今回の難読漢字は「目敏い」「聯想」「粔籹」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「目敏い」
2文字目の「敏」という字は、「はやい」や「かしこい」といった意味を持つ漢字です。
「俊敏」や「敏感」という言葉にも使われているので、イメージがつきやすいと思います。
そんな「すばやい」意味の漢字に「目」が加わった「目敏い」は、まさに「目がキョロキョロ動く」様子と予想できますね!
さあ、このキョロキョロした様子はどんな言葉なのでしょうか!?
「目敏い」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 最初の文字は「め」と読みます。
ヒント➁ 「めうるさい」ではありません。
ヒント③ 「め〇〇い」の3文字です。
「目敏い」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「めざとい」です!
「目敏い」とは、本来、「感覚が鋭い」や「ある分野に対して造詣が深い」ということを根底に、「見つけるのが早い」や「本質を見抜く」様子を表す言葉です。
ですが、普段使うシチュエーションは、「目敏くおやつを見つける」や「へそくりを目敏く見つける」などのように、探偵のごとく「盗み見」したり探したりするようなときに使われますね。
一見、悪口や悪い意味で使われることが多い言葉のように思えますが、「目敏い」は「目聡い」とも書くように、「よく気がつき、気が回る」という良い意味でも使われます。
2問目はこの漢字!「聯想」
今日の難読漢字は「聯想」です。
1つ目の漢字が変わった形ですね、初めて目にする人も多いのでは?
【聯想】の読み方のヒントは?
1.黒い箱という言葉から、何を「聯想」しますか?
2.『・・・しかし、それは棺桶を聯想させた。』太宰治 「苦悩の年鑑」より引用
3.暇つぶしに「聯想」ゲームでもしようか。
【聯想】の読み方、正解は…
正解は…
「れんそう」
でした!
「連想」という書き方が一般的です。
ある事柄を見たり聞いたりして、それと関連のある事柄を思い浮かべること。ある観念をきっかけに、他の観念を引き起こすことをいいます。
「レン」は音読みで、訓読みでは「つら」と読み、「つらなる/つらねる」のように使われます。
常用漢字の「連」に書きかえられることの多い「聯」ですが、実はこの2つの漢字、本来は微妙にニュアンスが違います。
「連」と「聯」の違い
「連」は「シンニュウ」と「車」の組み合わせ。車が「つらなって」走る、連続した姿を表します。
例えば「大日本帝国海軍連合艦隊」は、艦隊がつらなって走行しているというニュアンスです。
「聯」は「ミミヘン」に「糸」の組み合わせ。切り取られた敵の耳を糸でつなげた昔の戦利品を表し、密接な関係と相互に連携するさまを意味しています。
「大日本帝国海軍聯合艦隊」は、密接な関係の艦が、相互に連携しているというニュアンスです。
最後はこの漢字!「粔籹」
「粔籹」って何て読むか分かりますか?
「米」に「巨」、「米」に「女」という漢字の読み方を知っていますか?
(きょじょ)と読んだ方は何と正解です!
ですが、今回はもう一つの読み方を当ててみてください。
お菓子の名前です。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「粔籹」の読み方のヒントは?
米や粟を蒸して乾かしたあと、炒ったものを水あめと砂糖で固めたお菓子のことです。
ひらがなで3文字です。
”雷〇〇〇”
”栗〇〇〇”
”岩〇〇〇”
何と読むか分かりましたか?
「粔籹」の読み方、正解は……
正解は……
「おこし」
です!
おこしは平安時代に遣唐使が中国から日本に持ち込んだ「唐菓子」に原型があると言われています。
その後、日本人の口に合うように徐々に改良されていき、江戸時代には、庶民が手軽につくれるお菓子として全国に広まっていきました。
近年では、おしゃれでかわいいラッピングをしたおこしも販売され、結婚式の引き菓子にも選ばれています。
その上、味も豊富になり、アーモンドや紅茶を使ったものや、イチゴ味やチョコレート味も登場しました。
食べたことがない場合は、ぜひ一度お召し上がりください!
最後までお読みいただきありがとうございました!