今日の難解漢字は、
「刷く」
「鳩尾」
「俄雨」
「捩れる」
「巫山戯る」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「刷く」です!
刷く
この漢字、なんて読むかわかりますか?
「さく」ではありません。
でも、この漢字見た覚えがありませんか?そう印刷の「刷」です。
印刷している様子を想像して、どんな読みの漢字なのか考えてみてください!
「刷く」読み方のヒントは?
実は日常的な動作を表す動詞です。誰でもやったことのある動きを表します。
使う方としては「~と平気な顔で嘯く」というような使い方です。ひけらかすというような言葉と近い意味で
最後に大ヒント!「掃く」と同じ読み方です。もうわかりましたか?
「刷く」の読み方、正解は・・・
それでは正解です。
正解ははくでした。
1つ目の意味は「ほうきなどで掃除するという意味」で掃くと全く同じですね!
2つ目の意味はなんと「はけや筆などでさっと塗る様子」を表すそうです。
印刷に「刷」が使われているのはこういう意味があったからなんですね!
「刷く」読めましたか?いきなり読めた方は少ないと思います。でも「掃く」と同じ意味だと覚えれば簡単ですね。
2つ目の意味も「印刷」という単語を思い出せれば忘れることもなさそうです。
掃くじゃなくて刷くと書いたらちょっとカッコよくて自慢できるかもしれません。
お読みいただきありがとうございました!
2つ目の漢字は「鳩尾」です!
今回ご紹介するのは「鳩尾」という難読漢字です。
二文字とも比較的簡単な漢字なのですぐに読めてしまいそうですが、読むことができる人は少ないのではないでしょうか?
「はとお」ではありません。
あなたは読むことができますか?
「鳩尾」の読み方のヒントは?
身体の一部を表す言葉です。
胸とお腹の間くらいにある部分です。
人間の急所としてよく知られています。
もう分かってしまったでしょうか?
正解は…
正解は…
みぞおち
でした!
実はそのまま音読みして「きゅうび」と読んでも良いのですが、「みぞおち」という読みがより一般的です。
ちなみにこの漢字が当てられているのは、みぞおち部分にある鳩尾(きゅうび)というツボが鳩のしっぽのような形をしているからだそうです。
「きゅうび」という読みは基本的にツボを表す時に使うようです。
そうした知識も一緒に覚えておくと、雑学のレパートリーも増えて良いかも知れませんね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
3つ目の漢字は「俄雨」です!
「俄雨」は「俄」という漢字が読めれば読めます!
雨は(あめ)とそのまま読めばいいのですが、
「俄」が読めないのではないでしょうか?
我儘(わがまま)をイメージしてしまう人は、
一旦そこから離れてみてください。
さあ、なんと読むでしょうか?
「俄雨」読み方のヒントは?
気まぐれに降る雨という意味です。
急に降ってきて、すぐに止みます。
そんな雨ってありますよね。
なんて言ってましたか?
「俄雨」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇あめ」です。
もう答えはわかりましたか?
「俄雨」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「にわかあめ」
です!
急に降って急に止む雨、ありますよね。
自分でも口に出している言葉ではないでしょうか?
でもすぐに止んでしまうので、あまり気にしていない人も多いでしょう。
「俄雨と女の腕捲り」という言葉があり、俄雨も女の腕まくりも恐れるほどの事ではない。という意味になっています。
こちらも昔の言葉になっており、最近では立場が逆転している場合も多くなっていますね。
俄雨にはご注意を!
4つ目の漢字は「捩れる」です!
難読漢字に挑戦!
今回は「捩れる」という漢字です。
「振(ふ)る」、「擦(す)れる」に似ていますが…
ヒントを見て考えてみてください。
「捩れる」の読み方のヒントは?
ヒント1.毎日ドライヤーを使うと、いつの間にかコードが「捩れ」てしまいます。
ヒント2.衆議院と参議院で、与党と野党の勢力が逆転した国会を「捩れ国会」といいます。
正解は…
正解は「ねじれる」でした!
「コードが捩れる」「ネクタイが捩れる」のように、物体の様子を表す場合と、「捩れ国会になる」「話の文脈が捩れる」のように、状況を表す場合があります。
「捩れる」は、「ねじれる」より「よじれる」と読むことが多いです。
大笑いしたときに、「腹の皮が捩れる」なんて言い方をします。
「捩れる」のマニアックな読み方は、「もじる」です。
「もじる」とは、笑いや風刺のために、有名な和歌や俳句、ことわざや格言をパロディにすることです。
最近「文字る」という読み方を見かけますが、ルーツは「捩る(もじる)」だったんですね!
「捩」を使う漢字は?
最後に「捩」を使った言葉を紹介しましょう。
「捩子」は「ねじ」、工具のネジです。
「捩り鉢巻き」は「ねじりハチマキ」!
「捩木」は「ねじりぎ」、「捩花」は「ねじりばな」。
どちらも成長するにつれ、らせん状に捩れる不思議な植物です。
5つ目の漢字は「巫山戯る」です!
「巫山戯る」
これ、何と読むかわかりますか?
まさかあの言葉の漢字がこれ!?
と驚く意外な答えなんです。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「巫山戯る」読み方のヒント!
「巫山戯る」は人のある態度を指す言葉。
この態度を取られると、
時には笑ってしまい、
時には不快な気持ちになります。
さて、あなたは正しく読めるでしょうか?
「巫山戯る」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ふざける」
です!
「巫山戯る」は
「おどけたり冗談を言ったりすること」や「人をばかにする態度」
「戯れて騒ぐこと」などを表す言葉です。
「ふざけた態度で笑いを取る」
「ふざけないでよ!!」
など、とても身近な言葉ですよね。
実は男女がいちゃつくことも「ふざける」というのだとか。
この漢字は当て字なのですが、
「中国の楚の懐王が、夢で巫山(ふざん)の神女と契った」というエピソードの
「巫山の雲雨」や「巫山の夢」という故事が由来となっているそう。
「巫山で男女がいちゃつき戯れる」という故事と
「男女がいちゃつき戯れる」という意味の「ふざける」が
合わさった結果の「巫山戯る」なんですね。
何気なくひらがなで書いていた言葉にも、
実は変わった漢字が当てられているかもしれません。
気になった方は調べて、漢字マスターに近付きましょう!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!