今日の難解漢字は、
「海雲」
「斟酌」
「素魚」
「点袋」
「嘸」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
- 1 1つ目の漢字は「海雲」です!
- 2 「海雲」の読み方のヒントはコレ!
- 3 「海雲」の読み方の正解は・・・・?
- 4 2つ目の漢字は「斟酌」です!
- 5 「斟酌」の読み方のヒントはコレ!
- 6 「斟酌」の読み方の正解は・・・・?
- 7 3つ目の漢字は「素魚」です!
- 8 「素魚」読み方のヒントは?
- 9 「素魚」読み方のもうひとつのヒントは?
- 10 「素魚」の読み方、正解は・・・
- 11 4つ目の漢字は「点袋」です!
- 12 「点袋」読み方のヒントは?
- 13 「点袋」読み方のもうひとつのヒントは?
- 14 「点袋」の読み方、正解は・・・
- 15 5つ目の漢字は「嘸」です!
- 16 「嘸」読み方のヒント!
- 17 「嘸」の読み方、正解は…
- 18 まとめ
1つ目の漢字は「海雲」です!
ずばり、「海に浮かんだ雲」ですので「かいうん」、はい正解です!
「海雲」は、青い海と白い雲の様子を表した言葉で、このコントラストはとても綺麗でカモメが気持ちよく飛んでいる姿まで容易に想像できますね。
でも、今回は「かいうん」以外の読み方に挑戦してみてください。
強いてヒントを言うならば、「海に浮かんだ雲」から連想する「ふわふわ」が共通でしょうか・・・。
さあ、「かいうん」以外の「海雲」、あなたは読めますか!?
「海雲」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これは食べ物です。
ヒント➁ イメージは海苔に近いヌルヌルしたものです。
ヒント③ 酢につけて食べるのが一般的です。
「海雲」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「もずく」です!
「もずく」と言えば、誰もが食酢で和えた「もずく酢」を思い浮かべると思いますが、ずばりそのまま海藻ですね。
「もずく」は、普段食べるときには酢で和えられて食べやすい長さに切られていますが、海に自生しているときは数十cmにもなり、色も黒というより褐色に近い色をしています。
ちなみに、「もずく酢」は美容や健康にも良いとされている一般的な食べ方ですが、沖縄の方では、天ぷらの具としても利用されているんですよ!
沖縄旅行に行った際はぜひお試しあれ!
2つ目の漢字は「斟酌」です!
一見、どちらも読めそうな漢字ですがよく見ると知らない漢字・・・。
強いて言えば、2文字目は「お酒を器に注ぐ行為のお酌」の「酌」ですね。
でも、1文字目が難解です・・・。
それもそのはず、「斟」という字は漢字検定1級の日常的には使われない漢字なんです。
「斟」は、「くむ、おしはかる」などの意味を持つ漢字で、2文字目の「お酌」と合わさるとどちらも「くむ」、「つぐ」という言葉ですね。
ではこの2文字が組み合わさると、どういう読み方をして、どんな意味なんでしょうか!?
「斟酌」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇〇」の5文字です。
ヒント② 「忖度(そんたく)」と近い意味があります。
ヒント③ 「酌」の読み方は「しゃく」です。
「斟酌」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「しんしゃく」です!
「斟酌」とは、「相手の心を読み、ほどよくとりはからう」という意味があります。
どちらかと言うと、「気を使って何かをする」ときに使われる言葉です。
政治のニュースを見ていると「忖度」という言葉が度々登場しますが、この「忖度」も「斟酌」と同じような意味を持っています。
「忖度」とは、「他人の心を読む」程度のニュアンスしかないのに比べ、「斟酌」は「その上で何かを取り繕う」と1段階進んだ意味を持つ言葉になります。
大人の世界ではときに本心を隠して「斟酌」することも大事なんだと実感しちゃいますね・・・。
3つ目の漢字は「素魚」です!
「素魚」と書いて、なんと読むか分かりますか?
素の魚と書けば、なぜかそれだけで美味しそうですよね。
「素魚」は新鮮な物を、生きたまま生で食べるのが醍醐味です。
さて、なんと読むでしょうか?
「素魚」読み方のヒントは?
スズキ目ハゼ科に属しており、半透明な魚です。
よく間違えられるのが「白魚」(しろうお)です。
違いは頭が丸い事と、尖っている事、それに素魚は海水、白魚は淡水です。
「素魚」は踊り食いで有名ですが、私はまだ食べたことが無いです。
生きたままの魚を、口に入れるのがちょっと怖いです。
成魚(せいぎょ)になっても10センチ位までしか大きくなりません。
なので、何匹食べたのかわからなくなる位、一気に食べられます。
春を告げる、素魚漁なんて有名ですよね。
「素魚」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です!
「素面」はなんと読みますか?
さあ、もうわかりましたか?
「素魚」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「しろうお」
です!
あまりヒントになりませんでしたが、「素面」は(しらふ)です。
ぜひ、覚えておきましょう。
4つ目の漢字は「点袋」です!
「点袋」と書いて、なんと読むか分かりますか?
押し入れの上にある小さい押し入れは「天袋」です!
こちらはそのまま(てんぶくろ)と読みますが、「点袋」そのまま読みません。
もっと言うと、「袋」はそのまま(ふくろ)と読みますが「点」の方が変わった読み方をします。
さて、「点袋」と書いてなんと読むでしょうか?
「点袋」読み方のヒントは?
あまり大きなものは入れません。
大きなものが入らない位の大きさの物です。
中身は軽かったり、重かったりします。
貰った時に重かったら少し残念な気持ちになるでしょう。
最大のヒントをいうと、お正月に出てくるものです。
あげる立場の人と、貰う立場の人がいますね。
金額の大きなものは祝儀袋に入れることが多いです。
「点袋」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇〇」です!
もうひとついうと「〇〇ぶくろ」です。
さあ、もうわかりましたか?
「点袋」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ぽちぶくろ」
です!
お正月にお年玉が入っている、小さな封筒が点袋です!
ぜひ、覚えておきましょう。
5つ目の漢字は「嘸」です!
「嘸」
これ、何と読むかわかりますか?
音読みでは「む」や「ぶ」と読むのですが…
さあ、あなたは何と読みましたか?
「嘸」読み方のヒント!
「嘸」は、訓読みだと2文字で読みます。
また、この言葉だけで使うものではなく、
文頭につくことが多いのですが…
さて、読めたでしょうか?
「嘸」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「さぞ」
です!
「嘸」は、
「未経験のことを自分のことのように想像したり共感したりするさま」を表す言葉。
「さぞ楽しかったことでしょう。」
「長旅でさぞお疲れのことでしょう。」
などの文章で使われます。
類語としては「さぞかし」「きっと」「さだめし」などがあります。
「嘸」は「はっきりしない様子」を表す漢字です。
そのため、推量の意味が強い「さぞ」と読むほか、
「口に出さず物思いに耽る様子」を表す「嘸然(憮然)」という漢字にも使われます。
ところで「さぞ」という言葉からは、
古めかしい印象を受けませんか?
これは、古文において副詞の「さ」と係助詞「ぞ」を組み合わせた言葉だから。
昔から「さぞ〜」という言葉を使っていたから
今聞いてもどこか古めかしい響きなんですね。
由来は古いですが、現代でも効くことのある「嘸」。
しっかり覚えてスマートに読めるようになりましょう!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!