漢字読み講座

【今日の難読漢字】「布哇」「気色ばむ」「丁稚」「仄めかす」「襟飾」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「布哇」

「気色ばむ」

「丁稚」

「仄めかす」

「襟飾」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「布哇」です!

「布哇」は、普段みかけない漢字ですね。

 

それもそのはず、一般的にはカタカナで表記するものなので、この漢字は当て字になります。

 

「布」は分かるにしても、「哇」という漢字は難しいですね。

「哇」は、「わぁ」とか「ぎゃー」などのように「大声で叫ぶ声」や「へつらう声」という意味があり、読み方も「わ(あ)」などと読みます。

 

音読みでも訓読みでも、意味から成る当て字でもなさそうなので、ヒントを参考に考えてみましょう!

 

「布哇」の読み方のヒントはコレ!

 ヒント① これはアメリカ合衆国の州の一つです。

ヒント➁ カタカナで「〇〇〇」です。

ヒント③ 芸能人がお正月に行く海外旅行先といえばここ!

 

「布哇」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「ハワイ」です!

 

「ハワイ」は一つの島国のような気がしますが、アメリカ合衆国の州の一つになります。

「ハワイ」に行ったことがない人は、大きな一つの島国のようなイメージを持っている方が多いと思いますが、「ハワイの本土」以外にも、マウイ島、オアフ島、カウアイ島などの8つの島と、それらをとりまく100以上の小さな島から「ハワイ」は成り立っています。

 

「ハワイ」は、アメリカ合衆国の中でも最後に加盟した州であることでも知られ、日本人の海外旅行先の定番として、「ハワイ」は常に上位に位置している人気のある場所。

最近では、英語を話せなくても日本語だけでなんとかなった!という体験をお持ちの方も増えているくらい、日本人が気軽に行ける島としても有名です!

2つ目の漢字は「気色ばむ」です!

「気色ばむ」の読み方をご存知でしょうか?

「きしょくばむ」と読めないこともありませんが、今回はもう1つの読み方を答えてくださいね。

さて、あなたには読むことができますか?

「気色ばむ」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇ばむ」の3文字です
  2. 「彼は気色ばんで席を立った」のように使います
  3. 物事の様子が表面に表れることを意味します

以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。

「気色ばむ」の読み方!正解は!?

正解は「けしきばむ」です!

意味としては、内面の様子が表れることを言いますが、主に怒りが顔に表れた場合に使われることが多いですね。

ちなみに「きしょくばむ」は得意になって意気込む様子を表した言葉で、古典で使われていたようです。

「気色ばむ」の「ばむ」は「黄ばむ」や「汗ばむ」と同じように「そのような要素がある」といった意味になります。

現代では「きしょく」の方は「気色(きしょく)悪い」といった場合に使い「気色(けしき)悪い」という読み方はありません。

言葉は時代と共にどんどん移り変わるので、生き物といわれるのも納得ですね。

3つ目の漢字は「丁稚」です!

「丁稚」と書いて、なんと読むか分かりますか?

昔の言葉ですが、今でも使われています。

根拠のない事を言われた時など「丁稚上げだ!」と怒ってもいいです!

さて、「丁稚」と書いてなんと読むでしょうか?

「丁稚」読み方のヒントは?

大昔は、少年少女たちが職人や商人の家に「丁稚奉公」するのが当たり前だったのだとか。

下働きの丁稚には少しの小遣いをくれるだけでしたが、

衣食住を約束してくれるありがたいものだったのだそうです。

そして弟子として職人の技を盗み、一人前になっていったのだとか。

今では住み込みの従業員なんかは少なくなっていますね。

そう考えると、今はかなり豊かですよね!

「丁稚」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇」です!

もっというと「〇っ〇」です!

真ん中は小さい「っ」が入ります。

さあ、もうわかりましたか?

「丁稚」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「でっち」

です!

 

テレビで討論などを見ていると「丁稚上げ」という言葉がよく使われています。

ぜひ、覚えておきましょう。

4つ目の漢字は「仄めかす」です!

「仄めかす」の読み方をご存じでしょうか?

「灰」という字に似ていますが「はいめかす」ではありません。

漢字検定1級レベルの難読問題です。

さて、あなたには読むことができますか?

「仄めかす」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇めかす」の5文字
  2. はっきりとは言わず、それとなく態度や言葉などに表すこと
  3. 彼女は引退を仄めかしていた

以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。

「仄めかす」の読み方の読み方!正解は!?

正解は「ほのめかす」です。

日常的に使う言葉ですが、漢字は知らなかった方が多いのではないでしょうか。

「ほのめかす」とは、ヒントにも示したように、それとなく態度や言葉で表すことをいいます。

同じような意味の言葉に「匂(にお)わす」がありますね。

ほとんど同じ意味ですが「ほのめかす」が、言葉よりも態度で相手に知らせるという意味が強いのに対して「匂わす」は、主に言葉によって感じさせるといった点が異なります。

5つ目の漢字は「襟飾」です!

本日の難読漢字クイズは「襟飾」です!

ファッションに詳しい人はピンと来るかもしれません。

あなたは何と読みますか?

「襟飾」の読み方のヒントは?

1.「襟飾」をひらがなにすると4文字です。

2.「襟飾」が西洋から日本へ伝わったのは1800年代といわれています。

3.『そして最後に、死人が彼の襟飾を掴んでいました。』アーサー・コナン・ドイル「白銀の失踪」より引用

正解は…

正解は「ネクタイ」でした!

「襟締」「結襟」などとも呼ばれます。

男性にとっては、洋装の礼服に欠かせないアイテムですね。

ビジネスマンの細長いものだけでなく、細長いリボン、ニット生地、蝶ネクタイ、ループタイ、スカーフのようなアスコットタイ、さまざまな形状があります。

「襟飾」と日本

「襟飾(ネクタイ)」の起源は17世紀のフランスという説が有力です。

日本に「襟飾」を最初に持ち込んだのはジョン万次郎こと中浜万次郎で、アメリカからの所持品記録に「白鹿襟飾三箇」という記述があるそうです(1851年頃)。

また、福沢諭吉の「西洋衣食住」にはイラスト付きで「ネッキタイ」が紹介されています(1867年)。

一般国民に「襟飾」が定着したのは大正時代の末期。同時に背広(スーツ)や外套(コート)といった洋装が広まりました。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!