今回のお題は「盥」「鱧」「撓む」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「盥」
世の中ではよく使われる言葉ではあるけれど、漢字にしてみると難しいものってありますよね。
今回ご紹介する「盥」もその一つ。
「盆(ぼん)」や「盃(さかずき)」にも似ていますが、ちょっと違います。
この漢字、あなたは読むことができますか?
「盥」の読み方のヒントは?
先ほど似たような漢字として「盆」や「盃」を挙げましたが、この二つと、そして「盥」に共通するなにかを見つけられますでしょうか?
その部分を頼りにしたら、もしかしたら分かるかもしれません。
金属で作られることが多い、もしかすると上から落ちて来ることがあるかもしれないものです。
もう分かってしまったでしょうか?
正解は…
正解は…
たらい
でした!
かつてはたらいを使って洗濯をしていましたが、最近では家庭にたらいがあることも少なくなってきました。
たらい落としでしかたらいを見ることがないという方もいるかもしれませんね。
ちなみに、「盆」や「盃」にも共通するのは「皿」を部首に持つということ。
考えてみると、どれも皿状のものですね。
ぜひそうした部分からも推測する癖をつけてみてください!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2問目はこの漢字!「鱧」
今回のクイズではこちらの漢字を読んでいただきます。
「鱧」
魚偏(さかなへん)がついているので、魚であることは先に申し上げておきます。
大事なのはどの魚を表すのか。
あなたは分かりましたか?
「鱧」の読み方のヒントは?
鱧は、梅雨が明ける頃が旬の高級魚です。
うなぎのような見た目をしており、主に関西でよく食されています。
京都の料亭などではこの魚を使った料理が良く出されているようです。
ただ、私たちにとって一番馴染みがあるのは鱧の天ぷらだと思います。
白身でありながら脂ののりが良いあの魚。
お分かりでしょうか。
それでは正解の発表です。
正解は…
正解は…
はも
でした!
釣り上げられた鱧はすごく怖い見た目をしていますが、その身は真っ白でとても美味しいです。
ただ、骨をうまく処理しなければ料理に使えないため、家庭でイチから捌くようなことはほとんどないでしょう。
興味を持った方は是非鱧について調べてみてください。
どんどん食べたくなってくるはずです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
最後はこの漢字!「撓む」
「撓む」
これ、何と読むかわかりますか?
なんだかごちゃっとしていて
読むのも書くのも大変そうなこの漢字。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「撓む」読み方のヒント!
実は言葉自体はよく使われています。
「枝が雪の重さで撓む」
「橋が撓む」
このような例文が挙げられます。
さて、読めましたか?
ちなみに「ぎょうむ」ではありません!
「撓む」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「たわむ」
です!
「撓む」は、
「他から力を加えられて弓なりに曲がる」という様子を表す言葉。
類語には「しなる」や「反る」などがあります。
例文の「枝が雪の重さで撓む」は
「雪がのった枝が、弓のように曲がっている様子」
を表しています。
「橋が撓む」というのも、
橋が重さや風、温度変化などによって撓む様子を表しています。
また「撓」の文字はその意味が転じて、
「くじける」という意味としても使われます。
「どんな困難にもくじけない」という意味の四字熟語、
「不撓不屈(ふとうふくつ)」がその代表例。
こちらも「ふぎょうふくつ」と読み間違えがちなのでご注意を!
難しい漢字ではありますが、
知ってしまえば簡単な「撓む」の読み方。
しっかりと意味も覚えて、使ってみてくださいね!