「段」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(だん)以外にも読み方があります!
さあ、なんと読むでしょう?
「段」読み方のヒントは?
ヒントは全体で2文字、「〇〇」となります。
あるものの単位で使われる言葉で、普段耳にすることはほとんどないと思います。
何か思い当たるものはあるでしょうか?
「段」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「き」です。
同じ読みの名字がありますが、今回の答えとはあまり関係がないですね。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「段」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「きだ」
です!
「段(きだ)」は昔の田畑を数えるときに使われていた単位です。
町段畝歩(ちょうたんせぶ)という、土地の面積を表すのに使われていました。
1歩(ぶ)が現在の1坪にあたり、30歩で1畝(せ)、10畝で1段、10段で1町と言われていますが、 太閤検地の際に単位の統一が行われる前は360歩で1段だったそうです。
これも諸説あるようです。
また布を数えるときに使う「反」を同じ扱いで、 1段を1反と呼ぶ場合もあり、その場合は町反畝歩となったとのこと。
今では土地の広さは坪や平米(m2)が使われることがほとんどですが、 昔の単位を知ると、その時の人々や暮らしの一端を感じることができ、 とてもロマンチックに感じませんか?