漢字読み講座

「赤銅」「夕星」「能能」これら3つの難読漢字が読めたら漢字マスター!

今回の難読漢字は「赤銅」「夕星」「能能」です。

読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読むことができますますか?

1問目はこの漢字から!「赤銅」

「赤銅色」の読み方をご存じでしょうか?

「せきどういろ」や「あかどういろ」と読むのは間違いです。

色に関係した言葉のようですが…

さて、あなたには読むことができますか?

「赤銅色」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇〇」の7文字
  2. 赤銅のような暗い赤色のこと
  3. 赤銅色に日焼けした肌

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「赤銅色」の読み方!正解は!?

正解は「しゃくどういろ」です!

「赤」という字を「しゃく」と読めるかどうかがポイントですね。

「赤銅色」という言葉の元となっている「赤銅」とは、銅にわずかな金を加えた合金で、奈良の大仏にも用いられたそうです。

「赤銅色」は、赤銅のような暗い赤で、赤茶色系の色です。

よく日に焼けて艶のある肌の色を例える際に、用いられることが多いでしょう。

混同されやすい色として「銅色(あかがねいろ)」がありますが、銅色の方は赤銅色よりも明るく、まさに銅の色そのものです。

2問目はこの漢字!「夕星」

「夕星」の読み方をご存じでしょうか?

素直にそのまま読むと「ゆうせい」ですが、もちろん間違いです。

「夕」も「星」も小学校で習う非常に簡単な漢字なのに、意外な難読だといえます。

さて、あなたには正しく読むことができますか?

「夕星」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
  2. 西の空に夕方になると輝く金星のこと
  3. 「宵の明星」とも呼ばれます

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「夕星」の読み方!正解は!?

正解は「ゆうづつ」です!

夕方になると西の空に輝く金星は、多くの人が見た覚えがあるでしょう。

一般には「宵の明星」と呼ばれることの方が多いかも知れません。

ひらがなで書く場合は「ゆうづつ」でも「ゆうずつ」でも構いません。

日常ではあまり使われない言葉ですが、ワーグナーの名曲である「夕星の歌」も「ゆうづつのうた」と読みます。

もしかしたら「ゆうせいのうた」や「ゆうぼしのうた」と読んでいた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この機会にぜひ、正しい読み方を覚えておいてくださいね。

最後はこの漢字!「能能」

「能能」の読み方をご存じでしょうか?

「能(のう)」が二つで「のうのう」と読むのはまちがいですよ。

ちょっと意外な読み方をする、正に難読漢字…

さて、あなたには正しく読むことができますか?

「能能」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
  2. 意味は「念を入れること」
  3. 「能能考えてみたら、彼は正しいよ」のように使います。

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「能能」の読み方!正解は!?

正解は「よくよく」です!

繰り返しの言葉なので「能々」と書く場合もありますよ。

しかし、一般的にはひらがなで「よくよく」と書くことがほとんどです。

「よくよく」という言葉には、副詞としての使い方と、形容詞としての使い方があります。

使い方 意味 使用例
副詞 念を入れる 火を使い際には、よくよく注意しないといけないね
形容詞 余程の 母がそこまで頭を下げるのは、よくよくのことでしょう

使い方によって少し意味合いが違ってくるので、注意が必要だといえますね。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!