今日の難読漢字は
「挿頭す」
「錘」
「帷子」
の3つです。早速いってみましょう!
まず最初は「挿頭す」
ヒントは全体で3文字、「○○す」となります。
言葉としては普段から聞くものですが、意味は思っていたのと違うはずです。
最初の一文字目は「か」です。
この言葉の意味は、なんと漢字の通りで「髪や冠に花や枝などを差す」という意味の動詞です。
これで見当がつく人もいるのではないでしょうか?
「挿頭す」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「かざす」
です!
かざすと聞くと、一般的には「手に持っているものを高く掲げる」とか、
「手を頭上や顔のあたりにあげて光をさえぎる」、また「手をおおうように差し出す」
といった意味で使われることが多いかと思います。そういった場合のかざすは
漢字が異なり、「翳す」と表記します。
今回のかざすは意味がまったく異なるのですね。普段聞く言葉なのに、
これだけマイナーな意味を持つ言葉も珍しいと思います。
花や枝を髪に差すというのも、かんざしのように機能的なだけではなく、
おしゃれとしてやっていたのかと思うと、とても風流な感じがして素敵ですね。
2つ目は「錘」
ヒントは全体で3文字、「○○○」となります。
最初の一文字目は「お」です。
重さを増やすために付け加えるものといった意味の言葉です。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「錘」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「おもり」
です!
一番身近なおもりというと、釣りで使うおもりではないでしょうか。
釣りではエサと針を水中に沈ませるために付けるものですが、これは
沈ませるだけが目的ではないことをご存知でしょうか?
おもりで針を沈ませることで、糸がピンっと張り詰めた状態になることで、
魚がエサに食らいついた感触を察知しやすくするといった働きもあるのです。
他にも理科の実験で使った分銅もおもりの一種ですね。
分銅は絶対にピンセットでつまむように指導されたと思いますが、それは
手で触ると手の汚れが付着したり、油分で酸化したりしてしまい、重さが変わってしまうため
なのです。
なので手で触ってしまうと、先生はあんなに怒ってたんですね(笑)
最後の難読漢字は「帷子」
ヒントは全体で4文字、「○○○○」となります。
普段あまり聞き慣れない言葉ですが、着物に詳しい方なら
すぐにピンとくるかもしれませんね。
最初の一文字目は「か」です。
布や衣装に関する言葉で、非常に歴史のあるものです。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「帷子」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「かたびら」
です!
袷 (あわせ) の片枚(かたひら)からできた言葉で、裏地をつけない衣服の総称です。
一般的にはひとえものと呼ばれるものが多いですね。
また古くは生絹や麻で仕立てた夏用の着物だったり、死に装束的な白い着物を指すこともあるようです。
ここまでは衣服ですが、几帳(きちょう)や帳(とばり)といった今でいうカーテンに使う、垂らすための
布を指すこともあるようで、一言でかたびらと言ってもこれ!と決まるものではないようです。