今回の難読漢字は「雀斑」「時化」「棊子麺」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「雀斑」
世の中には単語自体はよく使われるけれど、漢字表記は広く知られていないという言葉がたくさんあります。
今回ご紹介する「雀斑」もその一つ。
「すずめまだら」でも、「すずめはん」でもありません。
この漢字、あなたは読むことができますか?
「雀斑」の読み方のヒントは?
「雀斑」は「斑」という文字が示しているように、主に顔の表面にできる小さな斑点のことです。
もう分かってしまったでしょうか?
正解は…
正解は…
そばかす
でした!
そばを挽いた際に出るそば粉に似ていることから「そばかす」になったそうです。
また、そばかすがスズメのたまごについている斑点に似ているため、雀という字が当てられているそうです。
そば粉についてはなんとなく分かりますが、雀の卵を見たことがある人はそもそもどれくらいいるのでしょうか…。
ちなみに、音読みを使った「じゃくはん」という読み方もあるのでセットで覚えておくといざという時にスマートに読むことができるかもしれませんね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2問目はこの漢字!「時化」
漢字はどちらも簡単な「時」と「化」。
そのまま読めば「時が化ける」ですので、時間の経過を忘れてしまうほどの何かでしょうか。
それとも、タイムマシンのように時間の流れが変わるような事象でしょうか。
意外にも、読めそうで読めない漢字というのはたくさんありますが、「時化」もその一つ。
今回は、ただ読むだけでなく、正しい意味も一緒に覚えてしまいましょう!
「時化」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇」の2文字です。
ヒント② 海に関係するものです。
ヒント③ この状態になると漁はできません。
「時化」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「しけ」です!
「時化」とは、台風や強風、突風などの悪天候で波が高く、海が荒れている状態のことです。もちろん、漁師さんにとっては最悪の状況といってもいいでしょう。
気象学においては、波の高さが4mを超える場合に「時化」となるようです。
ちなみに、対義語は「風が止む」と書く「凪(なぎ)」です。
「凪」は、水面がほんとに静かで、それこそ「時が止まった」ような状態ですが、この「凪」の状態も漁には向かず、海は荒れていても静かでも、魚にとってはあまり良いものではないんですね!
最後はこの漢字!「棊子麺」
「棊子麺」
普段はあまり書かないこの漢字の並び…
あなたは読めるでしょうか?
「棊子麺」読み方のヒント!
「棊子麺」
ヒントは、漢字にもある通り「麺類」です!
地域によっては名物にもなっています。
さて、あなたは読めますか?
「もとこめん」ではありませんよ!
「棊子麺」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「きしめん」
です!
棊子麺は
「平たい形のうどん」のこと。
食べたことがある方も多いですよね。
うどんよりも薄く平たく伸ばすため、
材料はほぼ同じなのに、コシが弱く滑らかでつるっとした食感が特徴。
名古屋のきしめんは特に有名ですが、
群馬県にはきしめんよりもさらに幅の広い「ひもかわ」や
岡山県では修行僧が食べていたという「しのうどん」などがあります。
なぜこの漢字を使っているかというと、
「棊子」は「碁石」という意味なのだとか。
きしめんの語源や発祥には諸説ありますが、
当初、平たく切ったうどんを竹筒で碁石のように丸く打ち抜いて
食べたことから「棊子麺」という文字が当てられたそう。
今からは想像できない食べ方ですが、
その言葉が今にまで残っているのはちょっと不思議ですよね。
あなたはスムーズに「きしめん」と読めましたか?
読めなくても大丈夫!
これを機に覚えて、堂々と読みましょう!