今日の難解漢字は、
「萵苣」
「幽かに」
「注ぐ」
「疾病」
「海胆」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「萵苣」です!
漢字クイズのお時間です。
今回の漢字はこちら。「萵苣」
2文字とも全く馴染みのない漢字だと思います。
ただ、この漢字が表すものは非常に馴染み深いものです。
読みは3文字。
「◯◯◯」、あなたは読むことができますか?
「萵苣」の読み方のヒントは?
まずは漢字の成り立ちから紐解いていきましょう。
「萵」も「苣」も「くさかんむり」を部首としてもっています。
この「くさかんむり」は植物をあらわす漢字につくことが多い部首です。
そしてこの漢字もその中に入っています。
つまり「萵苣」は植物、もっというと野菜です。
緑色で、むいてもむいても葉が出てくる…これが大ヒントです。
もう分かってしまいましたでしょうか?
正解は…
正解は…
レタス
でした!
ちょっと意外じゃないですか?
ただ、実は「萵苣」はレタス以外にも近い種類の葉物野菜全般を含めて指す言葉でもあります。
そういった背景もあって頻繁には使われないのかもしれませんね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2つ目の漢字は「幽かに」です!
「幽かに」
幽霊の幽という漢字ですが「ゆうかに」ではありません。死後の世界のイメージが強い漢字ですが、この読み方も印象としては少し似ているかもしれません。
なんと読むかわかりますか?
「幽かに」読み方のヒントは?
ヒントは、はっきりしない様子、勢いがなくて弱々しい様子を表す言葉です。
類語は
「おぼろ」
「そこはかとなく」
「曖昧」
などが挙げられます。
「幽かに」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「かすかに」
です!
「表通りから幽かに人の声が聞こえたような気がした」
「薄暗い中で幽かな月光を感じている」
「遠くの池で幽かな水音がする」
のように使われます。
さらに「幽」には「奥深くもの静か」という意味もあります。奥深く知り尽くせないほどに遠くでることを表す「幽遠(ゆうえん)」や、奥深く趣があるという意味の「幽玄(ゆうげん)」など、良い印象を表す言葉として使われています。
昔の人で「ゆうこ」という名前を「幽子」と書く人も少なくありませんでした。幽」は年月とともにイメージが変わっていった漢字のひとつですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
3つ目の漢字は「注ぐ」です!
「注ぐ」と書いて、そそぐと読みます。
「田んぼに水を注ぐ」
「雨が降り注ぐ」
「わが子に愛情を注ぐ」
「視線を注ぐ」
など、何かが流れて行ったり、向かっているいく様子を表す言葉です。
では、「注ぐ」と書いて(そそぐ)以外には何と読むでしょうか?
「注ぐ」読み方のヒントは?
はじめに、注ぐ(そそぐ)と来てしまえば、
他の読み方が思い浮かびにくいかも知れません。
でも、たいていの人が毎日行う動作です。
「注ぐ」読み方のもうひとつのヒントは?
もっとヒントを言えば、(そそぐ)は何にでも使える読み方ですが、
もうひとつの読み方は、食べるものに関して使う読み方です。
ひらがなにすると「〇ぐ」です。
もう答えはわかりましたか?
「注ぐ」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「つぐ」
です!
「飲み物を注ぐ」
「お酒を注ぐ」
などは代表的な使い方ですが、
「ご飯を注ぐ」
「お茶を注ぐ」
なども実は方言ではなく、ちゃんとした標準語です。
普段から使っている言葉も、漢字にしてしまうと悩んでしまいますよね。
是非、覚えておきましょう。
4つ目の漢字は「疾病」です!
病院関係者や薬局に勤めている人なら「疾病」という言葉は聞き慣れていると思いますが、
普通に生活している人にとっては意外に読めません・・・
そのまま「しつびょう」と読んでしまいがちですが、これは間違いです。
今回のキーポイントは「病」という漢字をどう読むか?ですが、辞典では「やむ」「びょう」「へい」などが説明されています。
ということは、「しつへい」が正解??
「疾病」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント➁ 「病」の部分は「へい」とは読みません。
ヒント③ 分からないと「しっぺ」です!
「疾病」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「しっぺい」です!
「疾病」とは、 「病気や疾患」のことです。
もともと、「疾」という字は「苦しんだり悩んだりすること」を表しており、「病」と組み合わさることによってより具体的な言葉となっています。
生命保険をかけている人やテレビなどの健康番組では「三大疾病」という言葉が度々でてきますね!
ここでいう三大疾病とは、ガン、脳卒中、心疾患が当てはまりますが、どれも現代人にとっては避けることのできない「病」です。
いつか人類が病気を完璧に克服して、「疾病」に「しっぺ」してやりましょう!
5つ目の漢字は「海胆」です!
「海胆」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(かいたん)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?
「海胆」読み方のヒントは?
ひとつめのヒントは「海の生き物」です!
海の胆と書くこの生き物は、胆の感じは見た目通りではありますが、
生きているときの見た目とは違います。
「海胆」読み方のもうひとつのヒントは?
とても美味しい高級食材です!
見た目は固そうでとても食べられるとは思えないですが、殻を割った中身はとても美味!
お寿司やお酒のおつまみとしても大変人気ですね。
「海胆」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「うに」
です!
うには海胆以外にも、「海栗」や「雲丹」とも書いたりします。
見た目のトゲトゲが栗にそっくりということで「海栗」、殻を割って食べられる部分の見た目が胆にそっくりということで
「海胆」と、外側と中身の見た目でそれぞれ別の表記があるんですね。
さらに一番よく見かけるのが「雲丹」という表記ではないでしょうか?これは食品を表す場合に使われます。丹には「赤い」という意味があるため、赤い雲のような食べ物ということでこの字が当てられたそうです。
同じものなのに、いろんな漢字が当てられていて非常におもしろいですね。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!