今日の難解漢字は、
「凝乳」
「入内」
「非ず」
「瘡蓋」
「翻す」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「凝乳」です!
この漢字は、明らかに「乳製品の何か」であることが予想できますね。
なにしろ、「乳が固まる」と書く「凝乳」ですし、ヨーグルトとかチーズあたりの何かでは?といろいろ浮かんできます。
ただ、音読みで「ぎょうにゅう」と読めるからといって、「ぎゅうにゅう」ではありませんのであしからず。
さあ、この乳製品はいったい何でしょうか?
ちなみに「カード」とも読めますが、今回はもっとシンプルなものを回答してくださいね!
「凝乳」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 白くて甘くてフワフワしています。
ヒント➁ ケーキになくてはならないものです!
ヒント③ この味のアイスは大人気です。
「凝乳」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「クリーム」です!
一般的には「凝乳」は「カード」とも読み、酸やキモシンという酵素を使ってヤギや牛の乳を凝固させたものの総称のことをいいます。
そういった理由もあり、「カード」の代表格である「クリーム」としても、当て字で読むようになりました。
「クリーム」といえば、生の乳や牛乳を分離して「乳脂肪のみ」を取り出して原料とした、「生クリーム」を表すことが一般的です。
さらに、何に使うかによってその脂肪分は異なり、コーヒーなどに入れるものであれば15%程度ですが、ケーキに使うようなものは50%もあるなど、その美味しさと引き換えにカロリーは高く、失うものも大きいのも事実・・・。
いつかカロリーを気にせず、生クリームたっぷりのホールケーキを食べてみたいものです。
2つ目の漢字は「入内」です!
漢字としてはすごくシンプルな「入内」。
読み方は「いりうち」とか「にゅうない」などと読めそうですね。
この「にゅうない」は、律令制度の時代の「位」を表す言葉でもあるので、「にゅうない」と読んだ人は正解です!
・・・でも、難読漢字の問題なので今回は違う読み方にチャレンジしてみましょう!
「入内」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント➁ お雛様の世界や平安時代で使われていた言葉です。
ヒント③ 某有名宇宙映画で光る剣をもつ騎士の名前に似ています。
「入内」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「じゅだい」です!
カタカナにすると、某宇宙映画の光る剣というか棒を持つマスターの名前に似ていますが・・・「入内」とは、 中宮、女御などが内裏(だいり)に入ることを表す言葉です。
他にも、外出していた皇后様が内裏に戻ってきたときにも使われますね。
私たち一般人にはあまり関係ない世界の言葉ですが、「入内」という簡単な漢字の読み方くらい読めないと恥ずかしいので、この機会に覚えてしまいましょう!
3つ目の漢字は「非ず」です!
「非日常」や「非常階段」など、普段からよく使われるなじみのある漢字、「非」。
「非行少年」「非情」など、悪い・間違っているという意味合いをイメージする文字ですよね。
ただ、「ず」という送り仮名が付いたとたんに、なんて読むか分からなくなってしまう・・
さっそく見ていきましょう!
「非ず」の読み方のヒントは・・・?
ずばり、「非」という漢字の意味が「非ず」の読み方のヒントになります!
- そのことではない。⇒(例)非公開・非科学的など
- よくない。正しくない。⇒(例)非をあばく
上記の2つの意味をもつ「非」ですが、「非ず」は①の意味をもっています。
そして読み方はひらがなで「〇〇ず」の2文字ですよ!
これで皆さん、分かりましたか?
「非ず」の読み方の答えは・・・
正解は、「あらず」でした!
「そうではない」「違う」という打ち消しの意味で使われる言葉ですが、普段「非ず」なんて言葉使わないけど?と思った方もいるのではないでしょうか。
ところが、意外にもそうではないんです。
「無(な)きにしも非(あら)ず」というよく使う言葉。
「あらず」は「非ず」と書くんです。
案外身近な言葉でも、漢字までは知らないことが多いですよね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
4つ目の漢字は「瘡蓋」です!
「瘡蓋」
これ、何と読むかわかりますか?
漢字自体はそこまで難しくないように感じますが…
さあ、あなたは何と読みましたか?
「瘡蓋」読み方のヒント!
「瘡蓋」は、人間にとって身近なものです。
みなさんも、これが体にできたのが一度や二度ではないはず!
特に子どもの頃、元気に外で遊びまわっていると
これができる回数も多かったはずです。
さて、一体何と読むのでしょうか?
「瘡蓋」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「かさぶた」
です!
「瘡蓋」は、
「傷の表面に血液や漿液(しょうえき)、膿などが滲み出て固まった皮」のこと。
このように書くと仰々しいですが、
傷跡に赤黒くできる皮のこと。
小さい頃、ひざやひじに瘡蓋を作っていた方は多いのではないでしょうか。
切り傷やすり傷で血が出てしまった後に現れるので、
子どもだけではなく、大人になってからも見た経験があると思います。
「瘡」この漢字自体に「傷」や「できもの」という意味があり、
それに「覆い隠すもの」という意味の「蓋」という感じが合わさることで、
「瘡蓋」を表しているのだそう。
ちなみに佐賀県では瘡蓋のことを「つ」と呼ぶそうですよ!
身近なものなのに漢字は知らなかった!という方も、
ぜひこれを機に覚えてみてくださいね!
5つ目の漢字は「翻す」です!
「翻す」・・・何と読むのか?即答できる人は少ないのではないでしょうか。
漢字をよく見てみると、「番」と「羽」が組み合わされていますね。
だから「ばんす」?「はんす」?と思いますよね。
でも、残念ながら不正解なんです。
「翻す」の「翻」は、「翻訳(ほんやく)する」という言葉でよく使われる漢字です。
ただし「ほんす」と読むのも間違いなんです・・・
何と読むのか、さっそく見ていきましょう!
「翻す」の読み方のヒントは・・・?
読み方はズバリ、ひらがなで「〇〇〇〇す」の5文字です!
そして、「翻す」は、旗などがひらひらと風になびく様子を表す言葉なんです。
さらに、意見をコロッと変える時にも使われます。
さあ、もう分かりましたか?
「翻す」の読み方の答えは・・・
正解は、「ひるがえす」でした!
「翻す(ひるがえす)」には、次のような意味があります。
- 旗などを風になびかせる。
- 急に態度を変える。
- さっと裏返す。
「軽やかに身を翻す」「風にスカートを翻す」といった颯爽としたイメージを表現するのに使われる言葉である一方、「約束を翻す」など意見や態度をガラッと変える意味でも使われるなんて面白いですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!