今日の難解漢字は、
「硯」
「半夏生」
「破瓜」
「一家言」
「楪」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「硯」です!
「石へん」に「見る」と書くこの「硯」、成り立ちはシンプルな漢字ですが、普通に生活していてあまり見かけない漢字ですね。
「石が見る」または「石の上から見る」と捉えてもなかなかピンと来ませんが、この「硯」は小学生もよく使うものなんです!
あ、でも小学生が使うものは「石」とは関係ないですよ!
「硯」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。
ヒント➁ 小学生が使うものはプラスチック製のものがほとんどです。
ヒント③ 書道をする上で必需品です。
「硯」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「すずり」です!
「硯」とは、書道をするときに墨汁を溜めておく入れ物のことです。
現在でも、小学校で習字を授業でしますので、誰もが「硯」を使ったことがあるはず。
でも、現代の「硯」はプラスチック製のものが多く、書道を嗜む人であっても陶器のものはあってもなかなか本物の石を削り出して作った「硯」を使う人はあまりいませんね。
昔は、「硯」といえば字の成り立ちが示すように、「石を削って作ったもの」がメジャーだったようですが、なんだか雰囲気があって格好いいですね!
2つ目の漢字は「半夏生」です!
「半夏生」の読み方をご存じでしょうか?
そのまま素直に読むと「はんなつせい」ですが、もちろんこれは間違い。
この言葉自体を知らないと、ちょっと難しいかも知れませんが…
あなたには正しく読むことができますか?
「半夏生」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇」の6文字です
- 夏至から11日目ごろから5日間のこと
- 半夏生の時期にはタコを食べる風習があります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「半夏生」の読み方!正解は!?
正解は「はんげしょう」です!
こればかりは元の言葉を知らないと、難しいですね。
ヒントで紹介した通り「半夏生(はんげしょう)」とは、夏至から11日目ごろからの5日間を言います。
太陽の位置で決まるため年によって半夏生の期間はことなりますが、たとえば2024年だと7月2日からです。
半夏生の時期にタコを食べる風習があるのは「足に吸盤を持つタコのようにしっかりと根付くように」という意味があるそうですよ。
3つ目の漢字は「破瓜」です!
「破瓜」って、見慣れない漢字ですよね。
「はつめ」と読んだあなたは、残念!
よく漢字を見てみてください。
「破」の次の漢字は「爪(つめ)」ではなく「瓜」という漢字ですよ。
「瓜」は、「うり」と読む漢字です。
「破」は「破る(やぶる)」という漢字ですよね。
瓜(うり)を破る(やぶる)って・・・どういう読み方なのか?
どういう意味なのかも気になりますよね。
さっそく見ていきましょう!
「破瓜」の読み方のヒントは・・・?
それでは読み方のヒントです!
「破瓜」の読み方は、ひらがなで「は〇」の2文字です。
瓜(うり)の音読みが分かれば正解するはずです。
さあ、分かりましたか?
「破瓜」の読み方の答えは・・・
正解は、「はか」でした!
瓜(うり)は音読みで「か」と読むのでした。
次に気になる「破瓜(はか)」の意味ですが、「女子の数え年で16歳のこと」を表す言葉なんですよ。
「瓜」を縦に2つに分けると「八八」に見えることから、「八」が2つで16歳というわけです。
面白いのが、八×八で「男性の64歳を表す言葉」としても使われるんです。
女性の16歳と男性の64歳というと全く違う年代なのに、同じ「破瓜(はか)」だなんて面白いですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
4つ目の漢字は「一家言」です!
「一家言」の読み方をご存じでしょうか?
「いっかごん」と読んでしまった方が多いかも知れませんが、それは間違い。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「一家言」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字
- 独自の主張やこだわりのこと
- 彼女は料理が堪能で、食器に関しても一家言持っている
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「一家言」の読み方!正解は!?
正解は「いっかげん」です!
これまで「いっかごん」と読んでいた方も多いのではないでしょうか?
「言」という漢字は音読みでは「げん」と「ごん」の2種類があり、どちらで読むのかとても紛らわしいですね。
- 言語道断(ごんごどうだん)
- 他言(たごん)
- 真言(しんごん)
- 過言(かごん)
これらは「ごん」と読むため、「一家言」も「いっかごん」と読んでしまいがちなので、注意が必要です。
また、一家言の類義語には「持論」「独自の見解」「主張」などがあります。
5つ目の漢字は「楪」です!
「楪」
これ、何と読むかわかりますか?
漢字としてはとっても単純なのに、
いざ読もうと思うと、読めない……なんて方が多いのでは?
さあ、あなたは何と読みましたか?
「楪」読み方のヒント!
「楪」は、見た目どおり植物の名前です。
漢字の印象として「ちょう」や「よう」と読んでしまいそうですが、
実はどちらも正解です!
しかし今回読みたいのは訓読み。
ヒントは4文字で「ゆ〇〇は」!
さて、あなたは何と読みましたか?
「楪」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ゆずりは」
です!
「楪」は、
「ユズリハ科の常緑高木」という意味の言葉です!
お庭などにも植えられる植物で、初夏には黄緑色の小花をつけます。
ちょっと変わった性質があることで、縁起物としても知られています。
普通植物は、ついている葉が落ちてから新しい葉をつけますよね。
ところが楪は、新しい葉が出てから古い葉が落ちるのです。
この不思議な性質から「新旧相ゆずる」という縁起を担いで、
新年の祝い飾りなどに使われます。
「ゆずりは(葉)」という名前の由来にもなっているので、
その特性が独特なことがわかりますね!
年末年始に向けて見る機会が多くなる「楪」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!