今日の難解漢字は、
「薬袋」
「隔てる」
「双六」
「建端」
「和毛」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「薬袋」です!
突然ですが、あなたは「薬袋」という漢字をなんと読みますか?
普通に考えると「くすりぶくろ」になりますし、医療の現場では「やくたい」とも読みます。たしかにどちらも正解です。
しかし難読漢字クイズなのですから、それで終わるわけはありません。
「くすりぶくろ」以外の読み方を知っていますか?
スラスラと読めたあなたは、もしかすると漢字マスターの素質があるかも知れません。
「薬袋」の読み方のヒントは?
この漢字から推測するのは至難の業です。
あまり出すことができるヒントも無いのですが、読みは3文字で「み」からはじまります。
「み〇〇」
分かりましたでしょうか?
正解は…
正解は…
みない
でした!
私はこれまで出会ったことがありませんが、山梨県の一部の地域には「薬袋」という名字の方がいらっしゃるそうです。
ちなみにこの読みの由来は武田信玄が薬の入った袋を落とした際、家来はその中身を「見ない」ようにしたためだと言われています。
薬から健康状態がわかるので、中に何が入っているかは機密情報だったんですね。
そのまま家来は「薬袋(みない)」という名字を賜ったようなのですが、裏付ける資料も乏しいので真偽の程はわかりません。
ぜひこの機会に覚えてみてくださいね!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2つ目の漢字は「隔てる」です!
普段からよく使っていても、訓読みを知らない漢字って意外とありますよね。
「隔てる」
もそのひとつ。
「隔離(かくり)」「遠隔(えんかく)」などのように、「かく」と読むことを知っている人は多いでしょう。
さて、訓読みだとなんと読む漢字なのでしょうか。
「隔てる」読み方のヒントは?
意味は、物理的に物を置いて距離を置いたり、時間的に距離を置いたりすることです。
また「相手を信じられないことが、二人の関係を隔てた。」のように、
関係性が薄くなることや、心の壁ができてしまったという意味でも使うことができます。
類語としては
「隔離」「引き離す」が挙げられますね。
最後に読み方のヒント。
「へ○てる」のひらがな4文字の言葉です。
さすがにもうわかりましたね。それでは答え合わせです!
「隔てる」の読み方、正解は…
正解は……
「へだてる」
です!
「都会とこの村を隔てるように、大きな山脈が連なっている。」
「距離や時間だけでは、人の心を隔てることはできない。」
などのように使います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
3つ目の漢字は「双六」です!
双方(そうほう)の「双」が「六」と書いて「双六」。
この漢字は、比較的わかりやすいかもしれません。
さて、なんと読むでしょうか?
「双六」読み方のヒントは?
・お正月に家族や親せきとよく行う遊びです。
・勝ち負けを競うゲームです。
・進化したものは、桃鉄……ってヒントを言いすぎですか?
ちなみに、六はそのまま(ろく)と読みます。
さあ、なんと読むかわかりましたか?
「双六」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「すごろく」
です!
昔行われていた双六は、サイコロを2つ使って行われていたため、
いかに「双方のサイコロで多い数字を出すか」が勝負の分かれ目になっていたそうです。
双方が6の目が出ると最高の目になることから
「双六」という名前になったと言われています。
サイコロを振って進むだけの物なのですが、ついつい熱くなってしまうゲームです。
最近ではまたボードゲームが流行っているので、大人の頭を悩ませるような進化した双六がたくさん出ています。
そこまでではなくとも、久しぶりに昭和レトロな人生ゲームででも、熱くなってみませんか?
4つ目の漢字は「建端」です!
今回の問題は「建端」の読み方です。
小学校で習うレベルの漢字しか使われていませんが、熟語としては見たことのない方が多いでしょう。
スマホやパソコンでは、ほぼ変換されないかも知れません。
さて、あなたには読むことができますか?
「建端」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- 建築の専門用語で「建物の高さ」という意味
- 身長が高い人のことも建端と言ったりします
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「建端」の読み方!正解は!?
正解は「たっぱ」です!
ヒントに書いたように、今回は建築の専門用語なので、その業界に携わったことのある方には簡単だったかも知れませんね。
演劇界などの大道具の高さも「たっぱ」と呼ばれることがあるようですよ。
由来は、建物の端からの高さという意味で、建築物の高さを「たっぱ」と呼ぶようになったと言われています。
また、英語の「top(トップ)」が訛って、「たっぱ」と呼ばれるようになったという説もあるようです。
5つ目の漢字は「和毛」です!
「和」という漢字は、「和風」(わふう)の(わ)とも、「和尚」(おしょう)の(お)とも読みます。
「毛」という漢字は「毛根」(もうこん)の(もう)や「髪の毛」(かみのけ)の(け)と読むことができます。
しかし、この二つを組み合わせて、「和毛」を(わげ)、(わもう)、(おもう)のなどと読んでしまってはいけません!
別の読み方を考えてみましょう。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「和毛」の読み方のヒントは?
「和毛」とは、
「やわらかな毛」や「産毛」を表します。
「和やか」を読むことができれば、おのずと読むことができるでしょう。
ヒントは「やわらいだ様子」や「やわらかい」、「穏やか」という意味の言葉です。
「和やか」(なごやか)と読んでしまった人はいらっしゃいますか?
惜しい!
もう一つ別の読み方があります。
もう、分かりましたか?
「和毛」の読み方、正解は……
正解は……
「にこげ」
です!
「和やか」の読み方は(にこやか)です。
にこにこしている様子や、ほほえみを浮かべている様子を表したり、
物腰や筆跡などが柔らかいさま、優美なさまという意味でも使われます。
「柔やか」(にこやか)という表記もできます。
いつもほほえんでくれる「和やか」な人は、あなたの周りにいませんか?
きっと毎日癒してくれている素敵な人ですよね!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!