今日の難解漢字は、
「漸く」
「屯」
「蚕豆」
「巣窟」
「溌剌」
です!
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「漸く」です!
「漸く」
たまに見かけるこの漢字。
常用漢字として「漸次(ぜんじ)」などのように使われますが、訓読みでの読み方は意外と思い出せない人も多いのではないでしょうか?
「斬(ざん)」という漢字に似ていますが、使い方は全く違います!
「漸く」読み方のヒントは?
ヒントは、「長い時間がかかって待ち望んでいたことが実現するさま」を表す漢字です。
そのほかに「苦労や手間をかけた結果、目標を達成した時」に使われることも。
仕事や勉強が終わったとき、つい口に出てしまいそうな言葉です。
類語には「ついに」や「いよいよ」などが挙げられます。
日常生活で、誰でも一度は使ったことがある言葉ですよ!
もうわかりましたね?
「漸く」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ようやく」
です!
「長いテスト期間が漸く終わった。」
「騙されていたことに漸く気づいた。」のように使います。
普段よく使ったり、聞いたりする言葉でも、漢字にすると読めなかったりしますよね。
これを機会に、普段ひらがなで使っている言葉を漢字変換してみると、新たな発見ができるかもしれませんよ!
2つ目の漢字は「屯」です!
漢字クイズのお時間です。
今回の漢字はこちら。「屯」
この漢字を見てイメージするのは、屯田兵の「屯」でしょうか。
それとも駐屯地の「屯」でしょうか。
今回は普段よく使われる読みとは一風変わった読みで読んでいただきます。
読みは3文字。
「◯◯◯」、あなたは読むことができますか?
「屯」の読み方のヒントは?
この漢字自体のヒントよりも、「屯」があらわす言葉に関するヒントや例文を出した方が分かりやすいと思います。
「屯」とは「人が集まること」を表す言葉で、よく「屯する」という動詞の形で使われます。
例文を挙げると、「コンビニの前に若者が屯している」のように使います。
分かりましたでしょうか?
正解は…
正解は…
たむろ
でした!
日常生活で文字にする機会があまりないですし、漢字表記を使う機会はなおさらないでしょう。
ぜひこの機会に漢字を一緒に覚えて、「たむろ」という言葉が出てきた際に結びつくようにしてみてくださいね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
3つ目の漢字は「蚕豆」です!
絹を作るときには「蚕(かいこ)」の繭(まゆ)が必要になりますが、その「蚕」と「豆」が組み合わさったら何の豆になるんでしょうか?
「蚕」の文字が使われている以上、形や色など何かに関係しているとは思いますが、虫の名前と組み合わさると、少し抵抗を持ってしまうのは私だけでしょうか・・・。
でも、この「豆」は最高に美味しいので、ぜひ正解に辿りついてくださいね!
「蚕豆」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① イメージは、エンドウ豆や枝豆の大きいやつです。
ヒント➁ 「〇〇まめ」の4文字です。
ヒント③ 「おたふく豆」や「はじき豆」などの別名もあります。
「蚕豆」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「そらまめ」です!
「そらまめ」と言えば、一粒一粒が大きくて味がしっかりした、塩茹でにすると最高のおつまみになる豆ですよね!
でも、うっかり居酒屋で何個も注文してしまうと、お会計のときに酔いも醒めるほど高いことにびっくり・・・。
そんな「そらまめ」ですが、他にも「おたふくまめ」「一寸豆」「いかり豆」など数多くの呼び方があります。
また、漢字で「蚕豆」と書くのは、「そらまめ」のさやの形が蚕に似ていることや、蚕が繭を作る時期に美味しく収穫できる、といったことが由来となっているようです。
たまには贅沢に、今夜の晩酌のお供は「蚕豆」の塩ゆでに決まりですね!
4つ目の漢字は「巣窟」です!
「巣窟」と書いて、なんと読むか分かりますか?
「窟」の字は、穴や洞穴(ほらあな)の事を指します。
人がわざわざ穴を掘って巣をつくることは、
現在ではあまりないかも知れませんが、
イメージとしてはピッタリです!
さて、なんと読むでしょうか?
「巣窟」読み方のヒントは?
大昔は住居としても使われていましたが、今はあまり見ないです。
現在では、家をパッと捨てて出て行けるようにという意味でも、
悪党の住処(すみか)や、隠れ家、アジト的な意味合いで使われています。
いつでも捨てられる簡易的な居場所という感じですね。
「巣窟」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です!
病巣という言葉や、卵巣という言葉もあります。
さあ、もうわかりましたか?
「巣窟」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「そうくつ」
です!
ネットでよく(すくつ)と書いているので、間違えて覚えている人も多いです。
すくつと書いているのは、正しく読める人のブラックジョークなので、
ぜひ、正しい読み方を覚えておきましょう。
5つ目の漢字は「溌剌」です!
「溌剌」
これ、何と読むかわかりますか?
一見すると、なんだかちょっと怖く見えるこの漢字。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「溌剌」読み方のヒント!
注意したいのが「剌」の字。
「刺激」の「刺」と間違えてしまいがちです!
もう一つヒントとしては、
CMでおなじみのある言葉を漢字で書くと
「溌剌」になるんです!
さて、読めましたか?
「溌剌」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「はつらつ」
です!
「溌剌」は、
「生き生きとして元気のいいさま」を表す言葉のこと。
「元気ハツラツ!」のフレーズは、
栄養ドリンクのCMでおなじみですよね!
「溌剌」は、元々「魚が元気よく飛び跳ねる様子」を表した言葉なんです。
「溌」が「水を注ぐ様子、または水がはねる様子」を表し、
「剌」が「勢いよくとびはねる様子」を表す漢字なので、
魚が飛び跳ねて、水がはねる様子が表現されています。
それが転じて、元気のいい様子のことを「溌剌」というようになったのだとか。
ちなみに「活発」という言葉の「発」は、
本来「溌」を使うそうです。
そう考えると本当は身近な漢字なんですね。
漢字を覚えていなくても、自然と使っていたかもしれない「溌剌」。
せっかくなので、しっかり漢字を覚えて使ってみてくださいね!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!