漢字読み講座

「艾年」って何と読むか分かりますか?「ふみとし」や「まさとし」なんて男性の名前ではありません!

「艾年」・・・見慣れない文字があって、何と読むのか見当もつかないですよね。

「文」という漢字に似ているから「ふみとし」?

なんて、男性の名前を想像してしまうかもしれません。

ですが、それは間違いです!

何と読むのか、どういう意味の言葉なのか、さっそく見ていきましょう!

「艾年」の読み方のヒントは・・・?

ずばり、読み方はひらがなで「〇〇ねん」の4文字です。

「年」はそのまま、「ねん」と読むのですね。

問題は「艾」の漢字です。

実はこの漢字、「よもぎ」と読むんです。

キク科の多年草で、草餅に使われる、あの「よもぎ」です。

よもぎの葉を干してお灸にする「もぐさ」とも読みます。

ただし、残念ながら「よもぎねん」でも「もぐさねん」でもありません・・・

「艾」は音読みで何と読むのでしょうか?

「艾年」の読み方の答えは・・・

正解は、「がいねん」でした!

「艾」は、訓読みで「よもぎ・もぐさ」、音読みで「がい」と読むのです。

ちなみに、気になる「艾年」の意味もお話していきます。

よもぎの葉は緑色ですが、もぐさにすると淡いベージュのような色合いになります。

そして頭髪がもぐさの色に似ていることから、「艾」は老人を意味する漢字でもあるのです。

「艾年」は、「頭髪がもぐさのように色あせて白くなる年」という意味で、「50歳」を表す言葉なんです!

「私もいよいよ艾年を迎え・・・」などと使われます。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!