今回のお題は「弁える」「独活」「項垂れる」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「弁える」
「弁える」
「弁論」「弁当」「大阪弁」など普段は「べん」と読むことが多い漢字ですが、この場合は一体なんと読むのでしょう。
実は日常的によく聞くあの言葉です。
「弁える」読み方のヒントは?
ヒントは、物事の違いを見分けたり道理を理解し、それにふさわしい態度をする様子に使われます。
類語は
「分別がある」
「節度を保つ」
などが挙げられます。
「弁える」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「わきまえる」
です!
「若いのに礼儀を弁えていて素晴らしい」
「もっとTPOを弁えなさい」
のように使います。
実はもともと「弁」の漢字には「わきまえる」という意味はありませんでした。しかし「わきまえる」という意味の旧漢字「辨」が常用漢字にはないため、代用漢字として「弁」が使われました。
もともと「辨」だった言葉では「弁別」「弁明」「勘弁」などがあります。ちなみに「大阪弁」などの「弁」の旧漢字は「辯」で「のべる・話す」という意味です。
別の漢字が今では「弁」という同じ漢字になっていると思うと興味深いですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
2問目はこの漢字!「独活」
この漢字をそれぞれ読むと、やっぱり「独りの生活」としか読めないんですが、そのまま「どっかつ」とは読みません。
悠々自適な独身の生活というのもいいですが、これはもっと他の言葉になります。
もう少しヒントを言えば、むしろ人ではありません。
さあ、この「独りの生活」を楽しんでいるのは誰か、正解をみてみましょう!
「独活」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これは植物の名前です。
ヒント➁ お笑い芸人さんの名前にもなっています。
ヒント③ 「ウ〇」の2文字です。
「独活」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ウド」です!
「ウド」とは、お笑い芸人さんでもいらっしゃいますが、これは「ウコギ科タラノキ属」という種類の草になります。
「ウド」は森林などに自生している野草になり、「ウドの大木」」なんていう言葉があるくらいで、大きいものは2m近くにもなる、草とは形容しがたい姿形をしています。
そんな大型の「ウド」ですが、若い葉や茎は食用にすることもでき、香りが強い山菜の一つとして好む方も多いです。
ただし、食物アレルギーも報告されていますので、食べる際はご注意を!
最後はこの漢字!「項垂れる」
「項(こう)」も「垂れる(たれる)」も、それほど難しい漢字ではないのに、「項垂れる」は「こうたれる」ではないんです!
それでは、「こうべたれる」では?
…と思ったあなたも、残念!
「こうべたれる」でもないんです。
「こうべ」は「頭」や「首」と書きますもんね・・・
それでは何と読むのか、さっそく見ていきましょう!
「項垂れる」の読み方のヒントは・・・?
読み方は、ひらがなで「〇〇だれる」です!
そして「垂れる」には、次のような意味があります。
- 先端が下がった状態になる
- しずくになって落ちる
さらに「項」という漢字には、次のような意味があるんですよ。
- 物事を小分けにした1つ1つ。
- 代数式や数列などの構成要素。
- うなじ。
なんと!「項」は「うなじ」という意味・読み方もあるんです。
さあ、もう分かりましたよね?
「項垂れる」の読み方の答えは・・・
正解は、「うなだれる」でした!
失望や恥ずかしさから、心配事や考え事のため、首を前に垂れてうつむく様子を表す言葉です。
「試験の結果が振るわず、不合格の通知に項垂れた」
「先生に叱られて、しょんぼりと項垂れた」
などと使われます。
「項」は「うなじ」という意味があると前述しましたが、「項髪(うながみ)」などのように「うな」とも読むのです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!