今回の難読漢字クイズは「竈幽霊」です。
さて、どんな幽霊なのでしょう?
読めたらすごい!
「竈幽霊」の読み方のヒントは?
1.「竈幽霊」のヒントは、「〇っ〇〇ゆうれい」。
2.落語が好きな人は知っているかもしれません!
3.「竈」を何と読みますか?
正解は…
正解は「へっついゆうれい」でした!
安永2年に出版された『俗談今歳花時』の一遍にある古典落語の定番演目です。
「へっつい」とは「竈(かまど)」のこと。
「竈」は食べものを煮炊きする設備ですね、現代ならコンロにあたるでしょう。
「竈幽霊」は、とある道具屋の不思議な「へっつい」に住み着いた「竃幽霊」が主人公。
何度お客に買われても、翌日になると戻って来てしまう「へっつい」を、長屋の熊さんと若旦那が道具屋から引き取ったはいいものの…という楽しいお噺(はなし)です。
竃幽霊?竈霊?
竈に幽霊なんて突飛な組み合わせだと感じるかもしれません。
でも、「へっつい」は「竃(へ)つ霊(れい)」と書く場合もあります。
日本には竈の神さま(神霊)がいらっしゃいますし、おせち料理のルーツは新年の三が日くらい火を使わず、竈の神様に休んでいただくためといわれています。
竈は昔から神聖なものなんですね!