漢字読み講座

「詰る」「点す」「木履」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「詰る」「点す」「木履」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「詰る」

「詰まる」という単語は、「つまる」と読みますよね。

それでは、これはどうでしょう。

「詰る」という言葉。

「つまる」の送り仮名を一部省略したものとされることもありますが、実はもう一つ読み方があります。

あなたはスラスラと読むことができますか?

「詰る」の読み方のヒントは?

「詰る」の意味は「相手を責め立て、問い詰める」というものです。

この表現はあまり日常会話では用いられませんが、時々新聞や書籍、ナレーションなどで使われることはあります。

読み方は「〇〇る」。

分かりましたでしょうか?

正解は…

正解は…

なじる

でした!

同じ意味の言葉に「詰問する」というものがありますが、「詰」という漢字に「厳しく問い詰める」という意味があるため、同じ漢字が使われているんです。

ぜひこの機会に読み方と意味、両方しっかりと知っておきましょう。

漢字をちゃんと読むことができれば、人に「詰られる」ことも少なくなるかもしれません。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

2問目はこの漢字!「点す」

「点す」

点数・弱点・原点・点検など「点」は日常生活でよく見かける馴染み深い漢字です。

ではこの場合はなんと読むのでしょう?

「点す」読み方のヒントは?

ヒントは、この言葉は明るさに変化があったときに使います。

類語としては

「照らす」

「スイッチを入れる」などが挙げられます。

「点す」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

 

「ともす」

です!

「部屋のあかりを点す」

「ランプを点した」

などのように使います。

「点火」という言葉からわかるように「火(あかり)」が転ずることからこの漢字が使われるようになりました。

「ともす」は「灯す」という漢字を使う場合もあります。どちらを使っても間違いではありませんが、ろうそくや暖炉など炎のあかりに対して「灯す」、照明など電気製品のあかりに「点す」がよく使われます。

「あかりをつける」という言い方もありますが、この場合も漢字は「点ける」です。「つける」より「ともす」の方が、情緒があって雰囲気がでますね。

最後はこの漢字!「木履」

「木履」という漢字、ずばり「木の履物」でしょうか?

 

はい、正解です!

 

では、その読み方は?と聞かれてしまうと答えに困ってしまいますね・・・。

 

普通、靴は革やナイロン、または藁で編んだ草履のような、柔らかい素材が使われているのが定番ですが、今回は硬い木。

 

もちろん、「げた」や「きぐつ」とも読めますが、今回は別の読み方をお願いします!

さあ、そんな木でできた靴、あなたは読めますか?

 

「木履」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① そのまま見た目は「下駄」です。

ヒント➁ 女の子が履くものの名称です。

ヒント③ 学校の七不思議の「こっくり」さんに似ています。

 

「木履」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「ぽっくり」です!

 

ちなみに、「ぽっくり」って皆さんご存じですか?

「ぽっくり」とは、女の子が履く「下駄」のことを指しますが、下駄の形は底が平らで四角いイメージがありますよね?

「ぽっくり」は、今でいうところの「厚底ブーツ」。底の部分はつま先に行くにつれて低くなっていて、横から見ると船のような形をしています。

京都の舞子さんが履いている履物をイメージしても良いかもしれません。

 

名前の由来は、歩く音の「ぽくり、ぽくり」から来ているそうで、見た目もネーミングもなんとも可愛らしい履物ですね!

ABOUT ME
mint_02
ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!