今日の難解漢字は、
「洋傘」
「円やか」
「菫」
「杮」
「鞦韆」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
- 1 1つ目の漢字は「洋傘」です!
- 2 「洋傘」の読み方のヒントはコレ!
- 3 「洋傘」の読み方の正解は・・・・?
- 4 2つ目の漢字は「円やか」です!
- 5 「円やか」読み方のヒントは?
- 6 「円やか」読み方のもうひとつのヒントは?
- 7 「円やか」の読み方、正解は・・・
- 8 3つ目の漢字は「菫」です!
- 9 「菫」読み方のヒントは?
- 10 「菫」読み方のもうひとつのヒントは?
- 11 「菫」の読み方、正解は・・・
- 12 4つ目の漢字は「杮」です!
- 13 「杮」と書いて、なんと読むか分かりますか?
- 14 「杮」読み方のヒントは?
- 15 「杮」読み方のもうひとつのヒントは?
- 16 「杮」の読み方、正解は・・・
- 17 5つ目の漢字は「鞦韆」です!
- 18 「鞦韆」の読み方のヒントは?
- 19 正解は…
- 20 「しゅうせん」が「ブランコ」になった理由
- 21 まとめ
1つ目の漢字は「洋傘」です!
これって、難読漢字なの?と思うくらい簡単な漢字の「洋傘」。
でも、「ようがさ」以外にも読み方があるんですが、分かりますか?
一般的には「こうもりがさ」とも読みますが、ここはもっとおしゃれにいきましょう!
でも、傘を英語で言っただけの「アンブレラ」ではありませんよ!
「洋傘」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① カタカナで「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント➁ 庭のある家に「ガーデン〇〇〇〇」があったら素敵ですね!
ヒント③ 海にいったら「ビーチ〇〇〇〇」を砂浜に設置しましょう!
「洋傘」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「パラソル」です!
言われてみれば、ずばりそのままの「パラソル」。
「洋傘」は、その名のとおり「ようがさ」や「こうもりがさ」とも読みます。
日本古来の和傘に対するもので、現代では骨の部分が金属やプラスチックのものでできたものが主流となっています。
そんな「洋傘」ですが、おしゃれに「パラソル」とも読み、この語源はラテン語の「パラ(反る)」と「ソル(太陽)」からきています。
ここからも分かるとおり、もともと西洋では、傘は太陽の光を避けるために使われていたもので、その美意識の高さが垣間見えますね!
2つ目の漢字は「円やか」です!
「円やか」と書いてなんと読むかわかりますか?
一円二円の「円」ですが、
「円やか」の読み方は(えんやか)ではありません。
円は(つぶら)とも読み、
「つぶらな瞳」のつぶらも「円な瞳」と書きます。
さて、「円やか」と書いてなんと読むでしょうか?
「円やか」読み方のヒントは?
形が丸い様子や、口当たりが優しい味わいなどを「円やか」と表現します。
耳では絶対に聞いたことがある言葉です。
女性向けのお酒なんかのキャッチフレーズによく使われているのを見ます。
ハッキリ言って、円やかなイメージの女子はモテますね。
温和な、優しそうな感じが漂っています。
反対語で言えば刺刺しい(とげとげしい)などです。
「円やか」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇やか」です。
円やかな味わい、円やかな月など。
英語にすると「mild」です!
さあ、もうわかりましたか?
「円やか」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「まろやか」
です!
穏やかで円やかな女性はモテますよね。
和食や日本酒などでも、よく円やかな味と表現しています。
ぜひ、覚えておきましょう。
3つ目の漢字は「菫」です!
「菫」と書いて、(すみれ)と読みます。
道端に咲く、かわいらしい紫の花を思い浮かべるでしょう。
最近では名前に使っている人もいます。
しかし、「菫」と書いて、もうひとつ読み方があることを知っていますか?
すぐに手に入る毒としても有名な、あの毒草です!
さて、「菫」と書いてなんと読むでしょうか?
「菫」読み方のヒントは?
致死量を摂取すると6時間以内に死んでしまうとも言われている、
植物界最強の毒花です。
すみれと同じように紫色の花を付け、夏に花を咲かせます。
もちろん、すみれには毒はありません!
読み方の違う、もうひとつの植物に毒があります。
「菫」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇〇」です!
鳥兜と書かれることもあります。
さあ、もうわかりましたか?
「菫」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「とりかぶと」
です!
キレイな花が咲いていると思って、
むやみに素手で触ったり、蜜を吸おうとしたりしないようにしましょう。
4つ目の漢字は「杮」です!
「杮」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(かき)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?
「杮」読み方のヒントは?
果物の柿と同じ漢字で別の読み方があるのか~、と思われた方もいると思いますが、柿とはまったく別の漢字なのです。
ちなみにこの漢字は「材木を削った時に出る細かい木片」という意味を持ちます。
「杮」読み方のもうひとつのヒントは?
慣用句では「〇〇〇落とし」という言葉でよく使われます。こちらは「新しく作られた劇場やコンサートホールなどで、初めてイベントや催し物をすること」という意味になります。
「杮」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「こけら」
です!
この「杮(こけら)」と「柿(かき)」、パッと見ではどちらも木偏に市場の市とまったく同じ漢字に見えますが、実は市の部分が異なっています。
こけらは上のちょんからしたまでが一本ですが、かきはちょんと下の棒は別になっています。
言われてみないと絶対に気付かない違いですよね。
専門的になりますが文字コードもちゃんと別になっており、「杮(こけら)」は #676E、「柿(かき)」は#67FFが割り当てられています。
「杮(こけら)」には材木からできた細かい木片という意味があると書きましたが、工事で屋根に残ったこの木片を落としてきれいにすることから、劇場の最初の公演のことを「杮落とし」公演というようになったそうです。
5つ目の漢字は「鞦韆」です!
本日の難読漢字クイズは「鞦韆」です。
画数が多くて難しいですね…
でも、これを知らない人はいないはずです。
「鞦韆」の読み方のヒントは?
1.「鞦韆」をひらがなにすると4文字です。
2.俳句では春の季語とされています。
3.「鞦韆」は遊具です。
4.『鞦韆は漕ぐべし愛は奪ふべし』三橋鷹女の句
正解は…
正解は「ブランコ」でした!
大抵の人は、乗ったことがあると思います。
「鞦韆(ブランコ)」は「揺れ」を楽しむ遊具で、「しゅうせん」とも読みます。
「鞦韆(しゅうせん)」は、もともと中国宮廷の女性が使っていた遊び道具でした。
平安時代は和名として「由佐波利」と書き、「ゆさはり」とも読んだそうです。
「しゅうせん」が「ブランコ」になった理由
中国から伝わった「鞦韆(しゅうせん)」の和名は「由佐波利(ゆさはり)」。
しかし江戸時代になると、「ふらここ」「ぶらここ」など、さまざまな呼び方をされていたそうです。
結局どうして「鞦韆(ブランコ)」という言葉に落ち着いたのでしょう?
諸説ありますが、いくつか有力な「ブランコの由来」を紹介します。
・擬態語の「ぶらり」「ぶらん」などから
・ポルトガル語の「バランソ」から
・「ブランと下がっているから」柳田国男の説
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!