今日の難解漢字は、
「免れる」
「遊説」
「法度」
「海月」
「鬱屈」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「免れる」です!
漢字クイズのお時間です。
今回は難読漢字というより、一般的な読みに関するトピックです。
それでは早速。
あなたは、「免れる」という漢字、なんと読みますか?
普通「まぬがれる」と読むことでしょう。
その読みも正解です。
ただ、より古くからあるもうひとつの読み方、あなたは知っていますか?
「免れる」の読み方のヒントは?
「まぬがれる」とほとんど同じ読みで、意味も全く同じです。
読みの5文字のうち、1文字のみが異なるだけ。
ひとつひとつの文字を注意深く確認してみると、もしかしたら分かるかもしれません。
正解は…
正解は…
まぬかれる
でした!
より古い読み方がこの「まぬかれる」ではあるのですが、現在よく使われている「まぬがれる」も誤用ではありません。
そのため、読み間違えの心配などはないのですが、知っておくとどこかで使えるかもしれません。
また、「免れる」の読み方を通して言葉が少しずつ変化していく過程を目の当たりにしているような気になりませんか?
「免れる」という漢字を目にした際にはぜひそうした変化に想いを馳せてみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2つ目の漢字は「遊説」です!
「遊説」という言葉は、政治家と切っても切り離せない言葉。
なのに、その成り立ちをみると「遊びながら説明する」・・・。
なんだか「不誠実な政治家」が思い浮かんでしまいそうなこの言葉ですが、そのまま「ゆうぜつ」とは読みませんし、ましてや「遊びながら〇〇」ということでもありません。
でも、この「遊ぶ」という漢字が今回はキーポイントになります。
読み方はまだしも、その意味が分かれば「遊説」は「政界」、もとい「正解」できるはず!?
「遊説」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント② 地方に練り歩くことを意味します。
ヒント③ 「遊」はそのまま「ゆう」で合っています。
「遊説」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ゆうぜい」です!
「遊説」とは、「意見や主張を説いて地方を歩くこと」です。
よく間違えられる読み方は「ゆうぜつ」がありますが、これは間違いですので正しく「ゆうぜい」と読めるようにしておきましょう。
「遊説」は、一般的に政治家が地方を回って選挙活動をするときに使われる言葉で、いろんな場所に自身の足で赴いて演説することを表します。
自分で歩くだけでなく、選挙カーに乗って手を振ることも立派な「遊説」ですので、次の選挙期間中はその声に耳を傾けてみませんか??
3つ目の漢字は「法度」です!
「法度」と書いて、なんと読むか分かりますか?
漢字と読み方がリンクしないかもしれませんが、よく使われている言葉です。
突っ込みを入れる時などにも使います!
さて、なんと読むでしょうか?
「法度」読み方のヒントは?
「法度」の意味はずばり禁じられていること、してはいけない事です。
江戸時代に武家諸法度ができてから、今の今まで使われている言葉です。
今では、社会のルールというかマイルールなどを破った時などに使われています。
たとえば
「食事中にトイレに行くのは御法度だ!」
「飲んでる時に仕事の話は御法度だ!」
などなど。聞いたことはありませんか?
掟とか、決まりと同じように使います。
マナーができていれば、御法度なんて言われませんね。
なんとなくわかりましたでしょうか?
「法度」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇」です!
もうわかりましたか?
「法度」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「はっと」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。
4つ目の漢字は「海月」です!
「海月」と書いて、なんと読むか分かりますか?
「海月」と書いて、(みつき)などの人の名前ではありません。
人の名前にしても、海月自体の可愛さも合わさって、とっても女子っぽいイメージです。
刺されると痛いですが、海月の事をあまり嫌いな人はいないんじゃないでしょうか?
さて、「海月」と書いてなんと読むでしょうか?
「海月」読み方のヒントは?
水族館に居る、水の中を浮遊している癒しの生き物です。
水族館では海月のコーナーが大きく取られており、とても人気です。
最近ではストレスが緩和されるという事で、ペットとしても人気を呼んでいますね。
木に生えるのは「木耳」でキノコの仲間、山に生えるのは「山海月」でレタスの仲間です。
どちらも食べることができ、中華料理などによく使われています。
今回はちょっと簡単でしたかね?
「海月」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「くらげ」
です!
「木耳」は(きくらげ)、「山海月」は(やまくらげ)です。
ぜひ、セットで覚えておきましょう。
5つ目の漢字は「鬱屈」です!
「鬱屈」
これ、何と読むかわかりますか?
何だかちょっと重苦しさを感じさせるこの漢字。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「鬱屈」読み方のヒント!
「鬱屈」は、小説やエッセイなどでよく使われます。
「弱者が生まれるこの社会に鬱屈した感情を抱く」
のような、ネガティブな言葉として使われます。
さて、読めたでしょうか?
「鬱屈」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「うっくつ」
です!
「鬱屈」とは、
「気分が晴れないこと」「心がふさぐこと」を表す言葉です。
「どんよりとした曇り空で、心まで鬱屈する」
「趣味の旅行に行けず、鬱屈とした気持ちだ」
など、漢字の割には使いやすい言葉ですよ。
「鬱」という漢字には「ふさがる」「気持ちが内にこもる」という意味があります。
「うつ病」の「うつ」もこの漢字ですね。
「屈」という漢字は「折れまがって伸びない」「くじける」という意味があります。
「屈折」などにもこの漢字が使われていますね。
この二つの漢字が使われているため、
「心がふさいでいること」を表す言葉になったことがわかります。
ネガティブな言葉ですが、小説やエッセイなどでは頻出用語の「鬱屈」。
意味も含めて覚えておいて、スマートに読めるようになりましょう!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!