今日の難解漢字は、
「臥す」
「老成る」
「更紗」
「綿布」
「核」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、 なんと読むか分かりますか?
目次
- 1 1つ目の漢字は「臥す」です!
- 2 「臥す」読み方のヒントは?
- 3 「臥す」の読み方、正解は・・・
- 4 2つ目の漢字は「老成る」です!
- 5 「老成る」の読み方のヒントはこちら
- 6 「老成る」の読み方!正解は!?
- 7 3つ目の漢字は「更紗」です!
- 8 「更紗」読み方のヒントは?
- 9 「更紗」読み方のもうひとつのヒントは?
- 10 「更紗」の読み方、正解は・・・
- 11 4つ目の漢字は「綿布」です!
- 12 「綿布」読み方のヒントは?
- 13 「綿布」読み方のもうひとつのヒントは?
- 14 「綿布」の読み方、正解は・・・
- 15 5つ目の漢字は「核」です!
- 16 「核」の読み方のヒントは?
- 17 正解は…
- 18 「核」の成り立ち
- 19 身近な「核(さね)」は?
- 20 まとめ
1つ目の漢字は「臥す」です!
臥す
この漢字、なんて読むかわかりますか?
「がす」ではありません。
臥薪嘗胆の臥という漢字の訓読みですね。
どんな意味を表す漢字なのか考えてみてください!
「臥す」読み方のヒントは?
臥すは「うつむいた形で体を地面・床(ゆか)に接するようにする」、「腹ばいになる」という意味です。
見慣れない漢字でではありありますがよく見ると四字熟語「臥薪嘗胆」の臥ですね。「臥薪嘗胆」の意味は苦心・苦労を重ねることという意味です。
ここで大ヒント!臥薪嘗胆を和訳すると「薪の上に臥し、苦い胆を嘗める」となります。
「臥す」の読み方、正解は・・・
それでは正解です。
正解はふすでした。
「臥薪嘗胆」は「史記」越王勾践世家にある故事で闔呂の息子、夫差(ふさ)が「薪(たきぎ)の上に臥(ふ)し、苦い胆(きも)を嘗(な)める」苦労を重ねて復讐を果たしたことにちなみます。
うつぶせになることを「臥す」と書くのはかっこいいですが「伏す」というもっと簡単な字がありますから使う機会は少なそうですね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2つ目の漢字は「老成る」です!
「老成る」の読み方をご存じでしょうか?
「ろうなる」や「ろうせいる」と読んでしまっては恥ずかしいですよ。
読みにくい漢字ですが、普段の生活の中でよく耳にする言葉です。
さて、あなたには読むことができますか?
「老成る」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇る」の3文字です。
- 年齢よりも成長が早いこと。
- 大人びた子供を「お〇〇さん」などと呼ぶことがあります。
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「老成る」の読み方!正解は!?
正解は「ませる」です。
「老成(ろうせい)」という熟語は、年齢と共に経験を積んで熟成した人のこと。
「老成(ませ)る」には「老」という字が使われていますが、老いるというより、成長が早いというイメージの言葉だといえます。
通常はひらがなで書かれることの方が多いでしょう。
「おませさん」という言葉は、女の子が年齢よりも大人びた口調を使ったときによく使われますね。
また「ませる」は、「まだ若いくせに生意気」といったネガティブな意味で使われることもあります。
3つ目の漢字は「更紗」です!
「更紗」読み方のヒントは?
「更紗」読み方のもうひとつのヒントは?
「更紗」の読み方、正解は・・・
4つ目の漢字は「綿布」です!
「綿布」と書いて、なんと読むか分かりますか?
綿の布という事は、見てすぐにわかるものの、読み方となるとわからないかも。
でも、イメージ通りで正解です。
ちなみに(めんふ)でも(わたぬの)でもありません。
さて、「綿布」と書いて、なんと読むでしょうか?
「綿布」読み方のヒントは?
「綿布」は綿花から紡いだ綿糸を使って、織りあげた綿織物の事を指しています。
枕カバーやシーツなどから、洋服や小物まで何でも作れる「綿布」。
家の中だけでもいくつも出てくると思います。
しかし、口で言う時には「綿」とだけ言っていて、肝心の読み方が分からないという人も多い漢字です。
トートバッグによく使われる帆布と同じで、ちょっと意外な読み方をします。
ちなみに帆布は(はんぷ)と読みます。
「綿布」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇」です。
もうひとついうと「めん〇」です!
さて、もうわかりましたか?
「綿布」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「めんぷ」
です!
「綿」だけでいつも終わらせている人は、今更感が半端ない気もしますが、ぜひ覚えておきましょう。
5つ目の漢字は「核」です!
「核」は核心、中核の「かく」ですね。
では、他の読み方を知っていますか?
正解は同じ2文字ですよ、早速ヒントを見てみましょう!
「核」の読み方のヒントは?
1.物事の中心が「核(かく)」、特定の何かの中心が「核(?)」
2.佐賀県の専称寺には「核割れ梅」という有名な伝承があります。
3.『その実は核のあるところに美しい赤児を一人ずつ、』芥川龍之介「桃太郎」より引用
正解は…
お待たせしました、正解は…
「さね」でした!
果実の種を包む「核果」の部分を「さね」といいます。果実の中心にあるんですね!
ちなみに、古語では種のことを「真根」と書いて「さね」と読んでいたそうです。
「仁」「実」と書いても正解です!
「核」の成り立ち
「核」は会意兼形声文字です。
左側が大地を覆う「木」、右側がイノシシを象徴しています。
この場合のイノシシは「かたい」という意味で使われています。
身近な「核(さね)」は?
梅干しの「核」は昔から天神様(菅原道真公)が宿っているといわれています。
杏仁豆腐の原料となる杏仁粉は、杏の種の「核」をすりつぶしたものです。
どちらも微量の青酸物アミグダリンが含まれているため、あまり大量に食べると中毒の恐れがあるそうです。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!