「項(こう)」も「垂れる(たれる)」も、それほど難しい漢字ではないのに、「項垂れる」は「こうたれる」ではないんです!
それでは、「こうべたれる」では?
…と思ったあなたも、残念!
「こうべたれる」でもないんです。
「こうべ」は「頭」や「首」と書きますもんね・・・
それでは何と読むのか、さっそく見ていきましょう!
「項垂れる」の読み方のヒントは・・・?
読み方は、ひらがなで「〇〇だれる」です!
そして「垂れる」には、次のような意味があります。
- 先端が下がった状態になる
- しずくになって落ちる
さらに「項」という漢字には、次のような意味があるんですよ。
- 物事を小分けにした1つ1つ。
- 代数式や数列などの構成要素。
- うなじ。
なんと!「項」は「うなじ」という意味・読み方もあるんです。
さあ、もう分かりましたよね?
「項垂れる」の読み方の答えは・・・
正解は、「うなだれる」でした!
失望や恥ずかしさから、心配事や考え事のため、首を前に垂れてうつむく様子を表す言葉です。
「試験の結果が振るわず、不合格の通知に項垂れた」
「先生に叱られて、しょんぼりと項垂れた」
などと使われます。
「項」は「うなじ」という意味があると前述しましたが、「項髪(うながみ)」などのように「うな」とも読むのです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!