今回は「礎」「衝立」「竈」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「礎」
「礎」の読み方をご存じでしょうか?
熟語としては「基礎(きそ)」「定礎(ていそ)」「礎石(そせき)」などいろいろありますが、全て音読みで「そ」と読むものばかりです。
しかし実は「そ」以外に訓読みの読み方があるんですよ。
さて、どんな読み方でしょう。
あなたにはわかりますか?
「礎」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 何かの基礎や土台となる大切な存在のこと
- 「彼は近代日本文学の礎となった人物だ」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「礎」の読み方!正解は!?
正解は「いしずえ」です!
「礎(いしずえ)」の本来の意味は、家などを建てるときに柱の下に置く土台の石のこと。
転じて、何かの基礎や土台となる大切なものや人を指して「礎」と呼ぶようになりました。
下は「礎」を使った例文です。
- 中学英語は英会話の礎になる
- 教育こそが国家の礎である
- 毎日のコツコツとした努力が大きな成功の礎となる
「礎」の類語としては、根幹、土台、基盤、根底、根本などがあります。
2問目はこの漢字!「衝立」
「衝立」の読み方をご存じでしょうか?
「衝」の字は「衝動(しょうどう)」や「衝撃(しょうげき)」などで「しょう」と読まれることが多いですね。
しかし「しょうりつ」ではありませんよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「衝立」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 部屋の間仕切りなどに使うものです
- 「衝立の向こう側で着替えをすませる」などと言います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「衝立」の読み方!正解は!?
正解は「ついたて」です!
「衝立(ついたて)」とは、日本家屋で部屋を仕切ったり、玄関などから中が見えないように目隠しとして使われる家具の一種です。
洋風の部屋だと、パーテーションに当たるものになります。
飲食店で、座席を分けるために使われることもよくありますね。
衝立の類語・関連語としては「屏風(びょうぶ)」「間仕切り」「隔て」「仕切り」などがありますが、それぞれ少しずつ意味が違うため注意しましょう。
最後はこの漢字!「竈」
「竈」の読み方をご存じでしょうか?
昔の言葉では「へっつい」とも読みますが、今回はそれ以外の読み方を正解とします。
さて、何と読むのか…
あなたにはわかりますか?
「竈」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- 「鬼滅の刃」の主人公の名前は?
- 「へっつい」を今の言葉でいうと…
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「竈」の読み方!正解は!?
正解は「かまど」です!
「竈(かまど)」とは、鍋や釜の下で火をたいて調理するための設備で、
ガスが一般家庭に入る前に使われていたものです。
アニメ「鬼滅の刃」の主人公の名前は「竈門炭治郎(かまどたんじろう)」にも「竈」の字が使われているため、すぐにわかった人も多いのでは?
また、昔はかまどのことを「へっつい」と呼んだので、「竈」は「へっつい」とも読めます。
「かまど」の漢字表記には他にも「竃」や「釜戸」がありますが、「竈」と書かれることが最も多いようです。