今日の難解漢字は、
「初々しい」
「擬える」
「襟巻蜥蜴」
「小女子」
「戴勝」
です!
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「初々しい」です!
「初々しい」
「初」という漢字は、よく見かけますよね。
「初恋(はつこい)」「初めて(はじめて)」など、さまざまなシーンで使われるこの漢字。
しかし「初々しい」は、上記2つの読み方とは全く違います。
「初々しい」読み方のヒントは?
ヒントは、「物慣れしていない幼い感じ」「若々しくフレッシュにみえる」を表現する時に使います。
類語には、
「天真爛漫」
「純真」などが挙げられます。
「初々しい」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ういういしい」
です!
「娘が小学校に入学した時の、初々しい姿が忘れらない」
「彼女と知り合って2年経つが、初々しいままである」
のように、慣れていない様子が愛らしく感じる時に使われます。
ポジティブな意味で使う場合が多く、マイナスな意味で使われることはほとんどありません。
「初」という漢字は読み方が複数あり、
「初」一文字では「うぶ・はつ」
「初心」は、「しょしん」
「初めて」は、「はじめて」と読みます。
しかし「初める」は「はじめる」かと思いきや、「そめる」と読みます。
よく使う漢字だからこそ、正しい読み方を覚えておくといざという時、恥ずかしい思いをせずにすみますよ。
2つ目の漢字は「擬える」です!
「擬える」
この言葉、何と読むかわかりますか?
「擬」の音読みは「ぎ」です。
「擬音」「擬態」などの熟語に使われますが、
「擬える」と書く場合「ぎえる」とは読みません。
「擬える」の読み方のヒントはコレ!
- ヒント1:「擬」の意味は、似る。似せる。真似る。
- ヒント2:「擬える」は5文字の言葉。
そろそろわかりましたか?
「擬える」の読み方!正解は…?
「擬える」の読み方、正解は……
「なぞらえる」です!
「擬える」の意味は、
「似ているものに引き比べて考える」「擬する」「真似る」などです。
また、「ほかのものを借りて表現すること」を表します。
たとえば国語の時間に習った擬音語は、
「動物の鳴き声や物音を人間の声でなぞらえたもの」です。
擬態語も同じで、「様子や身振りをそれらしくなぞらえたもの」です。
このように考えると、
「擬える」と書いて「なぞらえる」と読むのも納得ですよね。
「擬える」の同音異字は?
「擬える」には、同訓異字(訓読みが同じで意味が違うもの)が2つあります。
- 準える
- 准える
「準」「准」どちらも、「~える」という送り仮名で
「なぞらえる」と読みます。
せっかくですので、一緒に覚えてしまいましょう。
- 擬:本物と勘違いするほどよく似せること。
- 準:規準となる事柄に比べ合わせること。
- 准:平らにならすこと。そのものに次ぐこと。
ちなみに、漢字自体の意味には、上のような若干の違いがあります。
そのため、下記のような考え方で使い分けるのも面白いでしょう。
- 「真似てつくる」の意味なら「擬える」
- 「あるものをほかのものと比較し、それと見なすようにする」
の意味なら「準える」か「准える」
このような使い分けについては、
厳密に定められているわけではありません。
とはいえ、ブログを運用している人、趣味で私小説などを書く人は
意識して使い分けるようにすると楽しいかもしれませんね。
3つ目の漢字は「襟巻蜥蜴」です!
今回ご紹介するのは「襟巻蜥蜴」という難読漢字です。
画数も多く複雑なこの漢字ですが、実はみなさんもきっとご存知の「ある動物」を指し示しています。
あなたは読むことができますか?
もし読むことができたらあなたは漢字マスターかもしれません!
「襟巻蜥蜴」の読み方のヒントは?
後半の漢字2文字は初見で読むのは少し難しいので、前半から推測するとよいでしょう。
「襟巻」カタカナでいえばそう、マフラーのことですね。
そして「襟巻」がつく動物といえば…?
そして「蜥蜴」の2文字のどちらにも「虫」がつきます。
虫ではないのですが、たしかに虫っぽい大きさや見た目の生物なので、それもヒントになるかもしれません。
分かりましたでしょうか?
正解は…
正解は…
エリマキトカゲ
でした!
威嚇する際に広げる皮膚が襟巻のように見えるためその名前がついたそうですが、最近あまり襟巻という言葉を使うことはないような気もします。
これからはこのトカゲの名前の中でのみ、襟巻という言葉が生き延びていくのかもしれません。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
4つ目の漢字は「小女子」です!
「小さな女の子」と書く「小女子」。
とても可愛らしい言葉にも見えますね!
略語として考えるなら、「小学生の女子」でしょうかwww
女子高生に次ぐ、新たなトレンドワードな気がしてなりませんが、残念ながら「小学生の女子」のことではありません・・・。
では、この「小女子」という言葉は何と読むのでしょうか!?
「小女子」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これは魚の名前です。
ヒント➁ 「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント③ シラスに姿形が似ています。
「小女子」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「こうなご」です!
この「小女子」、実は地域によって呼び名が若干異なり、正式名称として「いかなご」と呼ぶところも多いようです。
特に有名なのは、いわき沖で獲れる「小女子」です。
春頃に漁が解禁となり、地元では水揚げされたばかりの新鮮な「小女子」が食べられるとあって、多くのお客さんで賑わいます。
「小女子」は、低カロリーでカルシウムやタンパク質が豊富な、まさにダイエット食品!
なんと成人が1日に必要なカルシウム500mgを、わずか100gの「小女子」で摂取できてしまう、スーパー食品なんです!
これはもう毎日食べるしかない!
5つ目の漢字は「戴勝」です!
なんとなく男性の名前にも見えてくる「戴勝」という漢字ですが、そもそも1文字目は何と読むか分かりますか?
この字だけずっと見ててもピンときませんが、「何かヒントを頂戴!」と書いてあれば誰もが「だい」と読めますよね!
ということで、「戴」という字は「だい」や「たい」と読み、「いただく」や「頭の上に乗せる」といった意味をもつ漢字になります。
ただ今回の難読漢字は、意味や漢字の読み方が分かったところで正解ができない、特殊な読みをするパターンなので、ヒントを見るしか「勝ち」はなさそうです・・・。
「戴勝」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇ら」の5文字です。
ヒント② これは鳥の名前で、漢名は「たいしょう」です。
ヒント③ 頭は1つだけど、8つある??
「戴勝」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「やつがしら」です!
「やつがしら」とは、体長25~30cmほどの黄色い鳥のことです。
全身が黄色をベースにして黒い模様がところどころにあり、頭にも冠のような黄色い羽がいくつもあって可愛いらしい見た目をしているのが特徴です。
日本ではほとんど見かけませんが、中央アジアや南アフリカを主な生息地としており、ごく少数、冬になると日本にも渡ってくることがあるそうです。
キリンのような、シマウマの黄色版のような柄をした鳥がいれば、それは「戴勝」かもしれませんね!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!