今日の難解漢字は、
「微か」
「糝粉」
「出会す」
「億る」
「粳米」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「微か」です!
「微か」と書いて、なんと読むかわかりますか?
微妙の「微」ですが、(び)ではありません。
微かに感じるわずかな可能性にかけて、思い切って告白したりもします。
さて、なんと読むでしょうか?
「微か」読み方のヒントは?
テスト中でもハッキリとは思いだせないけど、
確か答えはこれだったと思うんだけど…。
なんてぼんやりした記憶の時には「微かな記憶」などとも使います。
どこから聞こえるのか分からないけど、どこからか微かなサイレンの音がする。
なんて使い方もできます。
「微か」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇か」です。
さあ、もうわかりましたか?
「微か」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「かすか」
です!
年齢とともに、思い切って微かな可能性に懸けるようなことも無くなってしまいますが、
逆に微かに感じる違和感や、微かに感じる音などには敏感になります。
微かという意味は、かろうじて認められる程度であり、
はっきりとは分からないという意味なので、幅広く使える言葉のひとつです。
ぜひ、覚えておきましょう。
2つ目の漢字は「糝粉」です!
「糝粉」って何て読むか分かりますか?
米へんだから、米に関連している漢字です。
米には「うるち米」と「もち米」の二種類があります。
一般的に食べている「白ご飯」はうるち米を精米して、焚き上げたものです。
「糝粉」はうるち米からできています。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「糝粉」の読み方のヒントは?
- ヒント①:精白したうるち米を乾燥して、ひいて作った粉です
- ヒント②:団子をつくるときに使います
- ヒント③:色は白です
- ヒント④:「新粉」とも書きます
何と読むか分かりましたか?
「糝粉」の読み方、正解は……
正解は……
「しんこ」
です!
ちなみに「白米」は「白ご飯」のことだけではありません。
「うるち米」と「もち米」の総称です。
もち米は真っ白で不透明ですが、うるち米は半透明という違いがあります。
糝粉は目の粗いものから「新粉」→「並新粉」と呼び名が変わり、目の細かいものを「上新粉」と呼びます。
上新粉は上用饅頭に使われています。
糝粉と似たものに「白玉粉」がありますが、白玉粉はもち米を水にさらして精白し、乾燥させたものです。
秋の十五夜にはおいしいお団子を食べて、月を眺めたいですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
3つ目の漢字は「出会す」です!
今回の難読漢字クイズは「出会す」です。
「出」も「会」も小学校で習う簡単な漢字ですが…
さて、あなたはなんと読みますか?
「出会す」の読み方のヒントは?
ヒント1.「出会す」をひらがなにすると4文字になります。
ヒント2.『かれの視線に出会すとあわてて視線を外らし』室生犀星「幻影の都市」より引用
ヒント3.「出会す」の類義語には「遭遇」「鉢合わせ」「めぐり会う」などがあります。
正解は…
正解は「でくわす」でした!
たまたま偶然に、ばったり出会うことですね。
人に対しても使いますが、「電車の事故に出会す」「旅行先で暴風雨に出会した」のように、ある場面や状況に居合わせたときも使います。
ちなみに「でっくわす」と読んでも正解です。
また、「出」と「会」をそれぞれ音読みすると「シュッカイ」という言葉になります。
「出会(シュッカイ)」と「出会す(でくわす)」は全く同じ意味です!
「であいがしら」の漢字
交通事故のニュースでよく目にする「出会頭(であいがしら)」は、「出合頭」ではなく「出会頭」が用いられます。
これは、「出会い」が偶然・思いがけず・意図せずという意味があるのに対し、「出合い」は合流する・団結・売買が成立することを意味するからです。
4つ目の漢字は「億る」です!
「億る」の読み方をご存じでしょうか?
「億」は数字の単位で「おく」と読めますが、もちろん「おくる」ではありません。
日常的に耳にする言葉ですが、なかなか読みにくいですね。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「億る」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇る」の5文字
- あれこれと推測すること
- 「彼の気持ちを億ると、私も辛くなってくる」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「億る」の読み方!正解は!?
正解は「おしはかる」です!
意味は、すでにわかっている事柄をもとにして、何かを推測すること。
たとえば「顔色から気持ちをおしはかる」「常識で考えたら、結果をおしはかることが出来ただろう」などの使い方ができます。
通常は「推し量る(おしはかる)」と表記することがほとんどなので「億る」と読むのはかなりの難読だといえるでしょう。
類語としては「察する」「忖度(そんたく)」「慮る(おもんばかる)」などがあります。
5つ目の漢字は「粳米」です!
「粳米」の読み方をご存じでしょうか?
「こうまい」と読むのはもちろん間違いです。
生活の中で毎日のように目にしているものなのですが…
今回は2種類の読み方があるので、どちらも正解とします。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「粳米」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字または「〇〇〇〇」の4文字です
- 普通のご飯を炊くときに用いるお米の呼び方
- 米には「粳米」と「糯米」があります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「粳米」の読み方!正解は!?
正解は「うるちまい」または「うるごめ」です!
一般には「うるちまい」と呼ぶ人の方が多いのではないでしょうか。
ヒントに紹介した「糯米」は「もちごめ」と読みますよ。
「うるちまい」は普通のご飯を炊くときに用いるお米で、粘り気が少ないのが特徴。
対する「もちごめ」は、お餅やおこわに用いられ、粘り気が多いのが特徴です。
ひらがなで書くと、もちろん皆さんもご存じですよね。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。