漢字読み講座

【今日の難読漢字】「紺青」「算盤」「端役」「祈祷」「塗れる」あなたは読めますか?

今日の難読漢字は

「紺青」

「算盤」

「端役」

「祈祷」

「塗れる」

の5つです。

さて、なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「紺青」

どちらも「青い色」を表す「紺」と「青」から成る「紺青」。

 

パッと見、「刺青(いれずみ)」と読んでしまったのは私だけでしょうか・・・。

 

似たような言葉として「紺碧(こんぺき)」がありますが、この言葉も2つの漢字とも「青い色」を表しているものです。

 

今回の「紺青」は、読み方の他にも意味についても考えていきましょう!

 

「紺青」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇〇〇〇」の5文字です。

ヒント② 色を表す言葉ではありません。

ヒント③ 「青」の部分は「さお」や「せい」とは読みません。

 

「紺青」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「こんじょう」です!

 

「紺青」とは、「濃い青色をした顔料」のことです。

 

製法は、鉄のシアノ錯体に過剰量の鉄イオンを加えることで出来る物質なので、粉状になった「紺青」を吸い込むと健康を害する恐れのある顔料でもあります。

 

その色は、深い青色が特徴で主に絵画などで利用されてきました。

有名なところでは、ゴッホの「星月夜」や歌川広重の「京都名所之内 淀川」の青い部分で使われています。

 

ぜひ自分の目でも「紺青」の綺麗な色を確認してみてくださいね!

2つ目の漢字は「算盤」

算数の「算」と「盤」から成る「算盤」。

 

実はこれ、昔の日本では日常的に使う「道具」として親しまれてきたものですが、何か分かりますか?

 

「算盤」が読めてしまうと、年齢がばれてしまいそうなので、あえて分からないフリもありかもしれませんwww

 

現代を生きる若者の皆さんは、ぜひヒントを参考に考えてみてくださいね!

 

「算盤」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇〇〇」の4文字です。

ヒント② 昔は小学校で日常的に習いました。

ヒント③ 今は「電卓」ですね。

 

「算盤」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「そろばん」です!

 

「算盤」といえば、計算を素早く間違えずにするための商業道具で、昔は小学校で毎日のように授業で使用したものです。

 

あ・・・、そういう風におじいちゃんが言ってました。

 

近年は電卓が開発されたので、その存在意義が失われつつありますが、「算盤」が出来るようになると、頭の中で「算盤」の玉をイメージすることができ、計算や暗算が正確かつ素早くできるという利点があります。

 

そのため、今でも「算盤塾」や「算盤大会」があるくらいで、使いこなせると算数や数学が得意になるのでおススメですよ!

3つ目の漢字は「端役」

舞台に出演する人にとっては、誰もが経験する「端っこの役」。

 

「脇役」よりももっと目立たない「チョイ役」のようなイメージがありますが、どうでしょうか?

 

意外にも、「端っこのような役」の意味から転じて他の言葉を表している場合もありますよね・・・。

 

今回は目立たない「端役」、これが正しく読めないといつまでも「端役」止まりかも??

 

「端役」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「はしやく」とは読みません。

ヒント② 「〇〇〇」の3文字です。

ヒント③ 「役」の部分は「やく」と読みます。

 

「端役」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「はやく」です!

 

「端役」とは、読んで字のとおり、「舞台劇やドラマなどで主役ではない役割の人のこと」です。

 

いわゆるチョイ役ですね。

 

基本的には、ただ通りすぎるだけの人や背景として動かない役割の人だったり、まさに演劇における一番下っ端の役とも言えますが、言い方を変えれば大事な下積みですね。

 

何の世界でもそうですが、確かな基礎・基本や下積みがあって大成するもの。

 

もし、あなたが今「端役」として頑張っているなら、きっとその努力は報われます!

4つ目の漢字は「祈祷」

結婚式やお正月などで使いそうな「祈祷」という言葉。

 

おめでたい席や喜ばしい感じがする一方、お寺や神社などに関係する祭事のほか、呪術的な言葉のようにも思えてきます。

 

ヒントとしては、2文字目の「祷」も「祈る」という意味がある言葉。

 

「祈る×祈る」で、いったい何を祈るの!?

 

「祈祷」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。

ヒント② これをやる人は主に神主さんです。

ヒント③ 「祈」の部分は「き」と読みます。

 

「祈祷」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「きとう」です!

 

「祈祷」とは、「依頼者の願いや思いを代理で伝え、その加護を受ける(受けさせる)行為」のことです。

 

一般的に「祈祷」というと、神様に対して行うイメージがあるので、「神社」に関係した言葉と思われていますが、仏様に対して願いを聞いてもらう意味合いもありますので、対象がお寺でも使われる言葉です。

ちなみに、よく似た言葉に「祈願」がありますが、「祈祷」は神主さんや祈祷師、お坊さんが代わりに行うのに対し、「祈願」は自身が直接お願いすることです。

 

そう言われれば確かに、「合格祈願」とは言いますが「合格祈祷」とは言いませんね!

5つ目の漢字は「塗れる」

「塗れる」の読み方をご存知でしょうか?

「ぬれる」とも読めますが、今回はもう一つの読み方で答えてください。

さて、あなたには読むことができますか?

「塗れる」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇れる」の4文字です
  2. 意味は、汗やゴミなどで汚れること
  3. ホコリだらけになることを「ホコリ塗れ」などと言います

以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。

「塗れる」の読み方!正解は!?

正解は「まみれる」です!

「泥にまみれる」「汗にまみれる」など、日常でよく見聞きにする言葉なのに、漢字で書くことは滅多にない、難読漢字だといえます。

ちなみに「塗る」と書いた場合、一般的には「ぬる」と読みますが、古文では、「まみる」という読み方になります。

「まみる」は「まみれる」の文語形で、意味は「塗(ぬ)る」と同じです。

「まみる」という言い方もあるんだと覚えて置けば、「塗(まみ)れる」という読み方も覚えやすいかも知れませんね。

まとめ

今日の難読漢字5つ、あなたはいくつ読めましたか?

ぜひまた漢字クイズに挑戦してみてくださいね☆

最後までお読みいただきありがとうございました!