「焉んぞ」と書いて、なんと読むか分かりますか? なんと(なんぞ)ではないのです! さあ、なんと読むでしょう?
「焉んぞ」読み方のヒントは?
ヒントは全体で5文字、「〇〇〇んぞ」となります。 ある副詞です。漢文で使われる表現のため、日常的に使うことはほとんどありませんが、 学生時代に習うこともあり、耳にしたことある人は結構多いと思います。 何か思い当たるものはあるでしょうか?
「焉んぞ」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「い」です。 意味としては、推量を伴った反語となっています。 「安くんぞ」も漢字は違いますが、意味も読み方もまったく同じです。 これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「焉んぞ」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「いずくんぞ」
です!
学生時代の漢文の時間で習った方も多いことと思います。 推量を伴った反語ですが、これってどういう意味が分かるでしょうか? 反語とは、話し手が言いたいことをあえて疑問文とすることで、断定的な 強い印象を与えることができる方法です。 例えば「誰がそんなことをするだろうか?」という疑問文は、実際にそんなことをする人が 誰なのか知りたいということではなく、「そんなことをする人は誰もいない、いるわけがない」 という強調表現となっています。 こういった言葉の表現方法は修辞法(レトリック)と呼ばれています。