今日の難解漢字は、
「扱く」
「薬玉」
「生蕎麦」
「人伝」
「終焉」
です!
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「扱く」です!
「扱く」 「扱う(あつかう)」と読みますが、この場合は「あつかく」ではありません。
「扱く」読み方のヒントは?
ヒントは、同じ読み方で意味がふたつあります。
ひとつの意味は後輩を厳しく指導・訓練すること。
類語は 「鍛えあげる」 「いじめる」などです。
もうひとつは細長いものを握って引っ張ったり擦ったりすることです。
類語は 「揉む」 「さする」などが挙げられます。
「扱く」の読み方、正解は・・・
正解は・・・ 「しごく」 です!
「あの部活では先輩たちが新人を扱いているらしい」
「歯磨き粉のチューブを扱いて中身を出した」
などのように使います。
ちなみに七五三でよく見かけるしごき帯は「志古貴帯」と書きますが、「扱き帯」でも間違いではありません。
略して「扱き(しごき)」と呼ぶこともあります。
同じ漢字・同じ読み方なのに、意味が全く違うのが面白いですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
2つ目の漢字は「薬玉」です!
これはずばりサービス問題!
そのまま思いつく感じで正解にたどりつくことができるはず!? と思ったら、意外に最後の詰めが難しく、正しい読み方まではたどり着けないことでしょう。
ヒントを見ないで分かったら漢字マスターですよ!
さぁ、「薬玉」は何と読むのでしょうか?
「薬玉」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 訓読みすれば、ほぼ正解です!
ヒント➁ 「く〇〇〇」の4文字です。
ヒント③ 運動会では定番競技として、この道具が使われます。
「薬玉」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「くすだま」です!
そのまま訓読みすると「くすりだま」。
でも、ここから柔軟に発想できないと堂々巡りしてしまって、正解に辿り付くのは難しかったのではないでしょうか?
「くすだま」は漢字のとおり、本来は薬草や香草などを袋に詰めた球状のもので、その袋に造花などで飾り付けをして延命長寿、無病息災の願いなどを込めた魔除けの道具になります。
中国では端午の節句などに使用しており、日本でも七夕の飾り付けやイベントにも使われているのをご存じでしょうか?
「くすだま」と言うと、運動会の競技でおなじみの「玉割り」や、鉄道が開通したときのセレモニーなどで使われる玉をイメージする人も多いかと思いますが、商店街の七夕の飾りつけや祝い事に使用される提灯の下に短冊を垂れ下げた「吹流し」も、「くす玉」の一種なんですよ!
3つ目の漢字は「生蕎麦」です!
生蕎麦 この漢字、なんて読むかわかりますか?
「なまそば」ではありません。
ちなみに「蕎麦」はそのまま「そば」であっています。
「生」は10以上の読みのある難しい漢字です。
どんな意味を表す漢字なのか考えてみてください!
「生蕎麦」読み方のヒントは?
生蕎麦は「うどん粉などを混ぜない、そば粉ばかりで打ったそば」という意味で蕎麦の種類を表す言葉です。
つなぎに小麦粉などを使っていない純粋に蕎麦粉だけで打った蕎麦のことで「十割蕎麦」のことです。
ここで大ヒント!
ここでの「生」は「混じり気のない」という意味となります。
「生蕎麦」の読み方、正解は・・・
それでは正解です。
正解はきそばでした。
「生」は「なま」や「せい」、「しょう」などいろいろな読みがあって。
「き」と読むと「混じり気のない」という意味を表す漢字となります。
混じりけ、つまりつなぎに小麦粉などを混ぜていない品質の高い蕎麦であることをアピールするために生蕎麦という言葉が生まれたそうです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
4つ目の漢字は「人伝」です!
今回の難読漢字は「人伝」です。
字をみると、「人に伝える」ということから語り部による物語か小説などの本のタイトルに出てきそうな言葉ですね。
そのまま音読みにした「じんでん」や「にんでん」とは読みませんが、意味としては「人に伝える」または「人から伝わる」しか考えられませんね・・・。
さあ、この「人に伝えてきた」ものはいったい何だ!?
「人伝」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント② 送り仮名がついたような読み方をします。
ヒント③ そのまま訓読みにすると・・・?
「人伝」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ひとづて」です!
「人伝」とは、字のとおり「人に伝えたもの」または「人から伝わったもの」を表す言葉で、直接ではなく他人を介して物事を伝える様を表現したものです。
現代でいうと伝言ゲームのようですが、昔は情報を広めるためには「人伝」しかなく、紙が登場するまではしばらく「人伝」が全てでした。
そのため、伝わっていく度に情報が付け加わっていたり間違って伝えられたりして、情報の正確性に欠けることが多く、戦をするようになるといかに正確な情報がやりとりできるかが明暗を分けたと言われています。
現在ではインターネットが当たり前の世の中で、スピーディに正確な情報をやりとりすることが可能になりましたが、情報が多すぎて逆に分からなくなっている状態でもあります。
たまには、「人伝」にきた情報を信じてみるのも良いかもしれませんね!
5つ目の漢字は「終焉」です!
「終焉」と書いてなんと読むか分かりますか?
漢字をどこかで見たことがある、読み方を聞いたことがあると言う人も多いのではないでしょうか?
命の終わりという事ですが、終焉を迎える時に少しでも自分らしく死にたいという事で、 在宅医療や終末期ケアなど、昔よりも死に対して前向きになってきています。
さて、そんな「終焉」はなんと読むでしょうか?
「終焉」読み方のヒントは?
命の終わりだけでなく、隠居して晩年を送る事も「終焉」といいます。
老後はのどかな風景の見える所で迎えたい……なんて、ささやかな夢ですね。
命だけでなく、物事でも使います。
始まりがあれば必ず終わりはあります。
盛り上がったトーナメントの終焉には結果が出ますよね。
「終わり良ければ総て良し」なんて言葉もあります。
「終焉」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇〇」です!
もうひとつヒントを出すと「〇〇〇えん」です!
さあ、もうわかりましたか?
「終焉」の読み方、正解は・・・
正解は・・・ 「しゅうえん」 です!
ぜひ、覚えておきましょう。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!