今日の難読漢字は
「恍ける」
「壁蝨」
「蕭々」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「恍ける」!
「恍ける」は、普段からよく聞く言葉の漢字です!
漢字の印象から「ほうける」や「こうける」と読みがちですが、不正解!
実際には、お調子者キャラの人にぴったりな言葉なのですが…
さて、読めたでしょうか?
「恍ける」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「とぼける」
です!
「恍ける」とは、
「わざと知らないふりをしたり、ふざけた行動をしたりすること」です。
お調子者キャラの人に
「とぼけるなよ〜!!」なんて言うことがありますよね。
その言葉の漢字が「恍ける」なのです!
また、意味が転じて
「どことなく間抜けな表情や言動」のことにも使われます。
「恍けた顔をされて、話す気がなくなってしまった」
と言うように使います。
ちなみに「とぼける」は「惚ける」とも書くことができるため、
「ほうける」と読み間違えてしまった方は、この漢字のイメージがあったのかも。
曖昧に覚えてしまわずに、しっかりと漢字と読み方を覚えるのが大事です!
「恍ける」は特に読み間違いが多いので、
しっかり覚えてスマートに読めるようになりましょう!
次の難読漢字は「壁蝨」!
「壁蝨」は、みんなが苦手なある生物を表した漢字です。
人や動物の血を吸って、時には死に至らしめることも。
漢字を見ると、なんとなく正体がわかりそうなのですが…
さて、読めたでしょうか?
「壁蝨」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「だに」
です!
「壁蝨」とは、
「人や家畜に寄生し、血を吸う虫」のことです。
とても小さく、見えるか見えないかの大きさですが、
噛まれると血を吸われてしまうと、痒くなったり腫れたりしてしまいます。
寝ている間に食われてしまって、しばらくかゆい思いをした…
なんて方もいるのではないでしょうか?
また、マダニに血を吸われた場合には死に至る場合もある、
とても厄介な虫なんです。
この厄介さから転じて、
「自分では働かず、ゆすりやたかりなどで社会に寄生する」
と言う意味で「社会の壁蝨」という慣用句もあります。
昔から「壁蝨」が厄介な存在として
人々を苦しめていたことがわかりますね。
「ダニ」とカタカナで書くことが多いですが、
教養として知っておいて損はありません!
しっかり覚えてスマートに読めるようになりましょう!
最後の難読漢字は「蕭々」!
「蕭々」を「しゅくしゅく」と読んでしまった方、多いのでは?
残念ながら不正解です!
漢字の印象が「粛々」と似ているので
「しゅくしゅく」と読みたくなりますよね。
似たような読み方はするのですが…
さて、読めたでしょうか?
「蕭々」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「しょうしょう」
です!
「蕭々」とは、
「ものさびしい様子」を表した言葉です。
雨や風の音や、川の流れる水音、秋の虫の鳴き声などが
心を寂しくさせる様子にも使われます。
「蕭々として雨が降っている」
「蕭々たる秋の野原」
など、この言葉が使われている場合には、
物悲しさや、孤独感が漂っている様子を思い浮かべるといいですよ!
類語には「侘しい」「活気がない」「うらさびしい」などがあります。
自然に対して使われることが多い言葉ですが、
春夏の活気あふれる情景よりも、秋冬の落ち着きある情景が似合います。
覚えておけば普段使う言葉ではなくても、
小説などを読んだ時に、詳細な情景を思い浮かべることができます。
しっかり覚えてスマートに読めるようになりましょう!
どの漢字も、覚えておけばスマートに使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!