今日の難解漢字は、
「湯湯婆」
「新西蘭」
「水鶏」
「注連縄」
「御首級」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「湯湯婆」です!
湯湯婆
なんて読むかわかりますか?
湯婆婆ではありません。湯湯婆です。
最近あまり家庭では見ることは少なくなりましたが、これがどういうものか知っている人は多い、そんなものです。
「湯湯婆」の読み方のヒントは?
「湯」という漢字が二回も使われていますが、これが一番のヒントになります。
なぜなら、湯湯婆はお湯がなければ使うことができないから。
「婆」はいったん置いておいて、お湯を使うものから考えてみましょう。
暖をとるため、冬場によく使われます。
いかがでしょうか?
正解は…
正解は…
ゆたんぽ
でした!
昔、「婆」というのは奥さんのことを示していたそうです。
そのため、湯を入れて奥さんのような暖かさを得るための道具、ゆたんぽに湯湯婆という漢字があてられました。
今となってはあまり馴染みのないものかもしれませんが、昔は一家に一台かならずあると言っても過言ではないようなものでした。
「湯湯婆」という漢字が出てきた時にパッと読めるとスマートですね。
ぜひ覚えておいてくださいね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2つ目の漢字は「新西蘭」です!
「新西蘭」
時々難読漢字としてクイズで出題されることもあるこの漢字。
あなたは読むことができますか?
なんとなく、国名かもしれないと思ったあなたは鋭いです!
じっくり考えて、答えを導いてみてください!
「新西蘭」の読み方のヒントは?
基本的に国名には音が似ている漢字が当てられることが多いですが、この漢字は一味違います。
特に一文字目は「しん」や「あたら(しい)」に近い発音ではありません。
新しいという意味の英語を考えてみるとどうでしょう。
答えが出ましたでしょうか?
正解は…
正解は…
ニュージーランド
でした!
新を「ニュー」と読むので、それが分かった方は答えまでたどり着けたかも知れませんね。
ちなみに、この漢字表記が決定する前にニュージランドの漢字の略表記が一般公募されたそうです。
その結果、「乳国」に決まりかけたそうですが、ニュージランド本国から却下されてしまったそうです。
そんなエピソードもある「新西蘭」、ぜひ覚えてくださいね!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
3つ目の漢字は「水鶏」です!
シンプルに「水と鶏」と書く「水鶏」。
どこからどうみても、水辺や沼地などに生息している鳥という感じがしますね。
でも、あえて「水鳥」と表記しないところに何かヒントがあるのかもしれません。
意味やイメージは分かるのに、読めそうで読めないこの漢字、いったい何と読むのでしょうか?
「水鶏」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 沖縄のある島にしか生息しない鳥の名前にも入っています。
ヒント② 「〇〇〇」の3文字です。
ヒント③ 忍者が使う武器はクナイですが、これと名前が似ています!
「水鶏」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「クイナ」です!
沖縄にいる「ヤンバルクイナ」の名称でもおなじみ、「クイナ」とは鳥なのに飛べない鳥、または苦手な鳥の総称です。
字のごとく、湿原や沼地に生息している個体が多く、飛んで遠くに行けないため生息範囲は限られていることが多く、また、人間や動物から食用のため捕獲対象となることなどもあって、絶滅に瀕している個体も多いのが特徴です。
世界中にいる「水鶏」が、これからもずっと生き続けられる地球環境を維持したいものですね!
4つ目の漢字は「注連縄」です!
普段、耳にしている言葉でも、漢字として浮かぶものはそう多くはありません。
誰もが言葉としては知っているのに、「漢字でどうやって書くんだろう?」と興味をひくのは一部の勉強家やその言葉に関係のある人だけかもしれませんね。
でも、今回の「注連縄」は日本人なら年に数回は訪れる場所にまつわる言葉ですので、ぜひ覚えておきましょう。
「何かの縄」であることは確かです!
「注連縄」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇なわ」の4文字です。
ヒント② かなり大きな「縄」です。
ヒント③ 神社にある「縄」といえば?
「注連縄」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「しめなわ」です!
「注連縄」とは、神社などにある神祭具で、「糸の字」を成す「紙垂(しで)」をつけた縄のことです。
神聖な場所とその外側の領域を区別するためのものであり、初詣などで神社に訪れた際には必ず目にしているはずです。
また、「注連縄」は縄の下に七本、五本、三本の藁を垂らすことから、「七五三縄」とも表記されます。
こちらも難読漢字ですね!
5つ目の漢字は「御首級」です!
難読漢字クイズに挑戦!
本日の問題は「御首級」です。
「おんくびきゅう」でも「ごくびきゅう」でもありません。
早速ヒントを見てみましょう。
「御首級」の読み方のヒントは?
1.現代人が日常会話で使用する言葉ではありません。
2.歴史小説が好きな人は知っているかもしれません。
3.『すでに亡きお実父上の御首級が、蘇生でもすると思召されるのか』吉川英治「新編忠臣
蔵」より引用
4.敵の武将を見つけたので、「御首級頂戴仕る(つかまつる)!」と叫んで斬りかかった。
もうおわかりですね。
正解は…
正解は「みしるし」でした!
「御」は敬語、「首級」は「しるし」あるいは「しゅきゅう」と読みます。
昔の戦では、敵の首を討ち取ることが手柄とされました。
持ち帰った「御首級」のランクが高ければ高いほど称えられ、主君から褒美を多く貰えたといいます。
「首実検」と占い
持ち帰った「御首級」は、死に化粧を施されてから「首実検(くびじっけん)」にかけられました。「実験」ではなく「実検」です。
「首実検」とは、本当に敵の首なのかを確認する検分作業です。このときに「面相(めんそう)」で吉凶を占うこともありました。
例えば、「御首級」の視線が右に向いているのを「右眼」と呼び「吉」としますが、左を向いている「左眼(さがん)」は「凶」です。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!