり模様が「飛白(ひはく)」に似ていたので「かすり」と読むようになったようです。
また「絣」と書いても「かすり」と読むことができます。
まとめ
今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?
ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆
最後までお読みいただきありがとうございました!