今回は「仄めかす」「腸」「顛末」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「仄めかす」
「仄めかす」の読み方をご存じでしょうか?
「灰」という字に似ていますが「はいめかす」ではありません。
漢字検定1級レベルの難読問題です。
さて、あなたには読むことができますか?
「仄めかす」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇めかす」の5文字
- はっきりとは言わず、それとなく態度や言葉などに表すこと
- 彼女は引退を仄めかしていた
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「仄めかす」の読み方の読み方!正解は!?
正解は「ほのめかす」です。
日常的に使う言葉ですが、漢字は知らなかった方が多いのではないでしょうか。
「ほのめかす」とは、ヒントにも示したように、それとなく態度や言葉で表すことをいいます。
同じような意味の言葉に「匂(にお)わす」がありますね。
ほとんど同じ意味ですが「ほのめかす」が、言葉よりも態度で相手に知らせるという意味が強いのに対して「匂わす」は、主に言葉によって感じさせるといった点が異なります。
2問目はこの漢字!「腸」
「腸」の読み方をご存じでしょうか?
今回は「ちょう」以外の読み方を正解とします。
「ちょう」以外の読み方とは言っても、やはり人や動物の体に関係あるような気はしますよね…
さて、あなたには読むことができますか?
「腸」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です。(省略して2文字で言う場合もあります)
- 内臓のこと。
- 激しい怒りを「腸が煮えくり返る」などと表現することも。
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「腸」の読み方!正解は!?
正解は「はらわた」です!
省略して「わた」と読まれる場合もありますよ。
そもそもは大腸のことを「はらわた」と呼んでいましたが、次第に内臓全般を指して言うようになりました。
また「はらわた」という言葉は単に内臓というだけでなく「心」や人の「性根」を指して使われることもあります。
ヒントで紹介した「はらわわたが煮えくり返る」という表現も「はらわた」を人の「心」に置き換えて言う例です。
他にも「はらわたがよじれるほど笑った」「はらわたの腐った奴」などの言い方がありますね。
最後はこの漢字!「顛末」
「顛末」の読み方をご存じでしょうか?
「真」という字が使われていますが「しんまつ」と読むのは間違いです。
日常的にはあまり使わない言葉ですが、聞いたことがないような言葉ではありません。
さて、あなたには読むことができますか?
「顛末」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 「物事の初めから終わりまで」という意味
- ことの顛末
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「顛末」の読み方!正解は!?
正解は「てんまつ」です!
「顛」という字には「てっぺん」「頂き」という意味があるため「顛末(てんまつ)」は「物事の始まりから終わりまで」という意味になります。
この言葉は、一般にうまくいった物事には使いません。
何かの事件がおきたり、仕事がうまくいかなかった場合などに、ことの発端や経緯、結末などを確認するために使う場合がほとんどです。
なお「てんまつ」を「転末」と表記しているのをたまに見かけますが、それは間違い。
間違えやすいので注意しましょう。