今回は「万」「清白」「鯔」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「万」
小学生でも知っている常用漢字の「万」ですが、「まん」以外にも読み方があるのを知っていますか。
「万」の字が表す意味は、数の単位の1つだけではありません。
1.「万」読み方のヒントは?
「万の」や「万屋」という場面で使われることがヒントです。
「いたるところ」や「いろいろな」という意味で使われています。
2.「万」の読み方、正解は…
正解は…
「よろず」
です!
「万屋」と言えば、八百屋や肉屋のように商品を限ることなく色々な種類の商品を取りそろえている店を意味します。
「八百万の神」と言えば、「色々なところに宿る、きわめて多くの神々」という意味になります。
純粋に「数が1万ある」という意味だけでなく、「色々」「様々」「たくさんの」という意味を表すのが「よろず」なのです。
「これはどうやら数を表しているわけではないな」とピンときたら、「よろず」と読んだ方が上手くいく場合が多いです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
2問目はこの漢字!「清白」
「清白」はよく知られている野菜の別名です。
「清白」で(せいはく)とも読み、
「汚れなく、清らかなこと。潔いこと、」を表しますが、
別の読み方もあります。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「清白」の読み方のヒントは?
ヒント①:「汚れなく、清らかなこと」と聞いて、イメージする色は?
イメージした色の野菜を思い浮かべてください。
ヒント②:花言葉は「潔白」「適応力」
ヒント③:春の七草の一つ
ヒント④:「蘿蔔」とも書く
もう、分かりましたか?
「清白」の読み方、正解は……
正解は……
「すずしろ」
です!
「清白」(すずしろ)の語源は、涼しいの「すず」と、白い花が咲くことと真っ白な根の白さの「しろ」から「涼白」→すずしろになったという説がありますが、
もう一つ語源があり、すずな(かぶ)に代わるものの意味で「すず」「しろ(代)」とするという大根の白さからとったわけではないという説もあります。
大根はビタミンAやビタミンC、ジアスターゼなどの栄養素が含まれており、消化不良や二日酔い、頭痛、発熱、冷え性、胃炎、便秘解消といった様々な効能が期待される野菜です。
「清白」を食べて健康な生活を送りましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!
最後はこの漢字!「鯔」
これは難問です・・・。
それもそのはず、魚へんがつく漢字は「何かの魚」だと予想できますが、お寿司屋さんのメニューにないので分からない人も多いと思います。
でも、それはあくまで「現代のお寿司屋さん」の話。実は江戸時代のお寿司屋さんならあったであろう、この漢字。
この先はヒントになっちゃいますのでここでいったん止めておきますが、いったい何と読むか分かりますか?
「鯔」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① カタカナ2文字で「〇〇」です。
ヒント② 釣りをしている人からすれば、いわゆる「外道」ですね。
ヒント③ 本来は美味しい魚ですが、見た目と臭いがちょっと・・・
「鯔」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ボラ」です!
ボラは、ほぼ全世界の温帯の海にはいる大衆魚で、釣りをしている人からすれば「外道」の魚としても有名ですよね。
ボラは、海や河口付近の川には必ずといっていいほど群れでいる魚ですが、なんと「鯔」は大きくなると80cmくらいまでになる大型の魚なんです。
また日本では、その臭いのあまり食すには相当の下処理が必要なことから、釣ってもリリースすることが多い魚ではありますが、本来の「鯔」は美味で臭いもあまりない魚なんです。
こういう現実をみると、いかに現代人が水資環境を悪化させてしまっているのかが分かりますよね・・・。
未来の子ども達のためにも、自然を大切にしていきましょう!