今日の難読漢字は
「食火鶏」
「雎鳩」
「戴勝」
の3つです。
さあ、何と読む?
目次
まず最初の難読漢字は「食火鶏」!
一見、「ひくいどり」?と思ってしまいますが、よく見ると順番が逆になっていますね。
「火食鳥」ならまだしも、最後の文字も「鶏」ですし、確信が持てないところです。
そもそも「ひくいどり」だけ聞くと、ゲームの中に出てきそうな「火を吐く鳥」や「炎をまとった不死鳥」のようなイメージがありませんか?
そのため、ゲームの中ではなく「ひくいどり」が実在しているのかも怪しくなってきました・・・。
もしかして、「火が通りやすく、食用として開発した鶏」のことかも!?
「食火鶏」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇〇どり」の5文字です。
これはダチョウに似た姿形をしています。
「食火鶏」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ひくいどり」です!
えー!やっぱり「ひくいどり」なんですね。
確かに、順番を合わせた「火食鳥」の方が一般的には表記されますが、トサカがあることから「鶏」の字を使い、さらに順番も逆にした「食火鶏」とした表記もあるんです。
ちなみに、「ひくいどり」は実在していて、ダチョウを少し小さくして、頭にトサカをつけた見た目をしているのが特徴です。
顔や首のあたりは青色、トサカは黄色、喉には赤い肉垂れがあるなど、かなりカラフルな鳥なので、「火を食う」よりは「火をまとう」の方が合っている気がします。
次の難読漢字は「雎鳩」!
2文字目が「鳩(ハト)」ですから、恐らく鳥類で間違いない「雎鳩」。
それにしても、1文字目の「雎」が難しくて、さっぱり見当もつきません・・・。
「雎」はもちろん漢字検定1級の漢字で、部首は右側の部分で「ふるとり」といいます。
ということで、この字だけでも「鳥」を表していて「雎鳩」と同じ読み方ができます。
例えで、「淑女」を表すこともあるそうですが、余計分かりませんねwww
「雎鳩」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇ご」または「〇〇〇〇う」です。
初級、中級、上級。この中に正解がある!?
「雎鳩」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「みさご」または「しょきゅう」です!
2つ読み方がありますが、どちらも聞きなれない単語ですね。
「雎鳩」とは、「鳩」の字がついてはいますが、「鷹」科の鳥のことです。
北極や南極などの極地を除けば世界のあらゆるところに分布している、全長60cmくらいの大型の鳥です。
鷹科の鳥らしく、翼を広げるとなんと2m近くもなり、大空を翔ける雄大さには感動します。
ただ1点、他の鷹と異なるところは「魚が大好き」なところ。
魚を獲るためだけに発達した脚の爪なんかもあり、「鷹=森のハンター」という図式ではなく、「雎鳩=漁師」というのが面白いですね!
最後の難読漢字は「戴勝」!
なんとなく男性の名前にも見えてくる「戴勝」という漢字ですが、そもそも1文字目は何と読むか分かりますか?
この字だけずっと見ててもピンときませんが、「何かヒントを頂戴!」と書いてあれば誰もが「だい」と読めますよね!
ということで、「戴」という字は「だい」や「たい」と読み、「いただく」や「頭の上に乗せる」といった意味をもつ漢字になります。
ただ今回の難読漢字は、意味や漢字の読み方が分かったところで正解ができない、特殊な読みをするパターンなので、ヒントを見るしか「勝ち」はなさそうです・・・。
「戴勝」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇〇〇ら」の5文字です。
これは鳥の名前で、漢名は「たいしょう」です。
「戴勝」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「やつがしら」です!
「やつがしら」とは、体長25~30cmほどの黄色い鳥のことです。
全身が黄色をベースにして黒い模様がところどころにあり、頭にも冠のような黄色い羽がいくつもあって可愛いらしい見た目をしているのが特徴です。
日本ではほとんど見かけませんが、中央アジアや南アフリカを主な生息地としており、ごく少数、冬になると日本にも渡ってくることがあるそうです。
キリンのような、シマウマの黄色版のような柄をした鳥がいれば、それは「戴勝」かもしれませんね!