今日の難読漢字は
「乳母日傘」
「黛」
「物見遊山」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「乳母日傘」!
「乳母日傘」を、「うばひがさ」と読んでしまった方が多いのではないでしょうか。
これは不正解なんです!
確かに「乳母」は「うば」と読みますし、
「日傘」はもちろん「日傘」です。
これが組み合わさると「乳母」のほうの読み方が変化するんです……!
さて、あなたは何と読みましたか?
「乳母日傘」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「おんばひがさ」
です!
「乳母日傘」は、
「幼い子どもが必要以上に過保護に育てられること」という意味の言葉です!
「乳母」は、母親がわりに乳児を育てる人のこと。
「日傘」は日よけの傘のことです。
小さな子どもに乳母をつけ、出かける時には日傘を欠かさない。
そんな様子から、小さな頃からちやほやと育ち、過保護な様子を表しているんですね。
なぜ「乳母」が「おんば」と読むのかというと、
元は「御乳母(おうば)」と言われていたため、
その時の名残の音が転じて「おんば」になったのだとか。
間違いやすい読み方も、一度覚えればとっても単純。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
次の難読漢字は「黛」!
「黛」は、女性にとっては身近なアイテムのひとつです。
また、この漢字・この読み方で苗字の方もいらっしゃいます。
ヒントは「ま〇〇み」!
〇〇に当てはまる文字を考えてみましょう!
さて、あなたは何と読みましたか?
「黛」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「まゆずみ」
です!
「黛」は、
「まゆを描くための墨」という意味の言葉です!
より分かりやすくいうと、
「アイブロウペンシル」や「アイブロウパウダー」のこと。
女性にとってはおなじみのアイテムではないでしょうか。
日本では平安時代ごろから、眉毛を剃ったり抜いたりして
その上から眉を描くという文化があったため、
「黛」は古くからとても身近な道具でした。
もちろん「眉墨」と書いても、漢字としては正解です。
また、色を表す場合もあります。
青みがかった黒色で「黛色(たいしょく)」と書かれることが多いです。
山や樹木の青黒く見える部分の色を指すので、
ごく稀に小説などで見かけますよ。
見慣れないですが、一度覚えれば印象的な「黛」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
最後の難読漢字は「物見遊山」!
「物見遊山」は、どこかにお出かけに行く時に使われる言葉です。
よく「ものみゆうざん」と読まれますが、これは間違い。
「ものみ」までは合っているのですが……
さて、あなたは何と読みましたか?
「物見遊山」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ものみゆさん」
です!
「物見遊山」は、
「気晴らしにさまざまな場所を見物しに行く」という意味の言葉です!
ふらっとどこかにドライブしに行って、遊び歩くようなイメージです。
あくまで「気晴らしに」なので、気の向くままに見物しに行くことを指します。
「●時のバスに乗って、あそこの遺跡を見て、ここでご飯を食べて……」
というような、計画的な旅行は「物見遊山」とは言わないので注意しましょう。
基本的にはいい意味ですが、仕事などで「物見遊山みたいだね」と言われたら、
「遊びに来てるんじゃないんだから」というニュアンスが含まれるので
気をつけるようにしましょう。
意味がわかれば使いやすい「物見遊山」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
どの漢字も、覚えておけばスマートに使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!