今日の難読漢字は、
「醶い」
「逆張り」
「急坂」
の3文字です。
読めそうで読めない難読漢字を集めました!
さっそく行きましょう。
目次
難読漢字第1問は「醶い」
「醶い」は、「酷い(ひどい)」と間違われやすい漢字です。
でもよく見ると違う漢字だと分かりますよね。
昔からある漢字ですが、実は近年、若者言葉としてよく使われている言葉でもあるんです!
さっそく読み方を探っていきましょう。
「醶い」の読み方のヒントは・・・?
それでは、「醶い」の意味をヒントにします!
「醶い」は平安中期から「アクが強く喉がいがらっぽい感じがする」という意味で使われている古い言葉の1つです。
さらに江戸時代頃になると「きつい」「厳しい」という比喩的用法でも使われるようになりました。
読み方はひらがなで「〇〇い」の3文字です!
さあ、分かりましたか?
「醶い」の読み方の答えは・・・
正解は、「えぐい」でした!
平安中期から使われ、江戸時代頃には意味が拡大してきた「醶い(えぐい)」ですが、最近若者の中で「ヤバい」と同じようなニュアンスで「エグい」と使われていますよね。
言葉は時代によって変化したり、意味がプラスされたりすることが分かります。
現在使われる「エグい」を「喉のいがらっぽい感じ」だと解釈していると笑われてしまうかもしれません・・・
難しいですね。
難読漢字第2問は「逆張り」
「逆張り」って、最近よく見かける言葉ではないでしょうか?
ただ、「さかばり」なのか「ぎゃくばり」なのか、読み方が毎回曖昧なままだという人も多いのではないでしょうか。
今回は、何と読むのか?どういう意味で使う言葉なのか?
はっきりさせましょう!
「逆張り」の読み方のヒントは・・・?
「逆張り」の読み方はずばり、「さかばり」か「ぎゃくばり」か、どちらかが正解です!
さあ、どちらだと思いますか?
「逆張り」の読み方の答えは・・・
正解は、「ぎゃくばり」でした!
この言葉を最近よく聞くと思われている人が多いと思いますが、実は株式取引の用語として古くから使われている言葉なんですよ。
株価が上昇中に株を売り、株価が下落中に買う手法の事です。
「逆張り(ぎゃくばり)」の反対語は「順張り(じゅんばり)」と言い、株価が上昇中に株を買い、下落中に売る手法を言います。
この株式取引の用語とは別に、近年では「世間一般に言われている事柄のあえて逆のことを主張して、暗に自分は世間一般とは違う人間なんだとアピールする」ことを「逆張りする」「逆張りオタク」などと呼ぶようになっています。
いわゆるネット用語ですね。
難読漢字最終問題は「急坂」
「急(きゅう)な坂(さか)」なんて、簡単な漢字ですよね。
だけど「急坂」となると正しい読み方が分からない・・・
「きゅうさか」?「きゅうざか」?
残念ながらどちらも違います。
何と読むのか、さっそく見ていきましょう!
「急坂」の読み方のヒントは・・・?
「急」の読み方は、訓読みだと「急(いそ)ぐ」、「急(せ)く」という2つの読み方があります。
ところが音読みでは、「急(きゅう)」の1種類だけしかありません。
つまり、「急坂」の読み方は「きゅう~」となります。
「急坂」の「坂」の読み方はひらがなで2文字なので、「きゅう〇〇」となります!
〇〇の中に当てはまるひらがなを考えてみましょう!
「急坂」の読み方の答えは・・・
正解は、「きゅうはん」でした!
「坂」という漢字は、訓読みだと「さか」、音読みだと「はん(ばん)」という読み方があるのです。
「急坂(きゅうはん)」とは文字通り、傾斜の急な坂道を指す言葉です。
これでもう、「きゅうさか」「きゅうざか」などと間違うことはありませんね!
ちなみに運転免許を取得する際に勉強する「勾配の急な上り坂」の定義は、およそ6度以上の坂を指すんですって。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。