漢字読み講座

「泥む」「癪」「誰何」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「泥む」「癪」「誰何」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「泥む」

「泥む」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(どろむ)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?

「泥む」読み方のヒントは?

ヒントは全体で3文字、「〇〇む」となります。
あまり日常的に使う言葉ではありませんが、音楽の歌詞や俳句などでは時々耳にするかもしれません。
何か思い当たるものはあるでしょうか?

「泥む」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の一文字目は「な」です。
この言葉は「とどこおる」や「はかどらない」という意味の動詞です。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「泥む」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「なずむ」
です!
この言葉を使った一番有名なフレーズはやはり、海援隊の「贈る言葉」の歌い出しでしょう。
「暮れなずむ」とは、日が暮れる状態がなかなか進まない、つまり日が暮れそうでなかなか暮れない状態
を意味します。全然意味も分からず歌ってましたね。
他にも「気にして心から去らない」といった意味もあります。どちらにしても、泥がもつドロドロして
まとわりついてくるイメージをそのまま残していますね。
物理的にも精神的にも、停滞して進まない、とらわれている状況がうまく表現されている言葉だと感じます。
あなたが泥んでしまっているものは何でしょうか?

2問目はこの漢字!「癪」

「癪」と書いて、なんとよむかわかりますか?

漢字で書くと、わかりにくいかもしれませんがよく使われている言葉です。

昔は原因のわからない腹痛の事を「癪」と呼んでいたのだとか。

そのため、今でも言いようのない不快感の事を「癪に障る」なんて言ったり。

よく使うのは怒った時に「癪だ!」と使います。

さて「癪」と書いて、なんと読むでしょうか?

「癪」の読み方のヒントは?

昔は胸の痛みから生理痛まで、すべての腹痛を「癪」と呼んでいたのだそう。

差し込むような痛みの事を指しており、今でも「持病の癪が……。」なんて言い訳がありますね。

最近では「癪なので仕返しをする」など、痛みよりも怒りに対して使われています。

癪にさわり過ぎて「癇癪」を起こす人も!?

「癪」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇」です!

さて、もうわかりましたか?

「癇癪」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「しゃく」

です!

ちなみに癇癪は(かんしゃく)です。

ぜひ、覚えておきましょう。

最後はこの漢字!「誰何」

「誰何」の読み方をご存じでしょうか?

もちろん「だれなに」と読むのは間違いです。

「誰」も「何」も簡単な漢字ですが、熟語になると途端に読みにくくなりますね。

難易度としてはかなり高めの問題です。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「誰何」の読み方のヒントはこちら

  • ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
  • 相手が誰なのかわからない時に、呼び止めて名を問いただすこと
  • 立ち入り禁止区域に入ってしまい、警察に誰何された

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「誰何」の読み方!正解は!?

正解は「すいか」です!

日常で使う言葉ではないので、初めて聞いたという方も多いのではないでしょうか?

意味はヒントでお伝えしたように、「相手が誰なのかわからない場合に呼び止めて名前などを問いただすこと」をいいます。

「すいか」という響きだけではなかなか意味がわかりませんが、「誰何」と漢字にした方がかえって意味がわかりやすいですね。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!