今回の難読漢字は「女丈夫」「傾城」「霊璽」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「女丈夫」
「女丈夫」の読み方をご存じでしょうか?
「おんな」+「じょうぶ」で「おんなじょうぶ」と読むのは間違いですよ。
現代ではあまり耳にしない言葉ですが…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「女丈夫」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇」の6文字
- 気が強くてしっかりとした女性のこと
- 彼女はなかなかの女丈夫だ
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「女丈夫」の読み方!正解は!?
正解は「じょじょうふ」または「じょじょうぶ」です。
「女丈夫」とは、気が強くてしっかりした女性、男勝りな女性のことで、下のように使います。
- 彼女のような女丈夫にはとても敵わないよ
- 会社を倒産の危機から救った、まさに女丈夫だ
同じような意味を持つ言葉に「女傑」があり、どちらも女性としては格別強くて、しっかりしているといった意味を持ちます。
また、類語としては「女傑」の他に、「気丈夫」「心丈夫」「大丈夫」「したたか者」「しっかり者」などがありますが、女傑以外の言葉は女性に限定したものではありません。
2問目はこの漢字!「傾城」
「傾城」の読み方をご存じでしょうか?
「けいじょう」と読むのは間違いですよ。
難しい漢字は使っていませんが、読みにくい熟語です。
さて、あなたには正しく読むことができますか?
「傾城」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 君主が夢中になって城が傾くほどの美女
- 彼は傾城の虜となってしまった
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「傾城」の読み方!正解は!?
正解は「けいせい」です!
意味は「絶世の美女や遊女」のこと。
ヒントに示したように、君主が虜になって城が傾いてしまうほど美しいので「傾城」と書きます。
同じ意味で「傾国(けいこく)」や「傾城傾国(けいせいけいこく)」という言葉もありますよ。
「傾城」という言葉の由来は、漢書にある「外戚伝」で絶世の美女が「一度振り向いただけで城が傾き、再度振り向くと国が滅びる」という逸話です。
城や国を傾けてしまうほどの美女って一体どれほど美しいのでしょうね。
最後はこの漢字!「霊璽」
「霊璽」の読み方をご存じでしょうか?
「霊」は、幽霊や霊園などでお馴染みの「れい」ですね。
では「璽」という漢字は何と読むでしょう?
雨という字に似ていますが「れいう」や「れいあめ」と読むのは間違い。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「霊璽」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 神道において、仏壇の位牌にあたるもの
- 御霊代(みたましろ)とも呼ばれる
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「霊璽」の読み方!正解は!?
正解は「れいじ」です!
「璽」は普段見かけない漢字ですが、なんと常用漢字に入っており「天皇の印」などの意味を持ちます。
「霊璽」は神道によって故人を家庭内で供養する際に御霊をうつす依代(よりしろ)のことで、仏壇の位牌に相当するものです。
位牌には戒名を入れますが、霊璽にも「霊号」という文字入れが行われ、霊号は性別や年齢、身分などによって異なり、仏教の位牌と同じような流れで作られます。