「甃」は、漢字検定1級レベルの難読漢字です。
普段見かけることもほぼ無いのではないでしょうか?
なぜなら「甃」は常用漢字ではなく、もっと簡単な別の漢字2文字で普段は表しているんです。
でも、「甃」が読めるようになったら漢字マスターに近づけますよ!
何と読むのか、さっそく見ていきましょう。
「甃」の読み方のヒントは・・・?
「甃」の漢字をよく見ると、上は「秋」で下は「瓦」ですね。
この「瓦」が大ヒントです!
スペインやパリなど、ヨーロッパの古い町並みを思い浮かべてください。
敷石が敷き詰められた「い〇だ〇み」が風情たっぷりですよね。
日本の神社でも、境内の「い〇だ〇み」を歩くと神聖な気持ちになります。
さあ、何と読むか分かりましたか?
「甃」の読み方の答えは・・・
正解は、「いしだたみ」でした!
現在は「石畳」と書く方が一般的ですよね。
ところで、「甃」と「砂利道」の違いはご存知ですか?
「甃」は平らな敷石を敷きつめた道や庭のこと。
「甃」がきれいに整備された石を敷き詰めた道である一方、「砂利道」はただ砂利が一面に敷かれた道のことです。
ジャリジャリと歩きにくいのが砂利道です。
また、石を敷き詰めた道や庭という意味の「甃(いしだたみ)」ですが、敷きつめられた石そのものを指す場合は「甃(しきがわら)」とも読むんですよ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!