今日の難解漢字は、
「十姉妹」
「氷菓子」
「陽炎」
「勾引かす」
「精励」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「十姉妹」です!
熟語や名詞には、漢字通り読むと間違いのものが多数あります。
「十姉妹」
今回紹介するこの漢字も、その仲間。
「じゅうしまい」と読みたいところですが、ほんの少しだけ、ひねった読み方をします!
「十姉妹」読み方のヒントは?
「十姉妹」は鳥の名前です。
スズメ目カエデチョウ科の小鳥で、人間の手によって作り出された家禽(飼育される鳥)です。
姿はブンチョウとスズメを足して2で割ったような愛くるしさ。
「プップッ」「ププピー」と鳴くそうです。
漢字の読み方としては「妹」の読みだけやや特殊。
「ジュウシマ〇」……最後は何が入るか、もうおわかりですね?
「十姉妹」の読み方、正解は……
「十姉妹」の正解は……
「じゅうしまつ」です!
「妹」を「マイ」ではなく「マツ」と読むところポイントなんですよね!
愛くるしい姿をしている十姉妹は、飼育するのが簡単な鳥としても有名です。
ほかの小鳥と比べても性格が穏やかで優しく、人にもよく慣れるのだとか。
初心者でも一緒に暮らしやすい鳥なので、ペットのいる暮らしを始めたい方は、十姉妹もぜひ見てみてくださいね!
2つ目の漢字は「氷菓子」です!
暑い夏にはやっぱりコレですね!
うだるような暑さの中を歩いている時、その先にコンビニやスーパーなどを見つけたら思わず直行してしまうアイスコーナー。
昔から、かき氷など子どもが喜ぶアイスがありますが、今回の漢字はまさにそれ!
でも、そのままダイレクトに「こおりがし」とは読みません。
さあ、この漢字はいったい何と読むのでしょうか?
「氷菓子」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「かきごおり」ではありません。
ヒント➁ 味や形は、いろんなものがあります。
ヒント③ これはカタカナ読みです!
「氷菓子」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「アイスクリーム」です!
言われてみればズバリそのままなんですが、「氷菓子」という漢字がもつイメージは、どちらかといえばチョコやバニラというよりも、イチゴやメロンのシロップなどがかかった「かき氷」のイメージが強いと思います。
そんなアイスクリームですが、実は規格があるのをご存じでしょうか?
国によっても多少の違いはあるようですが、日本では乳固形分と乳脂肪分が最も高いものを「アイスクリーム」と呼び、その成分が低くなるにつれ、「アイスミルク」、「ラクトアイス」となっています。
ちなみに、乳成分をほとんど含まずクリーム状になっていない「氷菓」というのもありますので、今度「氷菓子」を買うときにはパッケージを見てみると面白いかもしれませんよ!
3つ目の漢字は「陽炎」です!
太陽の「陽」に「炎」と書いて「陽炎」。
太陽の光に関係するものという事はイメージできるものの、
陽炎の読み方は知っていますか?
「陽炎」読み方のヒントは?
陽炎は夏の暑い日に、アスファルトなどから立ち上がるものです。
アスファルトがまるで燃えているように見えることから、
「陽炎」を見てしまうと気分的にも暑さがより一層強まってしまいます。
ですが、なんとなく儚い物というイメージです。
「陽炎」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
よく似た現象に「蜃気楼」があります。
もうわかりましたか?
「陽炎」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「かげろう」
です!
太陽の照り返しで炎のような揺らめきを見せる陽炎。
誰でも暑くて倒れそう……という時に、アスファルトから出ている陽炎を見て、
本当にうんざりしてしまった。という経験があるのではないでしょうか?
あのかげろうは、陽炎と書きます。
見ようと思ってもすぐ見れるものではない、儚い物ですよね!
ちなみにすぐに死んでしまう昆虫のカゲロウの名前も、同じように儚い物という事からこの名前が付いています。
4つ目の漢字は「勾引かす」です!
難読クイズで脳のストレッチです!
「熬る」という漢字、一見すると「熟(じゅく)」に似ていますが…読めますか?
早速ヒントを読んで考えてみましょう。
「熬る」の読み方のヒントは?
料理を作るときに使います。
例:「豆を熬る」、「ゴマを熬る」
食材の水気がなくなるまで、しっかり「熬る」のがおいしさのポイント。
特にコーヒー豆を「熬る」と、なんともいい香りがします!
正解は…
正解は「いる」です。
「煎る」や「炒る」の方が一般的だと思います。
でも、「熬る」と「煎る」の下には「灬」(れっか)、「炒る」の左側には火偏(ひへん)があります。この3つの漢字は、火の部首が共通しているんですね。
料理以外では、古典文学の「春雨物語」に「心熬る(こころいる)」という表現が残されています。いても立ってもいられない、いらだちやあせりを表す言葉です。
「熬る」以外の使い方は?
「熬」の音読みは「ゴウ」です。
製塩技術に「煎熬(せんごう)」という用語があります。
また、四文字熟語には「焦熬投石(しょうごうとうせき)」という言葉もあります。
「焦熬」は焦がして熬ること、「投石」はそのままの意味です。焦がしたものは壊れやすいため、「ひどく壊れやすいこと」をたとえています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
5つ目の漢字は「精励」です!
「精励」
これ、何と読むかわかりますか?
手紙やスピーチなどではよく使う言葉なのですが…
さあ、あなたは何と読みましたか?
「精励」読み方のヒント!
学校や仕事などで、よく使われている「精励」。
「引き続き精励いたします。」
など、丁寧な挨拶の時にも使う言葉です。
さて、読めるでしょうか?
ちなみに「しょうれい」ではありませんよ!
「精励」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「せいれい」
です!
「精励」は
「勉学や仕事に精を出し励むこと」という意味の言葉。
例文としては
「寝る間も惜しんで精励した結果、志望校に合格した」
「業務に精励し、社会に貢献する」
などが挙げられます。
「とにかく一生懸命頑張る」という意味なので、
ビジネス上では積極的に使いたい言葉です!
例えば、社外の目上の方へのメールで
「頑張ります!」だとフランクすぎますよね。
それを「より一層精励いたします。」にするだけで、
とても丁寧で、きちんとした言葉遣いに変わります。
また謝罪をする際にも、
「再びこのような不備の無いよう、十分注意して精励する所存です。」
と書くと気持ちが伝わります。
読み方と合わせて使い方もマスターすれば、
ビジネスシーンで大活躍する「精励」。
とても使いやすい言葉なので、
ぜひ積極的に使ってみてください!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!