今日の難読漢字は
「覿面」
「蹂躙」
「毀損」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「覿面」!
「覿面」ですが、実はよく使われる言葉にも入っているんです。
その言葉が「効果覿面」!
言葉を知っていれば読めますよね?
さて、あなたは正しく読めるでしょうか?
「覿面」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「てきめん」
です!
「覿面」は、
「まともに見る」「面と向かって見る」こと。
また、それが転じて「効果や成果がすぐに現れること」も表します。
先に出した「効果覿面」は、
「目の前で即座に効果が現れる」という意味です。
「テレビで取り上げられたため覿面に売上が良くなった」
「ひきはじめの風邪に、薬が覿面に効く」
などの例文が挙げられます。
因果関係がわかりやすく、何かの行動や言動が効果を表した時に使える言葉ですよ!
ビジネス上でも「広告出稿の効果が覿面に現れる」など、
使える場面が多くあります。
同じ「覿面」を使った熟語には「因果覿面」「応報覿面」というものもあります。
どちらも「悪い行いの報い受けること」という意味。
あまり使いたくない言葉ではありますが、覚えておいて損はありません!
難しい漢字ですが、覚えてしまえば簡単です。
ぜひこれを機に覚えてみてくださいね!
次の難読漢字は「蹂躙」!
「蹂躙」は、普段はなかなか使われない言葉です。
「なんびん」などと読み間違えてしまいがちですが、
こちらはひらがな5文字で表す言葉です。
さて、あなたは正しく読めるでしょうか?
「蹂躙」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「じゅうりん」
です!
「蹂躙」は、
「ふみにじること」「権力や暴力で社会秩序を乱すこと」を表す言葉です。
「他国を蹂躙する戦争行為が非難されている」
「人権を蹂躙する劣悪な言動」
など、悪行を強く批判する時に使われます。
日常用語というより、
新聞での批判記事や、裁判などで使われる言葉です。
また、小説などでも使われるので、見たことがある方もいるのではないでしょうか。
「蹂」には「ふむ」「ふみにじる」という意味が、
「躙」には「にじる」「なすりつける」という意味があります。
同じような意味の言葉を組み合わせて、意味を増長させているのがわかります。
似たような言葉には「毒牙にかける」「侵略」「侵害」などがあります。
どれも使いたくない言葉ですが、一般教養として覚えておきましょう!
「蹂躙」の読みも含めて、しっかり覚えてくださいね!
最後の難読漢字は「毀損」!
「毀損」は、ニュースや新聞で必ず聞いたことがある言葉。
ヒントとしては、
「名誉毀損で訴えられました」
などで使われますよ!
さて、あなたは正しく読めるでしょうか?
「毀損」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「きそん」
です!
「毀損」は、
「ものを壊すこと、壊れること」を表す言葉です。
ですが、現在は主に「名誉や利益、信用を損なうこと」を表します。
ものを壊すことを表す「破損」と使い分けられていることが多いですよ。
先に書いた「名誉毀損で訴えられました」という言葉は、
ニュースなどでよく聞く言葉。
刑法230条に「名誉毀損罪」があり、
名誉を毀損した者に3年以下の懲役か禁錮、または50万円以下の罰金が科せられます。
最近ではSNSなどの匿名の書き込みによって、告発されるケースが増加。
残念ながら、以前よりも「毀損」という言葉を見聞きする機会が増えているのです…
自分では毀損したりされたりはしたくないですが、
ニュースでは頻出用語の「毀損」。
もし間違えて読んでしまった方は、これを機にしっかり覚えてください!
どの漢字も、覚えておけばスマートに使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!