今回は「人集り」「小芥子」「蜩」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「人集り」
「人集り」の読み方をご存じでしょうか?
「ひとあつまり」だと「人集まり」なので、違いますね。
それなら一体何と読むのか…
あなたにはわかりますか?
「人集り」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇り」の5文字
- 人が大勢集まっていること
- アイドルに人集りができている
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「人集り」の読み方!正解は!?
正解は「ひとだかり」です。
よく耳にする言葉ですが、漢字で書くとなかなか読みにくいですね。
「集」という字は通常「集(あつ)まる」や「集合(しゅうごう)」のように使われますが、少し変わった読み方として「人集(だか)り」や「集(つど)う」のように読むことも。
意味はいずれも「人が大勢集まること」を示しています。
以下は「人集り」を用いた例文です。
- 初売りのセールには毎年すごい人集りができる
- お祭りの人集りは例年にもまして多かった
- 人集りが道を遮って、はなはだ迷惑である
結構使われる言葉なので、漢字でもサラッと読めるようにしておきたいですね。
2問目はこの漢字!「小芥子」
「小芥子」の読み方をご存じでしょうか?
「こかいし」と読んでしまっては少し恥ずかしいかも知れません。
決して複雑な漢字ではありませんが、読めそうで読めない難読漢字です。
さて、あなたには読むことができますか?
「小芥子」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 丸い頭に筒形の胴体と言えば?
- 東北地方発祥の玩具
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「小芥子」の読み方!正解は!?
正解は「こけし」です。
昔はどこの家でもひとつは飾られているのを見かけしましたが、最近ではめっきり目にすることが減りました。
しかし日本人で「こけし」を知らないという方は、ほとんどいないでしょう。
こけしは江戸時代に東北地方でお盆などを作る木地師によって作られた基地玩具です。
「小芥子」という字が当てられたのは、江戸時代の子供たちの髪型の「芥子坊主」に似ていたからだと言われています。
また、木を削って作られることから「木削子」と表記される場合もあるようです。
最後はこの漢字!「蜩」
「蜩」の読み方をご存じでしょうか?
「周」は「しゅう」と読みますが、虫偏がついているので「しゅう」とは読めません。
では何と読むのでしょう。
あなたにはわかりますか?
「蜩」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 虫の名前です
- カナカナカナ…
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね
「蜩」の読み方!正解は!?
正解は「ひぐらし」です。
ひぐらしは「カナカナカナ」という鳴き声から別名「カナカナゼミ」とも呼ばれるセミの一種で、秋の夕暮れ時や早朝、もしくは雨が降りそうな天気の時に鳴くといわれます。
「蜩」の漢字の由来は、中国ではセミの鳴き声を「シュウ」ということから、虫偏に周となったそうです。
また、夕暮れ頃に鳴きだすことが多いため「日を暮れさせる」という意味で「ひぐらし」と呼ばれるようになりました。
蜩の鳴き声は昔は街中でも公園などで聞くことができましたが、今では田舎に行かないとほとんど聞けません。
蜩は暑さに弱いため、都会では生きていけなくなったのかも知れませんね。