今回のお題は「草藁」「白夜」「賽子」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「草藁」
「草藁」
この漢字、何と読むかわかりますか?
どちらも親しみ深い漢字ですが、
そのまま「くさわら」と読むのは誤りです。
わからなかったあなたは、
下記で発表する正解と解説を参考にしてくださいね。
「草藁」の読み方のヒントはコレ!
「草藁」の読み方のヒントは、下記の通りです。
- ヒント1:「手紙」「文書」
- ヒント2:「文章の下書き」「原稿の下書き」
このように、「草藁」には2つの意味があります。
そろそろわかりましたか?
「草藁」の読み方!正解は…?
「草藁」の読み方、正解は……
「そうこう」です!
- 「手紙」「文書」
- 「文章の下書き」「原稿の下書き」
一般的に使われる「草稿」と同様の意味だということがわかりますね。
「草藁」のもう1つの読み方は?
冒頭で、草藁は「くさわら」とは読まない、と述べました。
しかし、文脈によっては草藁を「くさわら」と読む場合があります。
こちらは「放牧して食べさせる家畜の飼料」「馬料」「かいば」といった意味を持つ表現です。
まとめ
「草藁」は「そうこう」と読む漢字で、
「手紙」「文書」「文章の下書き」「原稿の下書き」
といった意味を持ちます。
「草稿」と同様の意味で使用される漢字ですが、
小説などで「草藁」と表現されることもありますので、覚えておくとよいでしょう。
なお「放牧して食べさせる家畜の飼料」「馬料」の意味を持つ
「草藁」は、そのまま「くさわら」と読みます。
どちらの読み方をするかは文脈から判断するように心がけてくださいね。
2問目はこの漢字!「白夜」
「白夜」の読み方をご存知でしょうか?
「びゃくや」と読む場合が多いのですが、実は「びゃくや」は慣用読みです。
慣用読みとは、間違った読み方をする人が余りにも多いので、認められた読みのこと。
「百夜」にも、本来の正しい読み方があるのです。
それでは「白夜」の正しい読み方は?
「白夜」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です。
- 白も夜も、小学校で習った読み方で読んでください。
- 北極や南極に近い地域で、夜なのに空が明るい薄明るい現象のことを言います。
以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。
「白夜」の読み方!正解は!?
正解は「はくや」です!
今では、正しい読み方よりも慣用読みである「びゃくや」の方が一般的になっていますね。
一説によると、森繁久弥さん作詞作曲の「知床旅情」で「びゃくや」と読ませていたのが始まりとも言われていますが、それ以前にも小説などでは「びゃくや」と読ませることがあったようです。
確かに「はくや」よりも「びゃくや」の方がロマンチックで、しっくりときますね。
最後はこの漢字!「賽子」
最近では凝った名前も多くなりましたが、女性のスタンダードな名前と言えば「〇子」か「〇美」だった時代もありましたよね。
でも、残念ながら「賽子」は、女性の名前ではないんです。
だけど読み方を聞けば、とっても身近なものの名前だときっと驚くはずです。
さっそく、見ていきましょう!
「賽子」の読み方のヒントは・・・?
- 誰でも知っている、小さな立方体!
- 1~6までの数字が書かれています。
- すごろくなどをして遊ぶのに使います。
- 読み方は、ひらがなで〇○○〇の4文字です。
もう、分かりましたよね?
「賽子」の読み方の答えは・・・
正解は、「さいころ」でした!
賽子の「賽(さい)」には、「賽銭(さいせん)」や「賽日(さいにち)」など「神にむくいること」という意味の他に「さいころのこと」という意味があるんです。
「賽(さい)」1文字でも「さいころ」の意味があるんですが、コロコロ転がして使うことから愛称のように「ころ」が付いたんだとか!
紀元前のエジプトですでに用いられていた賽子(さいころ)ですが、日本に伝わったのは奈良時代。
中国から伝わりましたが、「賽子」の文字で現わすのは日本だけ。
中国語では「色子」「骰子」と書くそうです。
ちなみに、賽子(さいころ)の1の目が赤いのは、日本が発祥なんですよ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!