今回のお題は「右ける」「端倪」「禁める」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「右ける」
「右ける」
「右」という生活の中でよく見かける漢字。「みぎ」の他にも「左右(さゆう)」の「ゆう」で「ゆうける」でしょうか。「右折(うせつ)」の「う」で「うける~!」というわけでもありません。
「右ける」読み方のヒントは?
ヒントは、誰かを補助したり力を貸すことを表す時につかいます。
類語としては
「手伝う」
「救う」などが挙げられます。
「右ける」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「たすける」
です!
主に神仏や自然が救ってくれる場面で使われますが、現在は「佑ける」や「祐ける」を使うことが多くなっています。
「たすける」という漢字は「助ける」が一般的です。他にも「扶ける」「救ける」「援ける」「輔ける」「援ける」などなんと13の漢字があります。
ちなみに「左ける」でも読み方は同じく「たすける」です。右手だけではできないことを左手が補助してできるようにすることから、助け合う意味でどちらも同じ読み方となります。
「右」と「左」では反対の意味にならないのが面白いですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
2問目はこの漢字!「端倪」
「端倪」読み方のヒントは?
「倪」には「にらむ」という意味があり、字面が似ているものに「睨」があります。
読み方は一緒なので、「睨」がわかれば「倪」の読み方もわかります。
「端倪」の読み方、正解は…
「たんげい」と読みます。
意味は「推し量ること」です。
「推し量る」という意味をもつ熟語って、考えてみればいっぱいありますよね。
推量はそのままですが、推測・推理・推論・推察・推考・憶測・忖度…など。
微妙なニュアンスは違いますが、大まかな意味は似ていますね。
「倪」は「にらむ」という意味なので、端倪は端から端まで、つまりものごとの初めから終わりまで見通す、という意味になります。
どのような場面で用いるのでしょうか?
「端倪すべからざるしたたか者 」というふうに、「推し量れないほど(の人物)」を表現するときに使われます。
この例文からもわかるように、日常的な場面ではなく、歴史小説などでしばしばみられる言葉となっています。
最後はこの漢字!「禁める」
「禁める」
「禁止(きんし)」するという言葉がありますが「きんめる」ではありません。
「きん」は音読みですが、この場合は訓読みです。なんと読むかわかりましたか?
「禁める」読み方のヒントは?
「禁める」は物事の善悪を言い聞かせて納得させる様子を表す言葉です。
類語は
「正す」
「言い聞かせる」
「たしなめる」
「自制を促す」
などが挙げられます。
「禁める」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「いさめる」
です!
けれど実際に「禁」という漢字が使われることはまれで、実際には「諌める」が一般的です。
「諌める」は目上に対して使われる言葉です。例えば部下が上司へ直言して間違いや欠点を正させるというような場面で使われます。
「禁める」も同じような意味ではありますが、そこに「禁じる」「制止する」といったニュアンスが含まれます。
ちなみに似たような意味で使われる「戒める(いましめる)」は、主に目下に対して使われます。また「自らを戒める」のように自分自身に対しても使うことがあります。
「禁める」を使う機会はめったにありませんが、もし見かけた時にスッと読めたらまわりから尊敬されるかもしれませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!