今日の難解漢字は、
「子規」
「山雀」
「身形」
「罷免」
「忍冬」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「子規」です!
明治を代表する文学者の正岡子規。その名前と同じ「子規」ですが、他に何と読むか知っていますか?
かなり難しいので、ヒントを見ないと分からないかもしれません。
一緒に考えてみましょう!
「子規」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 渡り鳥の名前です。鳴き方に特徴があります。
ヒント➁ 戦国武将たちの性格を反映したあの名言が残っている鳥です。
「子規」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ホトトギス」です!
鳴かないなら、殺すとしたのは織田信長、何とか鳴かせてみようとしたのは豊臣秀吉、機がくるまで待つとした徳川家康。
そんな戦国三大武将たちの性格を表わす俳句としても登場するこのホトトギス、やはりその鳴き声に特徴があり、ウグイスと比較される渡鳥です。
冒頭にも書きました正岡子規ですが、この「子規」もホトトギスの鳴き声やその様態からとったペンネームでもあります。
ホトトギスは、鋭く鳴くことも多く、口の中が赤いことから「血を吐くまで鳴く」なんて言われたりしており、正岡子規が生涯を閉じることなった結核の病状を「子規」になぞらえたとされています。
昔からホトトギスはその鳴き声から不吉な象徴とされていたようですが、春を告げる渡鳥には変わりありませんから、これから先も渡ってこられる環境を維持したいものですね!
2つ目の漢字は「山雀」です!
誰もが知っている超メジャーな鳥、雀(スズメ)。
小さい身体が愛らしく、山や野原だけでなく一年中、住宅街でもその姿を見ることができますよね!
そんな雀ですが、もちろん山にも生息しています。
でも、今回の漢字は「山雀」。
あえてわざわざ漢字で表記するところが逆に怪しいですが、これは何かの揶揄でしょうか?
それとも当て字??
あなたは「山雀」、読めますか?
「山雀」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント② これは鳥の名前です。
ヒント③ 「山」の部分は普通に「やま」と読みます。
「山雀」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ヤマガラ」です!
「山雀」とは、シジュウカラ科の鳥で、全長はわずか15cm程度の小さい鳥です。
姿形は普通の雀と似ていますが、身体の色に特徴があり、背中は青っぽい羽でお腹はオレンジ色をしています。
雀が茶色一色なのに対して、「山雀」はカラフルバージョンとでもいったところでしょうか。
生息地は山や林が多く、あまり住宅街ではみかけません。
また、普通の雀よりも賢いのが特徴で、人間が芸を教えることも可能です。
神社など、おみくじを引く芸をする「山雀」に会えるかもしれませんよ!
3つ目の漢字は「身形」です!
「身」の「形」と書いて「身形」は、なんと読むか分かりますか?
なんとなく、姿や形というイメージで合っています!
その人の第一印象を大きく変えるのが「身形」ではないでしょうか?
身形に一生懸命になり過ぎる人は、何かコンプレックスがあるのかもしれません。
「人前に出て恥ずかしくない恰好」であれば、一応身形は整っていますよ!
さて、「身形」と書いてなんと読むでしょうか?
「身形」読み方のヒントは?
衣服を着た姿様子や、その服装の事を「身形」と言います。
肌の露出が多すぎたり、飾りが多すぎるといった行き過ぎた身形は、他人と線を引いてしまうかもしれません。
その人の特徴をよく表せているので、身形で判断してしまうこともありますね。
慌てて家から出る時は、家の身形のままなりふり構わず飛び出してしまう事もあります!
家でしか履かない靴下のまま……など家から出る時は注意しましょう。
「身形」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇」です!
さあ、もうわかりましたか?
「身形」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「みなり」
です!
身形を整えようと思ったら、まずは清潔感が一番です!
ぜひ覚えておきましょう。
4つ目の漢字は「罷免」です!
「罷免」
ぱっと見は簡単に読めそうなこの漢字。
あなたは読めるでしょうか?
「罷免」読み方のヒント!
「罷免」は、ニュースや新聞などで出てくる言葉です。
「罷」の文字に「能力」などで使われる「能」の字があるため、
「のうめん」と読んでしまいがち。
でもこれは間違いです!
さて、あなたは読めますか?
「罷免」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ひめん」
です!
「罷免」は
「仕事を強制的に退職させる」という意味の言葉です。
特に公職者に対して使われることが多いため
「汚職事件の中心となった大臣を罷免する」
「総理大臣が罷免権を行使する」
といった、ニュースや新聞の文言で見かけます。
ただ仕事や役職を辞める場合とは違い、
「強制的に」「役職も職業も」辞めさせることを表す強い言葉です。
似たような言葉に「更迭」や「解任」があります。
「更迭」は、役職を交代することを表す言葉です。
「辞めさせられる」より「交代させられる」ことに重きを置いているので
「罷免」よりもマイルドなイメージです。
「解任」は役職を辞めさせることを表す言葉。
役職は辞めても仕事は辞めさせていないので、
「罷免」よりも軽い場合がほとんどです。
また「解任」は、
「不正により協会役員を解任された」のように、
一般の企業や組織でも使われます。
このように、新聞やニュースでは比較的よく聞く言葉ですが
読み方も意味も混乱しやすいのが「罷免」です。
これを機に、ぜひ読み方や意味をマスターしてくださいね!
5つ目の漢字は「忍冬」です!
「忍冬」って何て読むか分かりますか?
(にんどう)とも読みます。
冬の間も葉の一部が残るためこのように呼ばれるようになりました。
今回はひらがな5文字で考えてみてください。
”〇〇〇〇〇”
「金銀花」とも書きます。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「忍冬」の読み方のヒントは?
ヒント①:つる性の植物です。
ヒント②:とてもいい香りがします。
ヒント③:花筒の奥に蜜を持っています。
ヒント④:英語名は「ハニーサックル」です。
さて、何と読むか分かりますか?
「忍冬」の読み方、正解は……
正解は……
「すいかずら」
です!
スイカズラは春に花を咲かせます。
つぼみは薄い紅色ですが、白い花が咲き、少しずつ黄色に変化し、最後には薄紫色になります。
また、漢方薬に利用されており抗菌・解熱・利尿作用があります。
スイカズラはつるを巻きつけて、どんなものにでも絡みつき離れないことから、「愛の絆」「友愛」などの花言葉が生まれました。
徳川家康は、スイカズラの花や葉っぱを焼酎に漬け込んで作った「忍冬酒」(にんどうしゅ)を好んで飲んでいたといわれています。
ソーダやジンジャーエールで割って飲んでもおいしいですよ!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!