漢字読み講座

【今日の難読漢字】「弾機」「辣韮」「霊屋」「小芥子」「薫風」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「弾機」

「辣韮」

「霊屋」

「小芥子」

「薫風」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「弾機」です!

「弾」に機械の「機」。

 

この2文字だけだと、マシンガンのような鉄砲の「弾」を打ち出す機械のようにも見えてきますが、これは違います。

 

読み方として、そのまま音読みの「だんき」とも読みますが、もっと誰もが知っているモノの名前が正解です。

 

ヒントは「びょんびょん」。

さあ、いったい何と読む??

 

「弾機」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① これは「〇〇」の2文字です。

ヒント➁ 足につけると高くジャンプできそうです。

ヒント③ ぎゅっと縮めて離せば飛んでいきます!

 

「弾機」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「バネ」です!

 

「バネ」は、一般的にはコイル状になった金属のもので、英語ではスプリングと呼ばれているものですね。

 

「バネ」には弾性があるので、縮めれば元に戻ろうとする性質があるので、身の回りの日用品や車のサスペンション、精密機械の内部の部品など、ありとあらゆるモノに活用されています。

 

そんな便利な「バネ」の歴史をたどると、なんと10万年以上も前・・・。

もちろん、金属製の「バネ」ではありませんが、鳥などの小動物を捕まえるための罠

の仕掛けに使われていた木や草が「バネ」の起源だったんですね!

2つ目の漢字は「辣韮」です!

漢字クイズのお時間です。

「辣韮」という漢字、読むことができますか?

中国語かと思うほど見慣れない漢字の並びですが、日本語です。

それもこの漢字があらわす食べ物は、ほとんどの方がご存じだと思います。

それでは考えてみましょう。

「辣韮」の読み方のヒントは?

難読漢字を読む際には音から推測するのが鉄板ですよね。

特にこの漢字に関していえば、1文字目の「辣」という漢字が読めれば正解に少し近づくはずです。

「辛辣(しんらつ)」の「辣」の漢字と同じものです。

実はそのまま「らつ」とは読みませんが、近い発音をします。

白くて、箸でつまめるほど小さく、シャキシャキとした食感が特徴です。

お分かりになりましたか?

それでは正解の発表です。

正解は…

正解は…

らっきょう

でした!

収穫されたてのらっきょうは、ネギのような見た目をしています。

そこから根元の「鱗茎(りんけい)」の部分を醤油や酢で漬けたものが一般的にらっきょうと呼ばれます。

今回はそんならっきょうが主役のクイズでした。

カレーを食べる際、たまにはその存在を意識してみると面白いかもしれません。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

3つ目の漢字は「霊屋」です!

「霊屋」・・・「霊(れい)」の「家屋」だから、お化け屋敷のこと?

なんて思ったあなたは、残念ながら不正解なんです。

それでは一体、何と読むのでしょうか?

どういう意味の言葉なのかも合わせて見ていきましょう!

「霊屋」の読み方のヒントは・・・?

「霊」という漢字に注目しましょう。

「霊(れい)」イコールおばけ、怖い物!というイメージがありますが、実際の意味は次のようなものなんです。

  1. たましい。霊魂。
  2. 身体に宿って感情を司るとされるもの。
  3. 肉体を離れた人間の精神的本体。

おばけや幽霊とは違って、本来は肉体に対する精神・感情・魂の意味があるんですね。

そして肝心の読み方ですが、「れい」「たま」「たましい」の3種類の読み方ができます。

「霊屋」の「屋」は「や」と読むので・・・

何と読むのかわかりましたか?

「霊屋」の読み方の答えは・・・

正解は、「たまや」でした!

「霊屋(たまや)」って、聞きなれない人が大多数ではないでしょうか?

お化け屋敷じゃないなら、「お墓」かも?と思ったあなた!

・・・残念ですがそれも違います。

古代、死者を埋葬していた時代、死者とともに近親者が小屋にこもって隔離生活を送るという風習がありました。

その小屋が「霊屋」なのです。

死を悲しむとともに死の穢れ(けがれ)の拡散を防ぐ意味合いがあったようなのですが、その風習は早々に消滅。

現在の「通夜」がその変形なのではないかと言われているんです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

4つ目の漢字は「小芥子」です!

「小芥子」の読み方をご存じでしょうか?

「こかいし」と読んでしまっては少し恥ずかしいかも知れません。

決して複雑な漢字ではありませんが、読めそうで読めない難読漢字です。

さて、あなたには読むことができますか?

「小芥子」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
  2. 丸い頭に筒形の胴体と言えば?
  3. 東北地方発祥の玩具

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「小芥子」の読み方!正解は!?

正解は「こけし」です。

昔はどこの家でもひとつは飾られているのを見かけしましたが、最近ではめっきり目にすることが減りました。

しかし日本人で「こけし」を知らないという方は、ほとんどいないでしょう。

こけしは江戸時代に東北地方でお盆などを作る木地師によって作られた基地玩具です。

「小芥子」という字が当てられたのは、江戸時代の子供たちの髪型の「芥子坊主」に似ていたからだと言われています。

また、木を削って作られることから「木削子」と表記される場合もあるようです。

5つ目の漢字は「薫風」です!

薫風」と書いて、なんと読むか分かりますか?

薫風は季語になっており、初夏を表す言葉です。

この薫風が吹く季節が、一番好きだという人も多いです。

さて、「薫風」と書いてなんと読むでしょうか?

「薫風」読み方のヒントは?

薫風」は、新緑の間を吹いてくる快い風のことです。

非常にさわやかな香りを運んでくる風なので、ちょっと蒸し暑くなってきた時に薫風が吹くと、非常にリフレッシュでます。

「薫る風」といわれることもありますが、意味としては同じことです。

手紙の書きだしなどに「薫風の候」と書かれることもあります。

ちなみに「薫風の候」の「候」は(こう)と読み、時季を表す言葉です。

薫風の候が終われば、梅雨に入り夏が来ます。

ひと時の薫風に癒されたまま、一年中過ごしたい物ですね。

「薫風」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。

薫製ってなんて読んでますか?

さて、もうわかりましたか?

「薫風」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「くんぷう」

です!

 

一年の中で一番いい時期です。

ぜひ、覚えておきましょう。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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flower
とにかく本が好きです!